2018/9/5
【板橋区・練馬区エリアA様邸リノベーションレポート②】ちょっとの工夫でお家が変わる!
こんにちは。設計の多田です。
今回はA様邸の『部分リノベーション』についてご紹介します。
A様が購入された物件は築年数が新しい分、間取りは現代的で使い勝手も良く、設備も新しく、さらに収納がたくさん確保されている、という非常に恵まれた物件でした。
とはいえ内装デザインは最大公約数的で、個性をもとめるA様には物足りないもの……。
何よりキッチンは壁付けではなく、リビングに向けた対面型にしたいというご要望がありました。
A様からのリクエスト
- クロスの張替
- 畳の表替え
- ユニットバスの交換
- 給湯器の交換
- 洗面室の床張替え
- キッチンのレイアウト変更
- キッチン周りの床張り替え
本日はこの中から、キッチンにフォーカスしてご紹介させていただきます。
≪before≫施工前の壁付け型キッチン
広々としたスペースで、作業しやすそうなキッチン。
しかし壁の方を向いているので、リビングダイニング側から分断されてしまっています。
A様は将来お子さまが生まれたとき、キッチンからリビングにいるお子さまの様子が見られるように、対面キッチンを希望されていました。
そこで、まずは現地調査で既存の給排水配管をチェック。
水まわりは給水・排水がスムーズに流れるよう、配管には適度が傾きが必要です。
レイアウトを変更したために傾斜が充分確保できないとなると、配管トラブルの原因になります。
給排水に問題が生じないよう、レイアウトを考えて……。
≪after≫施工後の対面型キッチン
ちょうど壁に背を向け、リビングに顔を向けたレイアウトに変更!
システムキッチンも新しいものに交換しています。光沢のあるブルーの扉がさわやか!
同時に周辺の床材も交換。石目長のフロアタイルを選びました。
床や建具は既存のもの残す場合、新しく変えた部分とどう調和をとるかが課題となります。
「なるべく似た色柄で」と考えがちですが、あえてまったく違うデザインを組み合わせた方が、不思議と馴染む場合が多いです。
新品と既存のものでは、どうしても色や質感に変化が出ます。似たもの同士だと、その変化がかえって目立ちやすい。
でも違うデザインをミックスすることで「個性的、オシャレ」という印象になります。
お洋服のコーディネートといっしょですね!
いかがでしたでしょうか。
築浅物件は「水まわりだけ新しくすれば」という方が多いのですが、せっかく新しくするのなら、デザインにもちょっぴり一工夫を。
既存と同じではなく、デザインや素材を変えてみると、お家全体がまったく違う印象になりますよ!
どんな組み合わせが良いか、ご相談はぜひお気軽にお寄せ下さい。