2022/3/29
マンションのデベロッパーとは?買うとき気にするべき?
マンションを購入するとき、「デベロッパーはどこ?」など聞かれたことはございませんでしょうか?
ディベロッパーとは、マンションを新築時に建てて販売した会社のことですが、今回はディベロッパーについて詳しく解説していきます。
そもそもデベロッパーとは
デベロッパーとは、英語で「開発」を意味する 「development」 から来ている単語で、土地や街の開発事業を主な業務としている不動産会社のことを指します。不動産といっても、街区の大規模再開発や、高層マンション開発、またはリゾート開発などの比較的投資額の大きなものを手掛けることがデベロッパーの特徴です。
たとえば、デベロッパーが採用する都心部で見られる大規模再開発の手法は、次のようなものです。
ある地区の街区全体を敷地にして、中央に超高層タワーを建てて、オフィスやホテルを誘致。
そして、その周辺には商業施設や緑地などを設けたり、美術館や音楽ホールなどの文化施設を建てたりして、複合的に開発を行います。
まさに、都市を作り上げるといってもよいでしょう。都市開発デベロッパーは、このような都市環境形成に最初から最後まで関わるわけです。
マンション開発では、開発から分譲までを、さまざまな業者と共同しながら、主導する役割を果たします。
デベロッパーによるマンション開発の主な目的は、投資によるリターンの確保。
最も大きなリターンを得るために、投資の上流から下流までを効率的に管理するのです。
具体的には、どこに建てれば最も高い値段で売れるのか、どのようなターゲット向けに訴求すべきかという企画を最初に立ち上げます。
また、そのような目的を達成するために必要な空間と環境のデザインについても注意深くコントロールしながら、総合的な戦略をもとに開発を進めていきます。
デベロッパーとゼネコンの違い
デベロッパーと混同しやすいものに「ゼネコン」があります。
ゼネコンとは、「ゼネラル・コンストラクター」の略称で、総合建設会社を意味します。
マンション開発における役割分担は、デベロッパーが開発計画を立てて、その計画に従って、ゼネコンが実際に建物を建てるのです。
つまり、デベロッパーが検討したコンセプトなどに基づいて、技術力を持ったゼネコンが具体化していくのです。
といっても、ゼネコン自体は主に監理業務を行う場合がほとんど。監理業務は、実際に現場で建設工事を行う中小の業者を束ねる役割を指します。
マンションの建設を例に挙げると、まず基礎の杭を打ち込む業者や、鉄筋コンクリートで躯体を造る業者が作業します。
躯体ができると、電気関係の配線業者、設備を設置する業者、家具やインテリアを担当する内装業者が入ります。
ゼネコンは、このようなさまざまな業者の作業を、安全に工期内に完成できるように管理します。
要するに、下請け業者をまとめる、元請けの立場です。
このようなゼネコンのなかには、スーパー・ゼネコンと呼ばれる、実際の建設監理業務に留まらず、デベロッパー的な企画力を持っているところもあります。スーパー・ゼネコンの場合、デベロッパーと共同で開発事業を行う場合も多いのですが、資金力や条件が整えば単独で開発を手がけるケースもみられます。
マンションブランドとデベロッパーの関係について
主にマンション開発を手がけるデベロッパーを「マンションデベロッパー」と呼ぶことがあります。
本業から派生してマンション開発を行うようになったデベロッパーも多く、いくつかの系統に分かれます。
たとえば、日本で大手としてよく知られているマンションデベロッパーには、財閥系、鉄道会社系、ハウスメーカー系などの系統があります。
財閥系は主に不動産業の派生として、鉄道会社系は沿線開発の一環として、ハウスメーカーは住宅産業の業態拡大として、マンション開発を行っています。
各マンションデベロッパーは、それぞれ独自のマンションブランドを持っているのが一般的です。
マンションを買うならデベロッパー選びも大切
マンションを開発するデベロッパーには、さまざまなタイプがあります。
一斉を風靡したマンションデベロッパーや、財閥系など昔から大規模開発に強い会社、エリアに強い会社など。
またデベロッパーマンションにはブランド力があり、そのブランドを維持するためにグループの管理会社などが入り、そのマンション自体をしっかり保っている物件が数多くございます。
エントランスの警備状況や郵便ポストコーナー、外観など、一般的なマンションと違いがあるマンションもよくあります。
築年数がたつ中古物件では管理の状態がその後、安心して暮らせる物件であるかどうかの判断ともなってきます。
デベロッパーマンションが絶対に安心ですとは言い切れませんがどこが建てて分譲したかをしっておくことで、日々の暮らしやすさはもちろん資産価値の維持にもつながっていくことでしょう。
もちろん資産価値が高いということはお値段もそれなりで、何がいいのかはその人によって異なります。
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