都心に近いながら自然もあり、地域性を感じられる街

板橋区は都心から近い場所にありながら自然が豊かで、都会にはない地元の地域性が感じられる街。ときわ台などの高級住宅街も有名です。
板橋区には全部で5本の路線が乗り入れていて、都心や他の区への通勤や通学、買い物に便利です。
また都立浮間公園、赤塚公園な荒川沿いの緑地など自然を身近に感じられる場所もあります。
また板橋区は区民農園や農産物の収穫体験などを通して子供たちに農業を身近に感じられる取り組みを実施しています。

板橋区の住みやすさとは？

地理

板橋区は東京23区の北西部にあり、面積は32.22㎢です。23区中9番目の広さで、北は荒川を挟んで埼玉県戸田市、南は練馬区、豊島区、東は北区、西は埼玉県和光市に接しています。
地形は北部が低地で南部は高台で、北西から南東にかけて長い形をしています。

参考：板橋区の位置・面積・地形・地質

人口

板橋区の人口は令和4年2月1日現在で566,654人、世帯数は316,210世帯です。

板橋区の人口は平成22年以緩やかに増加しています。国立社会保障・人口問題研究所が平成30年に公表した人口の推移データによると、板橋区の人口は2040年にピークを迎えると見込まれています。

参考：世帯数・人口数・板橋区人口ビジョン

治安

令和2年度板橋区内の犯罪発生件数は、3,044件でした。
5年前の平成27年は5,757件で、年々発生件数は減少傾向です。とくに減っていたのは空き巣などの侵入窃盗や自転車泥棒と言った非侵入窃盗で、平成27年から比較すると1997件減少しています。

板橋区では防犯に関する取り組みとして、「板橋区セーフティー・ネットワーク事業」を実施。区内の事業者が営業活動をする際に車に「パトロール中」のステッカーを貼ったり、防犯啓発チラシの配布などを行っています。
他にも商店街や自治会を対象に、該当防犯カメラの設置にかかる費用の一部を補助するなどの取り組みを行っています。

参考：区内犯罪発生件数・防犯に関する取り組み

交通

板橋区内には下記の5本の鉄道路線が走っています。

・JR埼京線
・東京メトロ（有楽町線・副都心線）
・都営地下鉄三田線
・東武東上線

JR板橋駅から渋谷駅までは埼京線で約16分で到着します。
また東京メトロ副都心線を使うと、地下鉄赤塚駅から乗り換え1回で東京駅まで約40分で到着します。

板橋区の中では成増駅付近が特にアクセス良好で、東武東上線の成増駅があるほか、東京メトロの2路線が通る地下鉄成増駅が近距離にあるので乗り換えも楽です。東京メトロ有楽町線で銀座や有楽町などの都心へのアクセスがしやすく、副都心線を使えば乗り換えなしで横浜にも行けます。

雰囲気

板橋区は都心と比較してマンション価格や物価も安いので、都心のベッドタウンとして栄えてきました。荒川・新河岸川・石神井川・白子川の4本が区内を通り、河川の周囲には自然も多く残っています。住宅地や商店街は下町の雰囲気があり、地元に密着した暮らしが可能です。
近年はJR板橋駅周辺で再開発が進み、大規模な複合施設が建設されるなど、ますますベッドタウンとしての役割が大きくなっています。

子育て

全国160自治体を対象にした「共働き子育てしやすい街ランキング2021」で、板橋区は東京23区の中でトップ、東京都内でも第3位の結果となっています。
板橋区は独自に以下のような子育て支援を実施しています

「いたばし子育てナビアプリ」をダウンロードすると、子育て支援やお出かけ情報、予防接種の予定などが分かります。
また育児のことを相談できる「子どもなんでも相談」や区内商業施設で行われる「子育て出張相談」などを通して、孤独になりがちな子育て中の女性の相談に応じています。

参考：「共働き子育てしやすい街ランキング」板橋区が東京23区で首位、都内で3位に・お役立ち情報

買い物情報

東武練馬駅から徒歩約3分のところには、イオン板橋ショッピングセンターがあり、無印良品など様々なお店が入っています。
またJR板橋駅西口のすぐ近くマルエツ板橋駅前店があり、通勤や通学帰りに立ち寄れます。他にも首都高速5号池袋線沿いにはオーケー板橋大原店やイオンスタイル板橋前野町、ビバホーム板橋前野店などがあるので、時間のある週末に車での買い物にも便利です。

板橋区のリフォーム・リノベーション補助金

板橋区では、雨水の有効利用や周辺への流出の抑制効果を目的とした雨水タンクの設置費用の補助を行っています。補助金額は雨水タンクと架台購入合計額の1/2まです。対象は板橋区内に居住している個人や事務所となります。
また雨水浸透ますの設置費用の助成も併せて行っています。詳しくは板橋区のホームページをご参照ください。

参考：届出・助成・手続き

板橋区の人気エリア

板橋駅

・交通の便が良くJR埼京線で池袋駅まで約4分、新宿駅には約9分、渋谷駅には約15分で到着
・板橋駅西口にはスーパー・マルエツの他に、「グリーンロード」や「板橋駅前本通り商店街」などがある。
・東口側には商業施設が入った駅ビルがある

蓮根駅

・都営三田線蓮根駅から徒歩すぐのところにはダイエー西台店や業務スーパー蓮根店などのスーパーが充実
・駅前には商店街「蓮根駅前通り商栄会」や「ハミングロード」などがあり、毎日の買い物に便利
・蓮根駅から都営三田線で大手町駅には約28分で乗り換えなしで到着

本蓮沼駅

・都営三田線・本蓮沼駅から大手町駅には約22分、東京駅までも徒歩1分で到着
・本蓮沼駅から徒歩5分以内のところに肉のハナマサ板橋志村店やダイソー本蓮沼駅前店などがあるので買い物しやすい
・幹線道路から一本入ると静かな住宅街が広がる
・駅を出てすぐに国道17号線が通っているので、車での移動もしやすい

志村坂上駅

・駅から徒歩10分以内のところに、ホームセンターなどのお店が入るセブンタウン小豆沢店がある
・駅の東側には板橋中央総合病院や板橋区立小豆沢公園がある
・大通りから一本道を入ったところにある「志村銀座商店街」が買い物に便利

大山駅

・東武東上線・大山駅から池袋駅までは約5分、新宿駅までは約15分で到着
・駅から徒歩5分以内のところにスーパーみらべる大山店がある
・駅の北側にはアーケードつき商店街「ハッピーロード大山商店街」が、東側には「遊座大山商店街」がある

板橋区の特色

板橋区には次のような特色があります。

宿場町として栄えた街、近藤勇最期のまち

素材番号 : 75234574

板橋区は江戸時代、中山道や川越街道の宿場町として栄えました。区の北部は野菜の栽培が盛んな農村部として発展しました。
幕末には新選組局長として活躍した新選組組長・近藤勇が、板橋処刑場で最期のときを迎えます。隣の北区には土方歳三などと一緒に入っているお墓があります。
明治になると軍施設が整備され、東上鉄道（現在の東武東上線）や市電（都電）の各駅が開業します。これにより街が一気に近代化され、市街地も広がりました。

板橋区の名前の由来は、旧中山道を整備する際に石神井川に掛けられた板の橋だと言われています。

参考：板橋区の特徴・近藤勇の墓・板橋

地元密着の店が充実している下町感

板橋区内にある商店街の数は東京23区の中では8番目に多く、その数約100カ所ほどの数になります。商店街には古くから個人商店や地元密着の店が多く、下町感を感じられる理由の一つにもなっています。

露店風の店構えにした米穀店や、魅力あるショーケース作りをする精肉店など、見ているだけでも楽しくなるお店がたくさん。

板橋区では商店街活性化のための補助金制度があり、イベントや設備の整備に補助金を支給しています。
また商店街連合会独自でも「板橋にぎわい店舗大賞」などのイベントを実施し、個々のお店の活性化や集客アップに尽力しています。

「いたばしプロレスリング」が商店街の盛り上げ役

板橋は商店街が大きな魅力の一つですが、プロレスが商店街の盛り上げ役になっているところがあります。「ハッピーロード大山商店街」や「上板橋北口商店街」「中板橋商店街」には商店街お抱えのプロレスラーがいて、そのレスラー同士を対戦させるイベントが開催されています。
プロレスと出会う前はそれぞれの商店街がライバル関係で、かかわりを持つことはほとんどありませんでした。しかし商店街の垣根を越えた「いたばしプロレスリング」が設立されたことで、商店街同士の交流が活発になり商店街の集客アップにもつながっています。

「いたばしプロレスリング」に所属しているのは50歳を超えた古株レスラーがほとんど。歳を取って引退するしかなかったレスラーの、新たな活躍の場にもなっています。

参考：ヒーローも悪役も、商店街の中にいる「いたばしプロレスリング」

大学病院があり介護制度が充実

板橋区には、日本大学医学部付属板橋病院や帝京大学医学部付属病院といった大学病院があります。
また区独自の介護制度が充実しているということで、日本経済新聞社産業地域研究所が全国813市区を対象にした「第2回介護・高齢化対応度調査」の総合評価ランキングで全国1位を獲得しました。

板橋区で行っている「おとしよりの保健福祉」という医療介護情報の冊子作製や、在宅医療への取り組みが評価されてのランキングです。こうしたことから、板橋区は歳を取って介護が必要になっても暮らしやすい街ということが分かります。

参考：第2回「介護・高齢化対応度調査」で板橋区が全国「総合首位」に・

板橋区周辺のおすすめスポット

板橋区に住んでいる人も住んだことのない人も、一度は訪れたくなるスポットがあります。

東京都立赤塚公園

東京都立赤塚公園は、高島平団地と首都高速5号線に沿うようにある公園です。園内には自然林や遊歩道があり散歩するのにおすすめ。
また芝生広場や運動施設などもあるので、緑の中で思いっきり体を動かせます。

住所：東京都板橋区高島平3-1

参考：赤塚公園

東京大仏（阿弥陀如来像）

板橋区赤塚にある乗蓮寺には、「東京大仏」として親しまれている阿弥陀如来像があります。
天災や戦争が二度と起こらないようにとの願いを込めて、昭和52年に開眼。奈良の大仏や鎌倉の大仏に次ぐ日本で3番目に大きな大仏様です。

住所：東京都板橋区赤塚5丁目28-3

参考：東京大仏

東京都立浮間公園

東京都立浮間公園には、公園のシンボルにもなっている池「浮間が池」があります。池の面積は公園全体の約40％を占めるほど大きく、鯉やヘラブナが釣れる釣りスポットにもなっています。
池のそばには風車が建ち、水面には水生植物が生えているなど、水辺の自然を感じられる場所です。

住所：東京都板橋区舟渡2-15-1

参考：浮間公園

板橋区立熱帯環境植物館

日本に居ながら熱帯の動植物が間近に見られるのが、板橋区立熱帯環境植物館です。園内は生育環境ごとにゾーン分けされていて、主に東南アジアの植物や動物が展示されています。
熱帯の動植物に関するイベントも随時行われているので、小さな子ども連れでも楽しめます。

住所：東京都板橋区⾼島平8-29-2

参考：板橋区立熱帯環境植物館

ハッピーロード大山商店街

ハッピーロード大山商店街は、板橋区大山町にある区唯一のアーケード商店街として、テレビなどのメディアにも良く取り上げられます。
食べ歩きしたくなる惣菜店や昔ながらのお菓子屋さんなど、気になるお店がたくさん。商店街公認アイドルがいたり、イベントや催し物が頻繁に開催されるなど、活気のある商店街です。

住所：東京都板橋区大山町49-1（ハロープラザ）

参考：ハッピーロード大山商店街

さやの湯処

「都内で温泉を楽しみたい！」という人におすすめなのが、板橋区にある東京前野原温泉「さやの湯処」です。こちらでは本物の源泉かけ流しの天然温泉が楽しめるとあって、温泉好きにはたまらない場所。
入館料は平日大人890円（小学生以下550円）で、館内にはファミリーで入浴できる貸切風呂や岩盤浴ができる場所もあります。

住所：東京都板橋区前野町3丁目41番1号

参考：さやの湯処