2015/6/15
上野で住宅購入ってどう?~リノベ向けマンション探し街歩きレポート(2)~
こんにちは、ひかリノベ広報部です。
今回は、以前投稿した「吉祥寺特集」に引き続き、エリア考察をさせていただきます。
(吉祥寺特集はこちら)
本日の調査は上野です!
上野で中古マンションを探している方はもちろん、それ以外の地域で探している方も是非ご一読ください。
パンダ発祥の地『上野』
「パンダ発祥の地」は、言い過ぎました。「パンダブーム発祥の地」の方が正しいですね。
駅前にある上野動物園は”日本に初めてパンダがやってきた動物園”というのは有名です。
都心にありながら、動物園や緑、美術館など、人の感性を揺さぶるものが沢山集まっている上野。
上野は東京都台東区に位置し、交通の面では、山手線や、新幹線、他の県をつなぐ常磐線や高崎線、宇都宮線などなど、各線が通るターミナル駅となっており、常に人が行き交う町です。
書く言う私も、茨城県出身なので、東京に来る際は必ず通る土地がこの「上野」でした。
駅を出れば、恩賜上野公園やアメ横がありますし、すぐそこには浅草があり、下町感全開の風情溢れる町となっております。
不動産情報はどうなっているの?
早速、不動産の考察をしていきましょう。
現在、上野駅周辺の中古マンションの平均坪単価(3.3㎡あたりの値段)は205万円と、山手線の中では第15位/25駅中となっております。(東京カンテイ調べ。新橋、有楽町、東京、神田、以外の25駅です。)
ちなみに、第1位は原宿駅で298万円。第25位は御徒町駅で184万円という結果が出ております。
25駅の中では、比較的落ち着いていますね。隣の、御徒町が25位となっています。
境がどこかも、いまいち分からない上野と御徒町。この差は何でしょう。交通の便等でしょうか?
60㎡のマンションの価格
上記の坪単価だとわかりズラいので、若いファミリーが希望することが多いサイズの、60㎡のマンションで計算してみますと大体4000万円といったところでしょうか。しかし、上野駅から浅草の間では、60㎡でも4〜6000万円と、駅が近く、商店街となっているエリアは少し価格が高くなっておりました。(下の地図の赤丸部分)
先日、現地の不動産会社に聞いた話だと、『上野駅と浅草の間は人気エリアのため、高くてもいずれ買い手がつく、ということで、売り手も値段をふっかけてくる』ということでした。
4000万円以下を目指すなら、築古で現状引渡しの物件を根気強く探すしかないのでは…と教わりました。
予算に合わなくても諦めないで!
逆に、このエリアから10分程度歩いた場所だと、60㎡で4000万円を切る物件が現れます。(上の地図の青丸部分)築古なら、なんと1000万円台のお宝物件も見つけました。(築古ならリノベーションの出番ですね!)
また、根岸や浅草橋のエリアも価格が落ち着いているので、予算がどうしても合わないという方は、こちらのエリアもおすすめです。
それに、台東区にはめぐりんバスという地域のバスが走っています(渋谷のハチ公バスのように均一100円のバス)。名前の通り、台東区をめぐっているので、このバスが通っているエリアを選ぶ、なんてのも良い手ですね。
めぐりんバス↑
マンションの築年数
東京カンテイによると、現存する中古マンションの築年数平均が、15.6年と比較的新しいことから、近年マンションの開発が進んだということが感じ取れます。
とは言え、マンションは新しくても、下町の雰囲気はしっかり残っており、落ち着く街だなぁ、と先日歩いている時に感じました。
地域性を感じる街
また、先月仕事で上野辺りを車で通った時、神輿を担いだかなり大きめのお祭りをやっていました。
都心でも、大通りを封鎖し地域のお祭りが開かれ、地元の自治会が主体となって開催している、というのは田舎育ちの私としてはとてもステキな文化だと感じました。
パンダだけじゃない、下町と地域性の街『上野』
さて、ほんの少しですが上野特集はいかがでしたでしょうか。
私としては、山手線でも西側と東側の雰囲気の差に驚きますが、下町の雰囲気や地域コミュニティー、交通の便、トータルで見て、住みやすい街だと感じました。上野、浅草でマンションに住みたい、という方に少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに、一枚目のパンダの写真は『等身大のパンダぬいぐるみ』です。
上野動物園に行った際は、是非購入してみては?