2018/4/17
【港区・品川区エリアY様邸リノベーションレポート②】ローテーブルをダイニングテーブルにリペア製作
皆さんこんにちは。設計の高橋です。
本日は、想い出の家具のリペア製作の設計・施工の模様をご紹介いたします。
コルビジェの「LC10」
Y様が愛用していたコルビジェの「LC10」というローテーブル。
でも、最近は部屋の隅に追いやられ、廃棄するかどうか迷っていたところでした。
コルビジェ家具を廃棄するなんてもったいない! ダイニングテーブルに変身させて、まだまだ活躍してもらいましょう!
▲ちょっとした荷物置きにされているコルビジェのローテーブル
家具メーカーとのコラボ設計
家具にはデザイン性はもちろんですが、耐久性や安全性が求められます。
それらを熟知している家具メーカーとコラボして、テーブルのリペア製作がスタートしました。
特徴的な厚みあるガラス天板はそのまま使用し、脚部分を造作する計画となりました。
こだわったのはオリジナルデザインとコルビジェ感
デザインテーマは「コルビジェ感を失わず、且つオリジナル感を出すこと」。
脚の素材は、LC10と同じくスチール製に。幅と奥行を異なったサイズにすることで、形状に立体感をプラスします。
スチール表面は手垢のつきにくいヘアライン仕上げ。
▲スチール製ヘアライン仕上げの脚
▲骨組みだけの状態
さらにこだわったのは、LC10の一番の特徴でもある厚さ1.5cmもあるガラス天板。
このガラス天板の存在感を失わないよう、短手側のみ落とし込み型とし、長手側はガラスの小口を見せる形状としました。
▲短手側は落とし込み、長手側は小口を見せて
▲ガラスの厚さは1.5cm
ローテーブルがダイニングテーブルに変身
こうしてコルビジェのローテーブルがオリジナルダイニングテーブルに生まれ変わりました!
コルビジェ感を失わず、且つオリジナル感をプラスしたデザイン。
家具メーカーとの共同設計で、耐久性や安全性も充分満たしています。
買い換えることは簡単ですが、思い入れのある家具はずっと使い続けたいですよね。
Y様が長年愛用して来た想い出のテーブルが、形を変えてこの先何十年も使われていく……。そう思うと感慨深いですね。
今回は『家具のリペア製作』の施工事例を紹介いたしました。
皆さまも「想い出の家具を新居に合った形で活用したい!」と思われたなら、どうぞお気軽にご相談ください。
より良い形で活かす方法をいっしょに考えていきましょう!