2019/1/5
【松戸市エリアO様邸リノベーションレポート②】上品デザインは「引き算」もポイント
あけましておめでとうございます。ひかリノベスタッフブログ、2019年最初の投稿は設計担当・藤井がお送りします。
本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
モダン・ナチュラル・男前etc…さまざまなお部屋のスタイルがありますが、
そのうちの一つ・西海岸スタイルは、西海岸特有の明るい日差しや、真っ青な海の雰囲気を内装やインテリアに落とし込んだスタイルで、大変人気があります。
今回ご紹介するのはそんな西海岸風が大好きなご家族のこだわりが詰まった、O様邸のデザインです。
笑顔がやさしい旦那さまと、オシャレな奥様、そしてとっても可愛い長男K君の3人家族。
そんなO様ご一家のご要望は……
- 広いLDKで、キッチンは対面型にしたい!
- WICやSICなどの収納面を充実させたい!
- 大好きなブルーをアクセントにした、さわやかな海っぽいデザインにしたい!
Point1.解放感満点のLDK
既存のキッチンはリビングの奥まった位置にあり、日差しがあまり入らないため暗く、閉塞感がありました。
リビングの隣には西海岸風とはイメージがほど遠い和室が……。
そこで和室を壊し、キッチンの壁を取り壊し、明るく広いLDKへと変身しました。
before
after
天井はコンクリート表し仕上げにすることで、可能な限りの天高を確保。白く塗装することで、見た目にも開放感をプラスします。
ウィンドウトリートメントはカーテンではなく、ウッドブラインドに。日差しをたっぷりと取り込み、お部屋を明るく照らしてくれるため、より広く感じさせてくれます。
リビング入ってすぐにあるルーバーは、リビングから直接つながっている洗面室の目隠しに。
さらに将来お子様が増えたとき、現在の寝室を子供部屋(2)として使いたいとご計画でしたので、その場合はリビングの一角をご夫婦の寝室スペースに出来るよう、間仕切りの役目にもなっています。
Point2.西海岸のムードを演出するアイテム
LDKのカラーコーディネートは、ホワイト×ブルーでまとめました。
ベースカラーは白、アクセントとして海を連想するコバルトブルーのクロスを、キッチン背面の壁面いっぱいに貼りました。
このアクセントクロスは貼る箇所で非常に悩みまして、いくつかのパターンでパースを作り、比較検討して決めたものです。
当初はダイニング側に……という選択もあり得たのですが、インパクトの強い色ですので、キッチン収納の背景となるこの壁の方がバランスが良い、ということでここに落ち着きました。
これから長いときを過ごす家、またお子さまもどんどん成長されていくことを考えると、「やりすぎない」バランス感も必要になってきます。
床材は程よいビンテージ感のあるヘリンボーン柄。
ホワイトを基調とした空間は、ともすればホテルライクになりがちですが、キレイすぎない・ほどよいヴィンテージ感を取り込むことで、西海岸風のムードを演出できます。
Point3.ベビーカーのまま入れるSIC
子育て中のお客さまからよく聞かれるリクエストが、玄関にベビーカー収納が欲しいということ。
お出かけのたびにベビーカーを畳んだり、広げたりするのは煩わしいもの……。
O様邸では寝室の一角を削って玄関土間を広げ、ベビーカーのまま中に入れる広さのSICとしました。
K君が大きくなってベビーカーを卒業したあとは、BBQセットやアウトドアセットの収納に活用したいとのこと。
(活発なK君ですから、親子でアウトドアも楽しそうですね)
洋服類は室内のWICに。
家族みんなの洋服をまとめて収納できるよう、もと和室の一角を利用して、大容量のWICとしました。
O様は「こうしたい!」という理想のイメージが豊富で、「キッチン収納はこんな風に」「床はこんな風に」と部位ごとにイメージ写真をお見せいただきながら、二人三脚でプランを決めていきました。
心地よく過ごせる家を完成させるには、各部屋の統一感・バランスをどのように取っていくかがカギ。西海岸テイストをベースとしつつ、スッキリと上品な仕上がりとなりました。