2022/10/5
色がもつイメージ~お部屋の雰囲気は配色で決まる!?
こんにちは。ひかリノベ両国・設計の五十嵐です。
床材やクロスなどの内装材や、家具を選ぶとき、
「どんな色にしようかな」と皆様お考えになると思います。
インテリアカラーを色の好みや感覚だけにたよって決めるのではなく、
配色が見る人にあたえる印象、
理想のお部屋のイメージや雰囲気を作るための色使いを知っておくと、
設計者・デザイナーに自分の好みを伝えやすくなります。
本日は目指したいテイストに合わせた色選びについてお話したいと思います。
出典:色彩検定 https://www.aft.or.jp/pages/feature
エレガント
「女性的、洗練された、優雅な」お部屋をご希望の方には、
「淡いパープル系 ピンク、うすいグレー」がおすすめです。
カジュアル
「明るい、活発な、親しみやすい」雰囲気にしたい場合は、
「赤、オレンジ、黄色、緑、青」といった、12色クレヨンのような、はっきりした色を取り入れると◎。
クラシック
「重厚な、円熟した、伝統的な」スタイルは、
「暗く、落ち着いたブラウン系」をつかって、重み・深みを表現して。
クリア
「明るい、さわやか、透明感のある」イメージに仕上げるには、
「淡いブルーグリーン、淡いブルー系、ホワイト系」といった、清涼感ある色遣いを。
ウォームナチュラル
「穏やかな、素朴な、ぬくもりのある」テイストは、
「ベージュ、明るい茶色、枯れ草を連想させる緑」と、山や田園をイメージさせる配色で。
フレッシュナチュラル
「若々しい、新鮮な、さわやかな」印象を与えるには、
「黄緑色、明るい緑、ブルーグリーン色、ホワイト系」。生き生きした植物や自然を思わせる色ですね。
モダン
「金属やガラスといった人工的、都会的」なスタイルは、
「ホワイト、黒、グレー、ブルー」でクールに決めて。
ロマンティック
「かわいい、かれんな、愛らしい」雰囲気のお部屋には、
「ピンク系、ホワイト系」がぴったりです。
色が人間心理にもたらす影響についてすこし意識してみると、
イメージどおりのお部屋を考えるよいヒントになります。
内装材や家具の色選びで「どうしよう?」と迷ったときは、
ぜひこのイメージと色の関係について思い出してみてくださいね。
参考:文部科学省後援「色彩検定®公式テキスト1級編」