bt_hint_p021_01

マンションの防音性能を購入前にしっかり見極めるために

音を気にして快適なマンション住まいを実現させよう

一戸建てとマンションの最大の違い、それは隣や階下に他人がいるかいないかではないでしょうか。
階下はもちろん、隣とも一定の距離がある一戸建てでしたら、お子さんが騒いでもあまり苦情が来ることはありません。
しかし、壁や天井を隔てた向こう側に他人が住んでいるマンションでは、お子さんの走り回る音はトラブルの元になりかねません。
可能であれば、マンションを購入する前に防音性能が優れているマンションを選びたいところですが、方法はあるのでしょうか。

構造によって防音性能が異なる

内覧をせずとも一定の防音性能を見極める方法、それはマンションの構造を知ることです。
マンションの構造は、大きく「鉄筋コンクリート」「鉄骨鉄筋コンクリート」、そして「鉄骨」の3種類の構造に分かれますが、この中で最も防音性能に劣っている構造はどれでしょうか。

コンクリートが肝

正解は「鉄骨」です。
軽量で丈夫であることから超高層マンションの高層階で多く採用されている鉄骨造ですが、実はその軽さが防音性能にとってはかえってあだとなっています。
コンクリートの重さによって、音のもととなる「振動」が伝わりにくくなっています。
よって、コンクリートを使っているほかの2つの構造は防音性能が高いのです。

賃貸か分譲か

マンションには賃貸マンションと分譲マンションがありますが、防音性能に優れているのは分譲マンションです。
賃貸マンションは、短期間で入居、退去を繰り返すのを前提としていますので、正直な話あまり防音性能にまでは気を配っていません。

それに対して分譲マンションは、そこに長期間住むことを前提としていますので、デベロッパーは防音性能を含めて居住環境の向上に努めているのです。

賃貸から分譲へ転換のマンションは注意

だからといって、分譲マンションが全て防音性能に優れているとは限りません。
当初は賃貸マンションとして建設されたマンションが、分譲マンションに鞍替えするケースがごくまれにあります。
しかし構造そのものに変化はありませんので、この分譲マンションは防音性能にはあまり期を使っていない可能性が高いのです。

音大周辺のマンション

音大に通っている学生は、自宅でも楽器を演奏するケースが多いですが、そんな音大生を対象にした賃貸マンションは、防音性能に優れていることが多いです。
それは分譲マンションにおいてもいえることで、音大周辺であれば防音性能に特別気を使った物件が多い可能性が高いです。
また、マンションのパンフレットに「楽器可」と書かれていれば、それは防音性能が優れている証拠でもあります。

高速道路近辺

高速道路や新幹線の周辺にも、マンションが立地しておりますが、そんな分譲マンションはかなり防音性能が優れています。
ほとんどのマンションは、高速道路や新幹線が完成したあとに建設されたもので、そんなマンションを販売する上で音はどうしても気になるところ。
防音対策を特別行っていることは容易に想像できますね。

自分でできる防音性能アップ

しかし、防音性能があまり優れていないマンションを購入してしまった人もいます。
それでもあきらめず、自分でリノベーションをすることで防音性能を向上させられます。

壁に背の高い家具を置く

「コンクリートの重さが振動を抑えるため、防音性能に優れている」話をしましたが、それと同じ効果を簡単に得られるのが、壁側に背の高い家具を配置することです。
壁に家具の重みがプラスされるため、振動が伝わりにくくなります。

すきまテープを貼る

ホームセンターや100円ショップなどで販売されているすきまテープ。
隙間風を防ぐのみ使われますが、防音対策としても有効です。
密閉度を高めるために壁やドアに貼り付けておけば、防音性能も上がります。

防音マットを敷く

防音性能を上げることは、自分が快適に暮らすだけではなく、他の人にも快適に過ごしてもらうためにも有効です。
特に階下の人は上の階の人の足音や物音が気になりますので、上の階の人はマットを敷くだけでも変わってきます。
コルクや布製のマットを使えば、お子さんの転倒による怪我防止にもなりますので一石二鳥ですね。

それでもどうしても騒音トラブルが気になるのであれば、当人同士が直接話をするよりも管理会社や大家さんに相談をした方が賢明です。
互いに気遣いをすることで、快適なマンション暮らしは実現できるのですから。