2018/8/31
【千葉エリアS様邸リノベーションレポート①】既存のお部屋をハダカにすると……
こんにちは、ひかリノベ施工担当の錦織です。
今回はの千葉県野田市・柏市・守谷市エリアS様邸の施工事例から、「スケルトン状態」に解体したマンションのすがたをご紹介します。
こちらの物件は100㎡を超える広さ! この床を、玄関土間を除いてすべてバリアフリーに、というオーダーです。
それではさっそく、既存のお部屋を解体して「コンクリートの箱」になったマンションを写真でご覧いただきましょう。
水まわりの床は配管が……
この写真は解体工事が終わり、剥がした壁紙クロスや壁・床の木材などの搬出(産廃搬出)が終わったところです。
一般的に解体工事は産廃搬出を含め、1週間から10日程かかります (平米数・立地によっても必要な日数は変わってきますが)
写真の中央くらいをご覧ください。
水回りの床が、すべてスラブが落ちているのがお分かりいただけますか?
これは床に給水・排水の配管があるためです。
水がスムーズに流れるためには、配管に傾斜をつける必要があります。
S様邸は、水まわりを大きく動かすプランではないので、このまま凹んだ部分の上に床下地を組み、ちょうど掃き出し窓のサッシの下くらいの高さに合わせていきます。
天井のコンクリートの状態は?
つづいて、こちらの写真は天井のクロスや下地を剥がしたところです。
このように、もともと天井を組んで仕上げてある場合、解体してみないと中のスラブがどんな状態かが分かりません(!)
とくにS様邸は、当初は天井を「スラブ現し仕上げ」にする予定でした。コンクリートスラブをそのままデザインとして見せる現し仕上げは、スラブの状態が綺麗か、綺麗ではないのかによって「現しにできるか、できないか」が決まります。
もともとコンクリート打ちっぱなしではなく、天井を作ってある場合、コンクリートを見せることを想定して打設 をしていないので、解体後どんな感じのコンクリートが出てくるのかドキドキです。。。
さて、写真の左上をご覧ください。表面が白っぽく、盛り上がっているのが見えますか?
これはダクトや配管を通していた穴をふさいだあとと思われます。
凸凹していたり、表面が汚れていたりすると、デザインとして見せるにはちょっと抵抗がありますね……。
最終的にS様にもご覧いただいたうえ、やはりクロス仕上げでいこうと決まりました。
「配管類がむき出しになるのも、やっぱりちょっと気になる」とのこと。
このように、リノベーションでは現場でプランが決まっていくこともままあります。
着工後も心配なこと、気になることがあれば、何でもお気軽にご相談くださいね!(*^-^*)