2017/1/27
「あっ! 危ない!」ワンちゃんの足すべりを防ぐオススメ床材
人と犬に優しい生活をしてみませんか…。
こんにちは、ひかリノベコーディネーターの今淵です。
毎日寒い日が続いておりますね。
こんな季節は、暖かい家に帰ってペットや家族とゆったりと過ごしたいですね。
さて今回は、大切な家族であるペット…その中でもとくに犬を例に、「ペットに優しい生活」をテーマに少しお話をしていきたいと思います。
1.ペットがケガをしやすい場所の第一位は…
皆さんの大事な家族であるペット。
昔とは違い、大多数のペットは家の中で人と一緒に住んでいます。
そんなペット、とくにワンちゃんと暮らす皆さんに質問です。
室内で生活する犬のケガの発生場所で一番多い場所はどこだと思いますか?
散歩中のアクシデントを想像される方が多いのではないでしょうか?
正解は…
なんと! お家のリビングです。
家の中は安全かと思いがちですが、意外に危険が潜んでいるのですね。
ワンちゃんがリビングでしやすいケガのうち、最も多いのが「フローリングで足をすべらせてしまうこと」によるものです。
弊社のお客様も多くの方がペットを飼っておられますが、リノベーションする際によく床材についてのご質問を受けます。
床は家の面積に占める割合が大きいので、部屋の雰囲気を左右する、いわばコーディネートの主役です。
そして、屋内で人間とともに暮らすペットにとっても、毎日歩く床はとても重要なのです。
2.どのような怪我が多いのか
上に挙げましたフローリングのすべりが原因でおこるものに関節病があります。
主なものは椎間板ヘルニア、膝蓋骨、股関節形成不全です。
犬種によってなりやすい病気がありますので、十分ご注意下さい。
フローリングをコーティングする方法もありますし、最近はすべりにくい、傷がつきにくいフローリングもありますが、今回は犬に優しい、フローリング以外のおすすめの床材についてお話しします。
3.犬と暮らすための床材選びの3つのポイント
犬に優しい床材選びのポイントをまとめると、
①メンテナンスが簡単
粗相の可能性があるため、できるだけ自宅で簡単にクリーニングできるものがいいでしょう。
②衝撃を吸収できる
日頃の足腰への負担のほか、転倒による怪我の防止にも関わってきます。
③耐久性が高い
爪のひっかかりによるキズなど、人間だけが利用する場合よりも耐久性についての要求は高まります。
以上3つのポイントを踏まえて、おすすめの床材についてお話ししましょう。
4.おすすめの床材ランキング
第3位 フロアタイル
犬に優しいおすすめの床材・第3位は、フロアタイルです。
犬の腰痛や関節症はとくに日本で多いという特徴があります。
その原因の1つとして、床のフローリングが挙げられます。
欧米は犬をたくさん飼っているにも関わらず、腰痛や関節症にかかる犬が少ないのは、床の素材がフローリングではなく、靴のまま生活できるタイルで作られていることが多いからだと言われています。
タイルは粘土などを使った素材で、とても固いですが、表面がザラザラとしていて、犬の足がしっかりとグリップする(床をとらえる)ので、すべりにくくなっています。
さらに、耐久性が非常に高いため、犬が走り回っても傷みは少ないのです。
室内では靴を脱いで生活する日本では、部屋中をフロアタイルにすることは難しいと思いますが、犬を飼うスペースを決めて、そこだけ床をタイル素材にリフォームすることで、犬が腰痛や関節症にかかるリスクを少なくすることができます。
デザインはオークのフローリング調や、大理石調のものなどが人気です。
第2位 クッションフロア
出典元 http://www.ig-okada.co.jp/
犬に優しいおすすめの床材・第2位は、クッションフロアです。
クッションフロアは、その名のとおりクッションのように柔らかく、床に座ってもすぐにおしりや腰が痛くなるということはありません。
医療用の施設で使われていることも多い、体への負担が少ない素材です。
クッションのようにふわふわとした感触で、犬だけでなく、人間にとってもとても優しい床素材なのです。
衝撃を吸収する能力は非常に高く、また足も踏ん張りやすいので、すべりにくい床材としても優秀です。
水や汚れにも強く、水拭きすることで簡単に汚れを取ることができるので、メンテナンスも簡単です。
デザインはチークやオークのフローリング調のもの、モザイクタイル調のものが人気です。
とくにペット用として、従来のものよりも表面が傷つきにくいタイプも出ています。
また表面にエンボス加工をすることにより、さらにすべりにくくなります。
第1位 タイルカーペット
犬に優しい床材として最もオススメしたいのが、タイルカーペットです。
ペットが足腰を痛める原因としては、先にもご紹介したように「床を上手くグリップできず、足をすべらせてしまう」ことがあげられます。
カーペットは表面がポリプロピレンやナイロンの起毛で覆われているため、衝撃を吸収してペットが上手くグリップすることができますし、耐久性の高い素材なので長期間安心して使うことができます。
さらにタイルカーペットの一番の魅力は、汚れた箇所だけを洗うことができるという点です。
一般的なカーペットとは異なり、一定の長さでカットされた四角形のカーペットを組み合わせているので、汚れたらそこだけ外して洗うことができます。
すべりにくい、メンテナンスが簡単、クッション性が高く、耐久性も高い。
全ての条件をクリアできるのが、タイルカーペットです。
またモノトーン系やカラフルなものまで様々なカラーがありますから、好みの組み合わせでインテリアとのコーディネートも楽しめますね。
今回ご紹介した床材を使うことで、犬の体への負担はグッと軽くなります。
リビングはもちろん、廊下や階段に使用して、犬が歩きやすい家をつくっていきましょう。
このように、リノベーション、リフォームする際はご自身の愛するペットのことも考えたいですね。
犬に優しい家は人にとっても優しい家なのです。
ひかリノベでは、物件探しからリノベーションまで、ご相談を随時受け付けております。
住まいに関するお悩みは、どんなことでもお気軽にご相談下さい。
是非、ひかリノベと一緒に『好きな街で、好きな暮らし』を実現させましょう!
それでは、また次回お会いしましょう。