2017/3/28
【神奈川県川崎市エリアY様邸リノベーションレポート③】家族で作り上げていく部屋
皆さま、こんにちは。ひかリノベ施工管理・毛利です。
前回に引き続き、神奈川県Y様邸のことをお伝えします。
今回はY様ののこだわりポイントについて。
1.室内窓のある子供部屋
室内窓のある子ども部屋です。
実はこの窓とドア、全く違ったメーカーの製品なんですが、とてもそうは見えないと思います。
右のドアはリクシルファミリーラインパレット、キムラというメーカーの製品です。
ガラスをチェッカーガラス(アンティーク風の、チェック柄の入ったガラス)にしたのと、窓枠と色を合わせたのがとてもマッチしました。
とてもお客様のセンスの良さが出ています。
普通は壁であるところにしつらえる室内窓は部屋のアクセントにもなりますし、窓からの光がなく、暗くなりがちな廊下やお部屋に取り付けることで、間接的に光を取り入れることもできます。
通常、新築の分譲マンションでは室内窓を施工することはありませんから、リノベーションでしか味わえない醍醐味の一つだと私は思います。
こちらは、廊下に窓を付けることで、明るさが違ってきます。
こちらのガラスは泡入りガラスで、格子がないものです。
リビングドアからは自然の明るさと、廊下の壁の横はキッチンなのでダウンライトからの光がさしています。
ここでお客様がこだわったのは、窓の周りのクロスです。
よく黒板塗装(壁にクロスを貼らず、黒板塗料を塗る)を施工することはありますが、ここはあえて黒板クロスにされました。
玄関は入って正面と廊下に黒板クロスを貼り、ご家族で絵をかいたり、伝言板にしたりするそうです。
2.シンプルな水廻り
キッチンは費用をできるだけ抑えるために、全く余計な装備のない換気扇に、水栓のみです。
収納はご主人様と二人でDIYで作っていくそうです。
このおうちはいたるところにDIYができるように、壁下地が石膏ボードではなく、ベニヤ下地となっています。
あえて水廻りはシンプルなものを選び、あとからパーツやデザインを付け足していくとのこと。
トイレもペーパーホルダーすらない状態です。
ペーパーホルダーの上に取り付けるウォシュレットリモコン君も、取り付けずにお引渡しいたしました。
3.ペットと過ごすリビング
引っ越してから猫を飼う予定なので壁の一部を開口し、出入り口としました。
猫が行き来するための足場はご自分たちでDIYするそうなので、壁一面下地はベニヤが入っています。
リノベーションでオリジナリティーを出すだけでなく、住んでからご家族でさらにオリジナル要素を加えていくという楽しみ方もあるのだな……とY様から教わりました。
ペットのために床はフローリング調のフロアタイルとクッションフロアで仕上げています。意外とフロアタイルの施工には時間がかかりました。
フローリングは厚さが12mmありますが、フロアタイルは2.5mmとても薄いんです。
建物自体が直床工法(床構造体の上に直接仕上げ材を張っている)の建物でしたが、古いためかかなり凸凹で、左官屋さんに床を平らにしてもらうのに何日もかかかりました。
フロアタイルはフローリングより物は安いのですが、施工の方が手間がかかるため、工事費と合わせると値段的にはフローリングと同等かそれ以上になることもあるので、皆様ご注意を……
さて、これにてY様邸の施工は完了! 私は次の現場に向かいます!
このブログで引き続き皆さまの施工の様子をレポートしていきますので、よろしくお願いいたします。