2019/3/1
重さのある絵や鏡の壁掛けは「間柱に固定」がコツ!
こんにちは。ひかリノベ湘南ショールームの春永です。
少しづつですが暖かくなってきましたね。
先日、湘南ショールームから程よく近くにあるららぽーと湘南平塚で一目ぼれしてしまった鏡を衝動買いしてしまいました。
設置方法をどうしようか……一瞬、頭をよぎりましたが、購入せずにはいられず……!
一目ぼれしてお買物をしてたものの、取付はどうしよう? という経験はありませんか?
壁に棚を取り付けたい。リビングに大きい絵や写真を飾りたい。
でも棚や重さのある額装を飾るためには、きちんとそれを支えられる壁の構造になっているかどうか、まず知る必要があります。
壁の中がどうなっているのかわからないから……とあきらめてしまうのは非常にもったいないことです。
住宅の壁の構造を知って、空間に自分らしさをプラスしてみませんか?
出典:https://shop.island-style.jp
自宅の壁構造を知ろう
一般的に戸建は木造、マンションは鉄筋コンクリート造であることが多いです。
木造の場合
間柱という柱を等間隔に立てた上に石膏ボードを取り付け、ボードの表面に塗装や壁紙を貼って仕上げている場合が多いです(例外もありますが……)
このような石膏ボードの壁に棚などを取り付けたい場合は、まず間柱の場所を探しましょう。
棚の重さを支えるためには、丈夫な柱にネジを締めて固定します。
間柱のない箇所にビスを打つのは×です!
間柱のない場所にビスを打つと、固めた石膏がポロポロと崩れるため、打ったビスがきちんと固定されず、重さを支えることができません。
間柱のない空洞の場所に絵や写真を飾りたいときは、市販の石膏ボード用アンカーがありますが、あくまで荷重がかからないものを設置する場合に限られます。
設置が不完全な場合、落下などの危険性がありますので十分な注意が必要です。
鉄筋コンクリートのマンションの場合
間仕切り用に立てた壁の構造は戸建てと同じですから、間柱にネジを打つか、アンカーを使って固定します。
ただしマンションの場合とくに注意が必要なのは、建物を支えるためのコンクリートの壁(構造壁)の存在です。
間仕切り用の壁は専有部分なのでネジを打つのも自由ですが、構造壁は共用部分ですから、マンションによっては(賃貸と同様に)穴あけができない場合があります。
まずは管理規約をご確認ください。
間柱・下地の探し方
1.壁を叩いてみる。
ノックするように壁を叩き、重い音なら柱やコンクリート。
「コンコン」と軽い音なら石膏ボードなどが貼ってあり、中が空洞であると分かります。
2.下地センサーを使う。
市販の下地センサーを使えば、壁の裏のどこに間柱があるかを調べることができます。
下地センサーは、柱がある箇所に来ると音と光でセンサーが反応してくれるというもの。
反応した箇所の後ろには柱があるので、そこなら直接ネジで何かを取り付けても大丈夫ということになります。
センサーが反応しなかった場所は空洞なので、直接ネジを締めて何かを取り付けても石膏ボードが重さに耐えきれず崩れてしまいます。
荷重があるものはベニヤで下地補強を
今回私が購入した鏡の長さは170cm。重さは30kg程度。
お家の壁は石膏ボード。間柱の上にビスを打つことは位置的に不可能でした。
しかし荷重があるので、石膏ボード用アンカーでは落下の危険もあります。
ではどのように取り付けることができたのかというと、石膏ボードと鏡の間にベニヤ板を入れてビス止めし、下地を補強しました。
これなら石膏ボードに荷重が直接かからないので、重い鏡もしっかりと支えることができます。
リノベーション後も私のように鏡を壁に掛けたいとか、棚を設置してインテリア小物を飾りたい、薄型テレビを壁付けしたいなどなど、暮らしの中でインテリアのアイデアがどんどん生まれてくることがあると思います。こだわってつくりあげた家に住んでいるからこそ。。。
そんなとき、壁の素材や構造を知っておくと、飾ってみたら壁が崩れた! というような心配がありません。
時間の経過とともに好きなものに囲まれる豊かな暮らしを、ひかリノベで始めてみませんか?
住宅購入やリノベーションのご相談は、ぜひひかリノベまで! お待ちしております。