2015/6/9

色彩の特徴を理解して、インテリアのコーディネートをスムーズに進めよう!

色彩の特徴を理解して、インテリアのコーディネートをスムーズに進めよう!

こんにちは! ひかリノベ広報部です。

 

季節も梅雨に入り、雨が多くなってきましたね。

この時期はお家で過ごす時間も自然と多くなります。

雨でなくても、一生のうち長い時間を過ごす家の中ですから、インテリアにもこだわりたいものです。

しかし、いざインテリアをコーディネートする際、「どこから手を付けて良いか分からない!!!」なんてことはありませんか?

そこで、今回からインテリアをうまくまとめる為のポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。

 

 インテリアコーディネートで大切な色彩計画

まず、インテリアコーディネートする際に重要になってくることの1つに色彩計画があります。
色彩計画と言っても、これは単に配色だけに留まらず、床・壁・天井の素材や、家具、カーテン、雑貨、観葉植物までに及ぶものです。素材や質感、柄なども含めて、これらを組み合わせて調和や効果などの全体のバランスを考慮しながらコーディネートすることを色彩計画=カラースキームと言います。

今回はまずこのカラースキームを決めて行く上で理解しておきたいカラーについてお話させて頂きます。

 

色は大きく2つに分類されます

白・黒・グレーかどからなる色味を持たない無彩色グループとそれ以外の赤・青・黄などの有彩色からなります。また有彩色は「色相」「明度」「彩度」の三属性によって識別されます。

 

色のイメージ

カラーシステムはいくつかありますが色味の違いで大きく12色に区分けされます。そしてその色毎に連想されるイメージがあります。

munsell-color-system-mini                kind-of-the-tone

引用元:http://iro-color.com/colorchart/

また色相だけでなく色調によっても連想されるイメージが違います。

図1  図4

このように色彩は色や色調によって、活動的や落ち着き、かわいいや男性的など、インテリアにおける色彩の影響は、長い時間を過ごす住まいでは知らず知らずのうちに受けているということになります。

 

また、こういったイメージの他にも色には特性があります。

例えば、赤やオレンジといった「暖色」と呼ばれる色を例に考えてみましょう。

鮮やかな高彩度の暖色の場合、華やかで楽しい気分になるという特徴があります。
ただし、床・壁・天井などの大きな面積に使うと、スペースを狭く感じることになります。また、興奮やイライラにも繋がるとも言われれています。そのため、アクセントとして使うのが効果的です。

同じ暖色でも低彩度の場合は、温かみを感じられる印象となります。そのため、床・壁・天井などの大きな面に使っても調和しやすくなります。

図1   図2

 

実際、このように並べてみると分かりやすいかと思います。

パッと見ると、左側のほうが華やかで、目につきますよね。
でも、この色に4方を取り囲まれていたとしたら・・・。ちょっと落ち着かない気分になりそうですね。

それに、全く同じ形なのに、左側より右側のほうが広く感じられませんか?

また、青や紫といった「寒色」呼ばれる色は、高彩度の場合、冷たく感じさせるので季節によっては他のカラーとの配慮が必要になってきます。そして低彩度の場合、寂しい印象を与えることがあります。

このように配色計画にはそれぞれのカラーの特性やイメージを理解した上で使うことが大切です。

 

色を組み合わせるにあたって

次に色の組み合わせも配色計画には非常に重要となってきます。

家の中で使われる色は必ず数色の組み合わせで成り立っています。

この組み合わせによってインテリアが美しくなったり、逆に不快に感じたりすることもあるので、十分に注意が必要です。

そこで大切になってくることの1つに「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」という概念があります。

ベースカラーは基調色と言い、床・壁・天井などの大きな面積を占める色です。
また、このベースカラーの次に大きな面積を占めるのがアソートカラーでソファやファブリックなどの色がこれに当たります。
そして、アクセントカラーは強調色と言い、ポイントとして使う色です。面積的には全体の1割以下に抑えると良いです。

基本的に薄い・淡いといった色はベースカラーとして大きな面積に使用し、強い・濃い色はアクセントカラーとして小さな面積の小物やファブリックに使用するとうまくまとまります。

ということで今回はインテリア計画で重要なカラーについてお話させて頂きました。

カラーは私たちの心理的にも大きく影響を与える要素なので、まず、そんな印象の部屋にしたいのかを計画し、あらかじめイメージ写真なども参考にしながらしっかり検討することが重要です。

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ひかリノベ広報部