2015/6/25

カーペットはホコリの飛散を防ぐ?!フローリングに負けないその魅力に迫る

カーペットはホコリの飛散を防ぐ?!フローリングに負けないその魅力に迫る

ひかリノベ広報部です。

皆さんのお住まいの床はフローリングですか?カーペットですか?
また、リノベーションするなら、どちらの床材を選びますか?

近年では圧倒的にフローリングの人気が高く、新築の分譲マンションでもカーペットの物件を見かけることはほとんどなく、カーペットはすっかり嫌われ者になってしまいました。

では、なぜカーペットが嫌われるのでしょうか?

 カーペットが嫌われる理由

1.ダニやホコリが溜まりやすい
・・・日常生活で発生するホコリや髪の毛などが目立たないので溜まりやすい

2.掃除がしづらい
・・・髪の毛などが奥にからまってなかなか掃除機で吸い取れない

3.ジュースやコーヒーなど液体をこぼすとシミになって残る
・・・完全にシミを取り除くには専門業者に依頼するなど費用がかかる

4.臭いが染み付いてなかなか取れない
・・・汗や脂分などが染み込み、除菌消臭剤でもなかなか除去できない

5.家具を置いた跡が残ってしまう
・・・部屋の家具を配置変えする場合、元々家具を置いていた場所に跡が残る

といったところがカーペットが嫌われる主な理由として挙げられます。
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対して、フローリングのメリットは下記の通りです。

1.衛生的で清潔感がある
・・・ホコリやゴミが入り込むことがないので衛生的

2.掃除がしやすい
・・・ゴミやホコリを掃除機で吸い取りやすく、雑巾掛けをすることもできる

3.ジュースやコーヒーなど液体をこぼしても拭き取れる
・・・表面加工がされているフローリングならシミにならない

4.ゴミやホコリが目立つ
・・・ゴミやホコリが目に付くので、こまめに掃除をしやすい

といったところがフローリングが好まれる主な理由として挙げられます。
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フローリングだって万能じゃありません

「フローリングは掃除しやすく、カーペットは不衛生」というのが、一般的で一番多い意見のようですが、必ずしもそれがすべてではありません。

カーペットにも防汚性能や撥水性能、防ダニ性能などの機能がある製品も多くありますし、吸引力を謳い文句にしている掃除機もあります。

また、フローリングだからといってダニがいないわけではなく、布団やカーテン、ソファ、畳などにも多く発生します。

清掃のしやすさやメンテナンス性という観点であれば、掃除がラクだからといっても掃除を怠けていたら意味がありませんし、やはり最終的には個人の性格や習慣によるところが大きいと思います。
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カーペットの方が空気中はキレイかも?

確かにカーペットはホコリやゴミが溜まりやすくダニが好む環境を作りますが、逆にホコリやダニの死骸などのアレルゲンであるハウスダストを固着して、室内の空気中に舞い上がるのを防いでくれるという見方ができます。

空中に舞い上がった0.001mmのハウスダストは、無風状態で1m落下するのに9時間もかかるそうです。

フローリングの場合、表面が平滑なのでハウスダストは床に留まらず、空中に舞い上がりやすい環境となり、むしろ不衛生だという考えもあります。

デザイン性、安全性、冷えにくさ・・・。まだあるカーペットのメリット

また、デザイン性という観点から見た場合、カーペットはフローリングとは比較にならないほどバリエーションがあり、高級感溢れるラグジュアリーな雰囲気を作り出せることもあって、高級マンションなどではフローリングではなくカーペットを採用している物件の方が多く見受けられます。
(※もちろん遮音性の問題によるところもありますが・・・)

さらに小さいお子様がいる家庭の場合、カーペットは、お子様が転倒した際の衝撃を吸収してくれます。

ペットを飼っている家庭では、表面が平滑なフローリングはペットにはとても滑りやすく、それが負担となって関節病になることもあります。

これからのシーズン、エアコンを入れるとフローリングの床はかなり冷たくなり、冬場も同様に冷たくなりますし、堅いフローリングは、ペットだけでなく人の身体にも負担がかかります。

機能や用途で選びましょう

どんなものにもメリットとデメリットが存在します。

残念ながら現在では、「フローリングのメリット」「カーペットのデメリット」だけがフォーカスされて、フローリングの一人勝ち状態になっています。

でも、当たり前ですが、フローリングにもデメリットがあり、カーペットにもメリットがあります。

一般的な意見を踏まえトータルで考えると、やはりフローリングの方に分がありそうですが、水廻り以外の床すべてをフローリングにするのも、どこか単調で味気ない気もします。

廊下やリビングなど、人が集まる場所はメンテナンス性を重視してフローリング、一方、寝室には落ち着いたラグジュアリーな雰囲気を求めてカーペット・・・と部屋ごとに床の素材を変えてみてはいかがでしょうか?

最近では、これまで主に事務所で使われていたタイルカーペット(50cm角程度のカーペット)が一般家庭でも使われるようになり、必要な場所に敷き詰めることができて、1枚単位で洗えることから需要が高まってきています。
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こうしたタイルカーペットやラグ、マットを効果的に用いることによって、機能性とデザイン性を兼ね備えることができます。

ただし、長期間ラグやマットを敷いていると、滑り防止のゴムがフローリングに付着したり、剥がした時にその部分だけ経年変色の度合いが違うため、フローリングにくっきりと色の違いによる跡が付いてしまうことがあります。

 

間取りだけではなく、使用する素材にもこだわれるのがリノベーションのいいところです。

簡単に床はフローリングと決め付けずに、是非じっくり検討してみてください。

淡いパステルカラーや柄物の床なんて、フローリングには真似できません。

カーペットだって負けてませんよ?

豆知識:カーペット?絨毯?ラグ? 呼び名の違い

最後にちょっと、カーペットについての豆知識をお伝えします。

カーペット、絨毯(じゅうたん)、ラグ、マット・・・様々な呼び名がありますが、その違いってお分かりですか?
カーペットと絨毯・・・ 実は、明確な違いはありません。

ただ、比較的高価なものを絨毯、安価なものをカーペットと呼ぶのが一般的なようですが、これには特に根拠はありません。

ラグやマットは、サイズの違いによるものです。
サイズが1畳未満のものをマット、1~3畳未満のものをラグと呼び、これらは部分的に敷くものです。

また、イギリスでは、部屋全体に敷き詰めるものをカーペット、敷き詰めないものをラグと呼び、アメリカでは、手織りのものをラグ、機械織りのものをカーペットと呼ぶそうです。

皆さんはご存知でしたか?

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ひかリノベ広報部