東大和市の魅力

程よい利便性と豊かな自然がある街

東京都東大和市は、東京都心から直線距離で約30kmの場所にあります。
都心からは少し離れているものの、公共施設や商業施設など生活に必要な施設も多く点在します。
そして東大和市のもう一つの魅力は、豊かな自然が多いことです。
多摩湖をはじめ、狭山丘陵の自然が大切に守られている地域が多い東大和市は、自然豊かな郊外の街で暮らしたい方におすすめです。

子育て世代に人気！？出生率が高い東大和市

東大和市は東京都の自治体の中でも出生率が高い街です。
東京都のデータによると、2018年（平成30年）の合計特殊出生率は全国平均が1.42、東京都全体が1.20でした。
いっぽう、東大和市の合計特殊出生率は1.47で東京都の市の中では2位、東京都の全自治体でも7位に輝いています。
※合計特殊出生率…15歳～49歳の女性が1人あたり一生の間に産む子どもの数のこと。

参照元：東京都 平成30年東京都人口動態統計年報（確定数）
東京都 平成30年　区市町村別合計特殊出生率の順位

東大和市の住みやすさとは？

地理

東大和市は、東京都の多摩エリア北部に位置しています。
東村山市・武蔵村山市・立川市・小平市・埼玉県所沢市と接している、自然豊かな街です。

人口

東大和市の2021年（令和3年）7月1日時点の人口は約8万5,000人、世帯数は約4万世帯です。

参照元：東大和市 町丁別人口統計表2021年（令和3年）7月

治安

東大和市の治安を守っている東大和警察署のデータによると、2017年に管轄する地域内で発生した刑法犯認知件数は、1,505件でした。
2020年には830件にまで減少し、治安が改善されてきていることがうかがえます。

参照元：警視庁東大和警察署 過去5年間の刑法犯の推移

東大和市では子ども達の安全を守るための取り組みとして、「こまったときの救急ハウス」の設置を行っています。
「こまったときの救急ハウス」は、小中学生が登下校時に危険な目に遭ったり巻き込まれたりしそうになったとき、助けを求めてきた子ども達を一時的に保護するスポットです。
東大和市に住んだら、子どもと一緒に通学路を実際に歩いて「こまったときの救急ハウス」の意味と場所を教えてあげるといいでしょう。

参照元：東大和市 「こまったときの救急ハウス」協力者募集

交通

鉄道

東大和市を通る鉄道は、西武鉄道拝島線と多摩モノレールの2路線です。
このうち西武拝島線は、小平駅から先は西武新宿線と直通運転を行っているため、新宿方面へのアクセスも可能です。
東大和市内で唯一西武拝島線が停車する東大和市駅は、有料座席指定列車「拝島ライナー」の他、急行・準急も停まります。

いっぽう、多摩モノレールは東大和市の上北台駅から多摩市の多摩センター駅までを結ぶ路線です。
上北台駅は始発駅なので、立川市・多摩市方面に通勤通学されるご家族がいるなら、通勤時間帯でも座れる可能性が高いでしょう。

バス

東大和市を運行する路線バスは立川バス・西武バス・都営バスの3社で、東大和市と近隣の多摩エリア間の交通アクセスに欠かせません。

コミュニティバスの「ちょこバス」は、上北台駅・東大和市駅の他、市役所・玉川上水駅（立川市）・武蔵大和駅（東村山市）行きのルートがあり、近隣の駅へのアクセスにも便利です。

参照元：東大和市 ちょこバス

道路

東大和市を通る道路は、都道5号線・43号線・128号線などがあります。
市内を通る高速道路はなく、一番近いインターチェンジは中央自動車道の国立府中インターチェンジで、東大和市駅から車で向かった場合の所要時間は約30分です。

雰囲気

東大和市は都心のように多くの人が集う繁華街などがなく、自然に恵まれていて落ち着いた雰囲気のある街です。
市の中心部や駅から少し離れると閑静な住宅地も多く、比較的静かです。
市外へ足を延ばせば西武園ゆうえんち・イオンモールむさし村山・ららぽーと立川立飛などのレジャースポットやショッピングモールがあるため、休日のお出かけも近場で楽しめるでしょう。
市内には東京都災害拠点病院や二次救急医療機関などに指定されている東大和病院もあります。

※東京都災害拠点病院…災害発生時、重症患者の収容や治療などを行うために東京都から指定された病院（東京都以外の道府県にある災害拠点病院は各道府県知事から指定を受ける）。
非常用飲食物の備蓄や救急用ヘリコプターの離発着場などがある。

※二次救急医療機関…24時間救急患者受け入れ体制が整っている・手術も含めた入院治療を提供できる・救急医療に関する知識と経験が豊富な医師が常勤している・救急患者専用病床が整備されているなどの条件を満たしていると都道府県知事から認定された医療機関のこと。

なお、東大和市は市制施行50周年を迎えた2020年（令和2年）より、同じく市制50周年を迎えた東京都清瀬市と共同で「キタマガ」というInstagramアカウントを開設しました。
両市が1週間ごとに交代で地元の魅力やおすすめ情報などを発信しているので、東大和市の雰囲気や魅力を知りたい方はぜひチェックしてみてください。

参照元：東大和市 清瀬市との共同インスタグラム「キタマガ」連載中！

子育て

誕生おめでとう！子育て応援パックの贈呈

東大和市では赤ちゃん誕生のお祝いとして「うまべぇ子育て応援パック」を贈呈しています。
5,000円相当のカタログギフト・紙おむつ・ガーゼハンカチ・栄養調整食品の4点セットで、赤ちゃん誕生後に申し込むとその日に受け取れます（料金は無料）。
申込期限が赤ちゃん誕生からおよそ2ヶ月以内と少し短いので、忘れずに申請しましょう。

参照元：東大和市 『うまべぇ子育て応援パック』（東大和市とうきょうママパパ応援事業）のご案内

官民協同発行の子育て情報冊子「Minna」

「Minna」は、東大和市が民間企業と協同で制作・発行している子育て情報誌です。
子育てに関する相談先・子どもの預け先・市内のお出かけスポットなど、子育てファミリーに必要な情報が満載の一冊となっています。
冊子は市立保健センターか市の子育て関連窓口にて配布していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

参照元：東大和市みんなで子育てBOOK『Minna』を発行しました！

スマホでいつでも子育て情報をチェックできるアプリ「東大和スタイル」

「東大和スタイル」は、東大和市の子育てイベント情報・予防接種情報・子どもの成長曲線チェックなどができるアプリです。
予防接種は子どもの誕生日を入力するだけで、時期がくると通知してくれるため接種を忘れる心配がありません。
東大和スタイルは観光情報も配信しているので、イベント情報や休日のお出かけ先探しなどにも役立つでしょう。

参照元：東大和市 観光・子育てアプリ「東大和スタイル」
東大和市 観光・子育てアプリ「東大和スタイル」の詳細

買い物情報

東大和市駅の南側に徒歩2分ほど歩いた場所には、スーパーの「西友東大和店」があります。
朝7時～夜10時45分まで開いているので、早朝や帰りが遅くなったときの買い物がしやすく便利です。

比較的大きな商業施設をお探しなら、おすすめは東大和南公園前の桜通り沿いに建つ「ザ・マーケットプレイス東大和」と「イトーヨーカドー東大和店」です。
ザ・マーケットプレイス東大和は、スーパーのヤオコーを中心にユニクロ・サンドラッグ・ニトリデコホーム・セリアなどの店舗が入っているため、用事を一度に済ませやすいでしょう。
ザ・マーケットプレイスと桜通りを挟んだ向かいにあるのがイトーヨーカドーで、こちらは食品・日用品以外に衣料・寝具・文具などのコーナーや家電量販店のノジマがあります。

その他にも市内には、コジマ×ビックカメラ東大和店（東大和市高木3-378-3）・ヤマダデンキテックランド東大和店（東大和市清水6-1095-3）・マツモトキヨシ上北台店（東大和市立野2-9-11）などもあります。
多彩なジャンルのお店が点在しているので、日常生活で必要なものはひと通り揃いやすいでしょう。

「日本一子育てしやすい街」を目指している東大和市の街づくり

東大和市は「日本一子育てしやすい街」を目指した街づくりを行っています。
たとえば他の子育て中の方と交流できる子ども家庭支援センター・子育てひろばの開設、保育施設選びの相談ができる保育コンシェルジュの設置、休日保育の実施（玉川上水保育園）などがあります。

病児・病後児保育制度では、仕事などでどうしても保育園へ迎えに行けない保護者に代わって保育室スタッフが迎えに行き、そのまま病児・病後児保育室で預かってもらえるサービスも利用可能です。
※対象年齢は生後6ヶ月～小学校入学前までの子であること、事前の利用登録などの要件を満たすことが必要。

こうした東大和市の取り組みが、東京都平均や全国平均を上回る合計特殊出生率の高さを誇っているのかもしれません。

参照元：東大和市｜出生率都内No.1の秘密。
東大和市 東やまと市報（2017年9月15日 No.1184号）
東大和市 病児・病後児保育のお迎えサービス

知っておくとお得になるかも！東大和市のリフォーム・リノベーション補助金

耐震診断・耐震改修の助成制度

耐震診断・耐震改修の助成制度とは、1981年（昭和56年）5月31日以前に建てられた住宅の耐震性の診断費用または耐震改修の工事費用の一部を助成する制度です。
耐震診断の場合はかかった費用の1/3（上限5万円）まで、耐震改修の場合は工事費用の1/3（上限30万円）を受け取れます。
なお、こちらの制度は「木造2階建て以下の戸建て住宅」が対象で、マンションは対象外となりますのでご注意ください。

参照元：東大和市 耐震診断・耐震改修の助成制度

東大和市の有名なもの

戦争の悲惨さを物語る建物「旧日立航空機株式会社変電所」

旧日立航空機株式会社立川工場の変電所は、主に飛行機のエンジン製造を行っていた工場へ電気を送るための重要な施設でした。
しかし太平洋戦争中の1945年（昭和20年）、3度にわたって爆撃や銃撃を受け、多くの犠牲者も出ました。
建物には当時の爆撃や銃撃の凄まじさが伝わるような、数えきれないほどの弾痕が今も残っています。
建物は戦後スレートや編み物機の製造工場兼変電所として機能していたものの、1993年（平成5年）に閉鎖されるまでほとんど改修されなかったそうです。
閉鎖後、建物周辺の敷地が東大和南公園として整備されることになった際、後世に戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるために建物が残されることになりました。
戦争の悲惨さと平和の尊さを学べる貴重な建物です。

参照元：東大和市 戦災建造物 東大和市指定文化財 旧日立航空機株式会社変電所
東大和市 旧日立航空機株式会社変電所

東大和の人気者『うまべぇ』

「うまべぇ」は、東大和市の人気イベント「うまかんべぇ～祭」を機に誕生したキャラクター。
お椀と犬がモチーフになっているうまべぇは、誕生以降市内の数多くのイベントに招かれるほど人気を集めています。
東大和市限定で発売しているうまべぇ関連グッズもあるので、うまべぇのファンになったらグッズ取扱店舗マップを片手にいろいろなお店を巡ってみるのも楽しいでしょう。

参照元：東大和市 キャラクター「うまべぇ」
東大和市 「うまべぇ」関連商品及び取扱店のご紹介

東京狭山茶

狭山丘陵周辺の地域で栽培される銘茶「狭山茶」のうち、東京都内で生産されたものが東京狭山茶で、東大和市も産地の一つです。
内陸で乾いた風が吹きやすい地理的条件は、よりおいしいお茶の生育に欠かせません。
市内には東京狭山茶を取り扱うお茶屋さんが複数あるので、お茶好きな方はぜひ味わってみてください。

参照元：東京都産業労働局 地域資源紹介 東京狭山茶

東大和市周辺のおすすめスポット

玉川上水

玉川上水は江戸時代に開削された用水路で、距離は現在の東京都羽村市～新宿区四谷大木戸まで約43kmに及びます。
現在は羽村市～小平市間の約12kmが上水路として残されていて、上水路脇は緑道として整備されました。
東大和市に最も近い玉川上水緑道は多摩モノレール玉川上水駅そばのコースで、羽村氏から流れてきた上水が小平監視所を経て東村山浄水場へ送られる様子が見られます。

住所：東京都立川市幸町6丁目（小平監視所）

都立東大和南公園

東大和南公園は、桜が丘2丁目と3丁目に跨って造られた都立公園です。
先述の旧日立航空機株式会社立川工場の変電所をはじめ、市民プール・運動広場・テニスコートなどがあり、地域住民の憩いの場として利用されています。

住所：東京都東大和市桜が丘2丁目・3丁目

多摩湖

市の北西部に位置する多摩湖は、大正時代～昭和時代にかけて造られたダム湖で、正式名称は「村山貯水池」といいます。
東大和市の面積の約1/4を占めるほど大きな多摩湖は、周辺に遊歩道が整備されていてウォーキングコースとしても人気です。

住所：東京都東大和市多摩湖1丁目

参照元：東大和市 8　多摩湖（下貯水池）
東大和市 多摩湖編

東大和市立郷土博物館

狭山丘陵の自然・歴史・民俗などを学べる施設として造られた、東大和市立郷土博物館。
プラネタリウムも併設されていて、星や宇宙のことも楽しく学べるおすすめスポットです。

住所：東京都東大和市奈良橋1-260-2

参照元：東大和市 郷土博物館

豊鹿島神社

豊鹿島神社は室町時代に本殿が建てられたといわれている神社で、現存する神社本殿としては東京都内最古だそうです（2021年7月時点）。
毎年9月に行われる例大祭では、屋台やお神輿などもあり多くの人でにぎわいます。

住所：東京都東大和市芋窪1-2067

参照元：東大和市 11　豊鹿島神社

東大和市のイベント

うまかんべぇ～祭

うまかんべぇ～祭は、地域住民の交流と東大和市の食文化を活かした人気イベントで、2012年（平成24年）の第1回開催以降、多くの方が訪れています。
市内の飲食店が考案したオリジナルレシピのおいしさを競うグルメコンテストは、地元自慢の食材や特産品を存分に活かした逸品ばかりです。
受賞したグルメは、後日東大和市の公式ホームページで考案した店舗名とメニュー名が公開されますので、イベント後も楽しめるのが魅力です。

参照元：東大和市 “うまかんべぇ～祭”とは

東やまと産業まつり

東やまと産業まつりは、市内で生産される農産物や商・工業品などの展示・販売・催事などを行うイベントで、2019年（平成31年）に50回目の開催を迎えました。
毎年11月最初の土日2日間にわたって行われ、農産物や商・工業品などの販売はもちろん、ステージイベントも盛り上がる人気行事です。