2016/9/12
【東京都 千代田区,文京区エリア J様邸リノベーションレポート①】オフィスをコンバージョンして理想の住宅へ!
こんにちは。
ひかリノベの設計・施工を担当している高橋です。
今回は、J様邸の施工をご紹介します。
第1回は打合せ編です。
J様のお家は、 活気あふれる秋葉原駅からほど近く。多くの大学とオフィスで賑わう街に、7月にマンションをご購入されました。
個人事務所や住居が共存する11階建てのマンションです。
1.J様との打ち合わせ
以前はオフィスで使用していた物件を、住宅用への用途変更リノベーションします。
ちなみに、用途変更を伴うリノベーションをコンバージョンと言います。
▲元々はオフィスで使用していたため、玄関を開けるとフロアカーペットが敷かれていました。
施主様との打合せでの第一声が「キッチンを無くしてください」とのこと。
「新しいキッチンにお取り替えですね?」と尋ねると、
「料理はしないのでキッチンは必要ありません」とのことでした。
▲オフィス用に設置されていたミニキッチン。
これはなかなか珍しいご要望です。
さらに打ち合わせを進め、キッチンがあった場所には洗濯機置場と室内物干しスペースを置き、床はカーペットを剥がしてフローリング敷くというリノベーション計画となりました。
2.解体作業と同時に工事内容を模索する
最初に、キッチン用給排水を洗濯機用に変更します。
同じ給排水とは言え、そう簡単にはいきません。
解体してみて、どの程度の給排水工事が必要かを検討します。
▲キッチン解体中。
ここからは、洗濯機置場製作の工事現場を少しだけご紹介します。
まずは、床を約130mm上げて、その空間で排水管を「切り廻し」
切り廻しとは、切ったり伸ばしたりしてつなげたりすることです。
給水栓は高さを上げる必要があるため約100mmのフカシ壁を造り、その内部で給水配管を切り廻す計画としました。
切り廻しに使用する白い配管は、エスロンメタックスという三層管。強度、凍結、対温に強く、形状も自由に変形できる優れものです。
▲洗濯機パンの排水位置に合わせて、上部に開口を造ります。
▲その後は、洗濯機パンを設置し、巾木やクロスで仕上げを行えば完成です。
3.最後に
J様邸のリノベーションレポート第1弾をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
オフィスリノベーションに興味のある方は、住まいブログの記事「オフィスは会社を表す!個性溢れるオフィスリノベーション」を参考にしてください。
現在、鋭意工事中です。
途中でも紹介しましたが、J様邸はオフィス物件から住宅への用途変更という珍しいリノベーション工事となります。
まだまだ工事が続きますが、施主様が潤いのある生活を送れるようがんばります!