2017/5/25
【墨田区,江東区エリアS様邸リノベーションレポート②】職人たちも気合たっぷり!S様邸の仕上げ工事
皆様、こんにちは。施工管理の藤井です。
今は春という季節のはずですが、もう暑いですよね。
今回は、現場の職人も熱くなった、S様邸の仕上げについて語ろうと思います。
S様邸は、築浅物件だったことから、現在の造りを活かしたリノベーションを行うことになりました。
実は、既存を活かしたリノベーションの方が工事的には手がかかり、職人の腕がいることを皆様ご存知でしょうか?
1.建具やクローゼットを再利用する。
例えば、写真の正面のクローゼットや建具はそのまま使い、床には無垢フローリングを貼るという表層改良の案件です。
無垢フローリングは厚さが15mmあります。床材を張替えるため、まずは今の建具をすべて壊さないように外していく…と言葉で言えば簡単ですが、まれに外れないこともあるのですごく心配でした。
建具は20年前の製品で現在は製造販売がされていないので、職人さんは取り外しにかなり慎重に時間をかけ、きれいに外すことができました。
それから床を張り、再度建具を取りつけました。
建具と床の取り合い(接続の仕方)は、『超仕上げ』にしました。
超仕上げとは表面をなめらかに仕上げるという意味で、通常の丸鋸とは刃が違います。
参照:https:/www.shokunin-san.com/
目がとても細かく、まるでカンナをかけたようなきれいな仕上がりになります。
既存の建具を15mmの無垢フローリング分アンダーカットして、再度取り付けました。
2.既存のユニットバスに、浴室暖房乾燥機を取り付ける。
今回のS様邸では、ユニットバスは交換しませんが、浴室暖房乾燥機のみ交換しました。
現状の天井の穴に合う製品を探さなければいけないので、電材屋さんにかなり頑張ってもらいました。
このマンションのユニットバスは、メーカー名の記載がどこにもなく、メーカーわからずのまま、寸法だけで現状に合う製品を探さなくてはならなかったので、電材屋さんにも苦労をおかけしました。
乾燥機の周りにリフォーム枠を取り付ければ、もとの寸法よりも小さい製品でも取りついたのですが…
キレイに仕上げたかったので、なるべく枠を付けないタイプの製品を探してもらいました。
▼交換後
高須産業 BF-533SHDというものが合いました。
3.洗面台の鏡も再利用!
あと、S様邸では洗面を大幅に改造しました。
既存の大きな鏡は残しての作業でしたので、大工が割らないように気を付けて作業しておりました。
新しい洗面台を大工が組み立てて設置する際も、かなり慎重に作業しました。カウンターは両サイドの壁に30mmくらいはめ込まれて入れているのですが、カウンターを止める際に鏡に当たらないようにするため、大工さんが額に大汗かいていました。
施工現場は決して派手ではありませんが、ご注文を請けたお客様の要望にお答えするため頑張っています。