利便性×自然×映画＝「この街ならでは」の魅力があふれる調布市

調布市の魅力とは？

調布駅周辺の再開発でますます高まる利便性

東京都調布市は、調布駅を中心に市街地が広がる街です。
市内でも特に利用者が多い調布駅は新宿方面の都心へのアクセスが良好な駅ですが、以前は駅の北側と南側の間に開かずの踏切があり、南北方向への移動が不便でした。
さらにこの開かずの踏切によるアクセスの不便さは、駅周辺の人の交流も分断されやすいデメリットもあったのです。
しかし2012年8月、調布駅の地下化が完了して線路も地下になると南北方向のアクセスの不便さが解消され、人・自転車・車の往来がスムーズになりました。

同時期に進められていた調布駅周辺の再開発では、これまで分断されていた南北エリアの交流を図るべく、トリエ京王調布のオープンや駅前広場の整備などが行われています。
（駅前広場の整備に関して、一部は2026年3月末まで進行中）
街のターミナル駅周辺の再開発により、調布市はますます利便性が高まっています。

　　　　調布市 調布駅前広場整備計画図案（令和3年3月）

利便性だけを追求せず、自然もきちんと残す街

調布市の住みやすさは、交通アクセスの良さと生活利便性の高さだけではありません。
市内には神代植物公園をはじめ、野川公園や多摩川などの貴重な自然も残されているスポットが点在しています。
調布市の名所の一つである深大寺の裏には手つかずの自然があり、参拝ついでに緑の中を探索する楽しみもあります。

調布市の住みやすさとは？

地理

調布市は多摩地域南東部に位置する街です。
市の南部を流れる多摩川や市の北部にある神代植物公園など、自然が残されています。
調布市の面積は21.58平方キロメートル（2021年7月時点）で、この数字は東京都全体の約1％相当です。

参照元：調布市のプロフィール

人口

2021年6月1日時点の調布市の人口は約23万人、世帯数は約12万世帯です。

参照元：調布市の人口と世帯（令和3年6月1日現在）

気候

調布市から最も近い府中観測所のデータによると、府中エリアの2019年（令和元年）の年間平均気温は約16度、年間平均降水量は約2,000mmでした。
年間平均気温・降水量ともに東京都心とほぼ同じですが、冬季は府中エリアの方が約1度ほど気温が低くなります。

参照元：東京都統計年鑑 平成31年･令和元年（土地・気象）

治安

3年連続で減少した刑法犯認知件数

調布市の発表によると、2020年（令和2年）に市内で発生した刑法犯認知件数は1,105件で、前の年より404件減少となりました。
また調布市内で発生した刑法犯認知件数は、2018年から3年連続の減少となっています。

参照元：調布市 市内の犯罪発生状況

地域の安全を守るために設置が進められている公園内の防犯カメラ

調布市では地域住民の安全を守るために、市内の公園内に防犯カメラを設置する事業を進めています。
公園は子どもから大人まで利用者が多い分、不審者が紛れていても分かりづらいケースがあります。
調布市は公園内に防犯カメラを設置することで、より多くの人が安心して楽しく過ごせるような治安向上に努めているのです。
撮影された画像は個人のプライバシーを守るための処理を施したり、第三者が簡単に映像を確認できないように、厳重な管理が行われます。

参照元：調布市 公園内への防犯カメラの設置

交通

電車

調布市内を通る電車は、京王電鉄京王線と京王相模原線の2路線です。
京王線は新宿～八王子間を、京王相模原線は新宿～橋本（神奈川県相模原市）間を結んでいて、朝は調布市内から新宿方面へ通勤する人が多くいます。
調布駅は、座席指定列車の京王ライナー以外の電車が全て停まるため、最短約16分で新宿に到着します（平日朝に特急利用の場合）。

京王相模原線は新宿駅から先は都営地下鉄新宿線と直通運転を行っているため、市ヶ谷・神保町・馬喰横山（東京都中央区）方面へのアクセスも便利です。

道路

調布市内を通る道路は、国道20号線（甲州街道）・中央自動車道・都道121号線などがあります。
国道20号線は新宿区・千代田区・中央区・渋谷区などの都心部まで通っているため、車で都心へ行く際の重要な交通網となっています。
中央自動車道は市内に調布インターチェンジがあり、高速道路利用時はここから乗り降り可能です。

バス

調布市はバスの路線も多く、駅から離れている地域でも比較的交通手段を確保しやすいため、交通面で不便さを感じることは少ないでしょう。
調布駅北口にはⓇ・羽田空港・成田空港行きの高速バスの停留所があるため、遠方へのアクセスにも困りません。
また、調布市は一般の路線バスのほかに市のコミュニティバスも運行しています。
2021年7月時点では3つのルートがあり、調布駅・仙川駅・飛田給駅と市内の住宅街や公共施設などを結んでいます。

参照元：調布市ミニバス(コミュニティバス)概要

雰囲気

調布市の雰囲気は「豊かな自然と都心にアクセスしやすい利便性があり、住環境が良く住みやすい街」といった雰囲気です。
調布駅周辺は複数の商業施設があり市街地となっていますが、そこから少し離れると閑静な住宅地や自然が豊富なスポットなどがあり、落ち着いた雰囲気が漂います。
また、調布市は電気通信大学・白百合女子大学・桐朋学園など複数の教育機関もある学園都市で、大学側と協力したまちづくりも積極的に取り組んでいる点も魅力です。
たとえば電気通信大学では、調布市民を対象とした事業として「サイエンスカフェChofu」を開催していて、地域振興に一役買っています。
（サイエンスカフェChofu…AIやIoT・ロボットなど科学分野関連の先端技術の知識を深め、互いのアイディアを語り合う場のこと）

参照元：調布市のプロフィール
調布市 相互友好協力協定大学

産業

調布市は市街地や住宅地が多い街ですが、一部では農業も行われています。
市内の農地面積は1993年（平成5年）以降徐々に減っていますが、トマト・ブドウ・小松菜などは調布市の代表的な農作物です。
調布市内には多数の直売所があるので、新鮮な地元の農作物を購入する際は「調布市農産物直売所マップ」を見て、お近くの直売所に行ってみましょう。

参考：調布市農産物直売所マップ(リニューアル)

子育て

紙おむつ専用ゴミ袋を配布します

調布市は子育て支援の一環として、赤ちゃんがいる家庭向けに紙おむつ専用ゴミ袋を無料配布しています。
サイズはMサイズ（15リットル相当）とLサイズ（30リットル相当）の2種類で、1回の申請につき20枚がもらえます。
1枚当たりの容量がけっこうあるので、紙おむつの交換回数が多い赤ちゃんがいても安心です。

参照元：調布市 お子さんが生まれたら
おむつ袋(無料)の交付窓口一覧

子どもが行きたい中学校を選択できる

調布市は中学生の子を対象とした学校選択制を実施しています。
市が定めている通学区域内の中学校ではなく別の学校へ行きたいと子どもが希望する場合、1校だけ希望校を選んで申請する制度です。
対象者は翌年4月に中学入学予定の子であることや、希望者多数の場合は公開抽選となることなど条件がありますが、子どもが学区外の中学進学を希望する場合はぜひご検討ください。

参照元：調布市 新入学(中学校学校選択制)

調布市＝「映画の街」再認知に向けた活動が盛ん

映画好きの人なら、調布市＝映画の街というイメージをお持ちの人もいるかもしれません。
調布市は日活調布撮影所・角川大映スタジオをはじめ、多くの映画撮影所や映像関連企業が集まる街です。
調布市が映画の街となったきっかけは、1933年（昭和8年）に日活株式会社（当時は日本映画株式会社）が撮影所を建設したことでした。
その後、一部の撮影所や企業が閉鎖・移転したりしたため「調布市＝映画の街」の認知が薄れつつありましたが、市や地元住民などが一体となって再認知の機会を広げる努力を行っています。
主な紹介方法としては、調布駅周辺の再開発時に多摩地域最大級のシネマコンプレックス「シアタス調布」の開業（2017年）や、映画関連の謎解きイベントの開催などがあります。
他にも商業施設「トリエ京王調布」の壁面を巨大スクリーンに見立てて映画を投映する野外上映会「ねぶくろシネマ」も人気です。
調布市に住んだら、ぜひ映画の街ならではのスポット巡りやイベント参加などをお楽しみください。

参照元：調布市 映画のまち調布
調布市 「映画のまち調布」歴史年表
調布市 リアル謎解きイベント「映画のまち調布　謎解き街めぐり」
調布市 映画×アウトドア上映会「ねぶくろシネマ」

あの人気妖怪漫画の作者ともゆかりがある調布市

鬼太郎や目玉のおやじ・猫娘・ねずみ男など、人気キャラクターが多数描かれている妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」。
その作者である水木しげるさんが50年近く調布市に住んでいたことから、市内にはゲゲゲの鬼太郎に関するスポットが点在しています。
たとえば天神通り商店会には、鬼太郎・猫娘・ねずみ男・一反もめん・ぬりかべなど、おなじみのキャラクターのモニュメントが設置されています。
商店会の公式ホームページには、「調布駅前 布田天神社入口 妖怪在中」というユニークなキャッチコピーがついていて、まさに「妖怪たちに会える商店街」です。
2019年には水木プロダクション協力のもと、「鬼太郎ひろば」と名付けられた公園も開園しました。
ほかにも妖怪たちと一緒にお茶を楽しんだり、ゲゲゲの鬼太郎グッズを購入できたりするカフェ「鬼太郎茶屋」もあります。
水木さんの作品が好きな人は、ぜひ調布市内の鬼太郎スポット巡りをお楽しみください。

参照元：調布市 市内のゲゲゲ情報
調布市 鬼太郎ひろばが開園

調布市周辺のおすすめスポット

お出かけ

深大寺（じんだいじ）

深大寺は奈良時代に創建されたといわれるお寺で、1300年近い歴史があります。
江戸時代に2度火災に遭いましたが、大正時代には現在の本堂が再建されました。
毎年お正月は、調布市内だけでなく市外からも多くの人が参拝に訪れる初詣スポットとしても有名です。

住所：東京都調布市深大寺元町5-15-1

鬼太郎茶屋

鬼太郎茶屋は、ゲゲゲの鬼太郎に登場するキャラクターたちが多数点在するカフェです。
店舗の1階には数え切れないほどたくさんの鬼太郎グッズが販売されていて、中にはここでしか買えない限定品もあり、どれを買おうか迷ってしまうかもしれません。
妖怪喫茶という名前のカフェコーナーでは、「一反もめんの茶屋サンデー」「目玉おやじの栗ぜんざい」「ぬり壁のみそおでん」など、妖怪をモチーフにしたメニューをいただけます。

住所：東京都調布市深大寺元町5-12-8 ※深大寺門前

マヨテラス

マヨテラスは、マヨネーズで有名なキユーピー株式会社の関連施設です。
マヨネーズのおいしさの秘密を学べるファクトリーウォークやマヨネーズドームなど、日本初のマヨネーズ製造・販売を行ったキユーピーのことを楽しく知ることができます。
ドームはマヨネーズの容器の形、床はマヨネーズ色をしているなど、キユーピーらしさが存分に感じられる施設です。

住所：東京都調布市仙川町2-5-7 仙川キユーポート

深大寺温泉 湯守の里

湯守の里は天然日帰り温泉で、「人と自然の調和と共生」がテーマです。
営業時間は10:00～20:00(2021年7月現在)で、その日の営業が終了すると毎晩お湯を抜いて翌朝入れ直し、温泉の質にこだわっています。
檜風呂や五右衛門風呂など定番のスパの他、プロジェクションマッピングを見ながら入浴を楽しめる新感覚スパもあるのが魅力です。
周辺には深大寺・神代植物公園・味の素スタジアム・野川公園などがあるので、近くで遊んだ帰りに湯守の里で一汗流すのもいいでしょう。

住所：東京都調布市深大寺元町2-12-2

お買い物

調布パルコ

調布パルコは、調布駅北口にある商業施設です。
地下1階～地上7階が商業エリア、8階～10階はホテルが入っている複合型の施設で、商業エリアにはレディース・メンズ・キッズのファッションアイテムや雑貨のお店が多数あります。
地下1階には人気のデパ地下グルメ店が集結しているので、「今日はちょっとぜいたくしたいな」というときに合うメニューが見つかるでしょう。

住所：東京都調布市小島町1-38-1

トリエ京王調布

トリエ京王調布は、調布駅直結のショッピングモールです。
調布駅の再開発に合わせて開業した商業施設で、A館・B館・C館・サウスゲートの4棟で構成されています。
A館5階のレストランフロアには、とんかつ・イタリアン・韓国料理・中華・定食など、多彩なジャンルの飲食店が集まっています。
B館は1階～4階の全フロアにビックカメラが、C館は2階～4階にシアタス調布が入っていて、買い物も映画鑑賞も楽しめる充実のスポットです。

住所（A館）：東京都調布市布田4-4-22
（B館）：東京都調布市小島町2-48-6
（C館）：東京都調布市小島町2-61-1
 (調布サウスゲートビル)：東京都調布市小島町2-48-26

キテラタウン調布

キテラタウン調布は、京王線柴崎駅から徒歩４分の場所にある商業施設です。
スーパーのライフ・100円均一ショップのダイソー・家電量販店のノジマなどの他、歯科医院やドラッグストア・そろばん教室などが入っていて、買い物以外でも利用しやすいスポットです。
京王線のつつじヶ丘駅からも徒歩８分ほどで行けるので、柴崎・つつじヶ丘エリアに住む際はぜひご利用ください。

住所：東京都調布市菊野台1-33-3

調布とうきゅう

調布とうきゅうは、調布駅広場口から徒歩３分の場所にあるスーパーです。
本館は3フロア、別館は1フロアで構成されていて、東急ストアを核にドラッグストア・衣料品店・その他生活関連サービス店があります。
調布とうきゅうは当日お届けサービス対象店舗ですので、買いすぎて荷物が重くなったときや外出を控えたいときにも便利です。
※当日お届けサービスの詳細は店舗へお問い合わせください。

住所：東京都調布市小島町2-52-1

SEIYU（西友調布店）

西友調布店は、調布駅北口から徒歩2分の場所にあるスーパーです。
地下1階の生鮮食品売り場と1階の食料品・日用品売り場は24時間営業なので、いつでも必要なときに買い物できる便利なお店となっています。
提携駐車場は有料ですが、西友調布店で3,000円以上購入すると2時間分の駐車料金が無料でできる点も便利です。

住所：東京都調布市小島町1-10-1

自然スポット

神代植物公園

神代（じんだい）植物公園は、1961年（昭和36年）に開園した都立の植物公園です。
名前のとおり、園内には桜・梅・バラ・牡丹など、四季折々に鮮やかな花を咲かせる植物が多数植えられています。
2016年（平成28年）にリニューアルオープンした大温室には、都内ではあまり見られない熱帯植物も植えられていて見どころ満載のスポットです。

住所：東京都調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4・5丁目

野川公園

野川公園は、調布市・小金井市・三鷹市の3つの街に跨って造られた公園です。
芝生広場・キャンプ場・バーベキュー広場・わき水広場などが整備されていて、子どもから大人まで多くの人が多摩の自然に癒されながら過ごしています。

住所（調布市側）：東京都調布市野水1・2丁目

武蔵野の森公園

武蔵野の森公園は、調布市・府中市・三鷹市の3市に跨る公園です。
太平洋戦争当時、調布飛行場の一部として使われていた土地が1974年（昭和49年）に全面返還されたことを機に整備され、2000年（平成12年）に開園しました。
調布飛行場のすぐそばにあるため、飛行機の離着陸を間近で見られる人気スポットです。

住所（調布市側）：東京都調布市西町

多摩川五本松公園

多摩川五本松公園は、多摩川の河川敷に造られた公園です。
あえてあまり手を加えない状態の多摩川の自然があるので、のんびり過ごすのにおすすめのスポットです。
天気がいい日はダイヤモンド富士を見られるそうなので、多摩川近辺に住んだらぜひ一度ご覧ください。

参照元：調布市 多摩川五本松公園

住所：東京都調布市下布田町2807

調布市のイベント

調布市花火大会

調布市花火大会は1982年（昭和57年）から始まった花火大会で、2014年（平成26年）からは「映画のまち調布花火」と名称を変更しました。
多摩川と布田などに会場を設け、当日は約1万発の花火が夜空を彩ります。
川崎市側からも十分見えるスポットがあるので、少しでも人混みを避けたいときは川崎側へ行って見るのもいいかもしれません。

調布よさこい祭り

調布よさこい祭りは、毎年8月下旬ごろに開催されるお祭りです。
調布駅～布田駅間の旧甲州街道がメイン会場となり、多数の連（よさこいを踊る団体のこと）が調布の夏を盛り上げます。
当日は通り沿いに屋台や露店も出るので、食べたり飲んだりしながら調布の夏の風物詩をお楽しみください。

参照元：調布市キッズページ 調布よさこい

深大寺そば祭り

深大寺そば祭りは、毎年11月に深大寺で開催されるお祭りです。
深大寺そばが広まった理由は諸説ありますが、神代植物公園の開園を機に周辺に軒を連ねるそば屋が増え、深大寺周辺はそば処としても知られるようになりました。
当日はそば守観音供養祭とそば献供式を行い、深大寺そば組合加盟店を巡るスタンプラリーを同時開催するので、そば好きの人はぜひ全店舗制覇を目指してみてはいかがでしょうか。

参照元：調布市キッズページ 深大寺そば祭り

国領夏まつり

国領夏まつりは、2021年より開催されているイベントです。
もともとは国領神社で毎年4月に開催されている「国領千年乃藤まつり」がベースになっていて、2021年は新型コロナ感染拡大防止に伴う緊急事態宣言が発令され、一部の催しがやむなく中止になりました。
そこで新たに始まったのが国領夏まつりで、七夕の時期に合わせて開催されます。
縁日やステージイベントの他、七夕飾りや参道のライトアップも行われ、国領の新しい夏の風物詩となることでしょう。