2018/4/4
【港区・品川区エリアY様邸リノベーションレポート①】オーダー間仕切り戸で理想の空間作り
こんにちは!五反田ショールームの木村です。
今回は、五反田支店にて設計を担当したY様邸のリノベーション事例より、『オーダー間仕切り戸』をご紹介します。
ワンフロアの空間で一面温かく
都内のタワーマンションにお住まいのY様。
真冬でも大変日当たりの良いお住まいなので、リビングと隣接する洋室との温度差を気にされていらっしゃいました。
その問題を解消するため数年前、壁面だった部分に室内窓を設けるリフォームをされたそうです。
しかし解決には至らなかったとのことで、今回のリフォームでは「洋室の壁を一面撤去し、広々としたリビングダイニングにしたい!」というご要望をいただきました。
収納できる間仕切り戸
ここでY様からもう一つご要望、「撤去した開口部分に間仕切り戸が欲しい」とのこと。
その扉もただの間仕切り戸ではなく、「扉を一枚ずつ移動できて、控え壁にスッキリ収納できるカッコイイデザインが良い!」というリクエストをいただきました。
現地調査の段階で開口部の高さが2m40㎝、幅は3m弱ありました。
戸の大きさ、控え壁に収まること、一枚ずつ移動できること……全ての要望を満たしてくれるメーカー探しを始めたのですが、強度や重量、建付けの問題があり、製作が可能かどうか問合せの段階で、何社もお断りされてしまいました。
しかし根気強く探した結果、とある展示会に足を運んだ際、二つ返事で全ての要望を叶えて下さるメーカーをついに見つける事ができました!
間仕切り戸の収まりについて
建具のレールはメーカーと打合せを重ねた結果、写真のような形状でレールを作製することになりました。
こうすることで1枚ずつ扉を移動し、スライドさせると控え壁に収納可能です。
レール自体もなるべく主張しないよう、天井に埋め込めるように職人さんに下地を作っていただきました。
レールの図面を基に、1mmも誤差なく仕上がりました。職人さんに感謝です。
いよいよ建具の取付工事
枠やパネルの素材や色、桟の幅までサンプルをご覧頂きながら何回も打合せを重ね、細部に拘った建具が形になりました。
ここでも天井に枠を埋め込む作業があり、1mm単位の調整でしたが、職人さんに尽力いただき無事、建具の取付工事が完了!
控え壁に5枚の扉がスッキリと収まりました。
パネルの素材は板ガラスよりも軽く、傷に強いポリカーボネート製なので、扉1枚分の重量は女性でも楽々と移動できるほど。
壁を撤去した事により、お部屋の温度差も解消されてY様にもご満足いただく事ができました。
いかがでしたでしょうか?
今回は『オーダー間仕切り戸』の施工事例を紹介させて頂きました。
このように、こだわりのある空間作り・建具造作のご相談も、ぜひ私たちひかリノベにお任せください!