2021/10/12
色の好みは季節で変わる?
こんにちは。ひかリノベ設計担当の水谷です。
色については以前も何度かブログに書きましたが、今回は季節によって色の好みは変わるのか?についてお話したいと思います。
リノベーションにおいて色は重要なテーマ
ほとんどのお施主様は好きな色や苦手な色がはっきりしている方が多いのですが、私個人は好きな色がありすぎて一つに絞ることができません。
「この材質(質感)ならこの色が好み」とか「この色ならこのトーンが好き」など、材質との組み合わせやトーンなどで好みの色が変わってくるからです。
例えば、木質ならウォルナット系のブラウン、ウールのお洋服ならブルー系、紫は赤よりも紺に近い紫など。一口に赤、青、黄色・・・といっても色は様々あります。
またこの色によって私たちはかなり心理的にも影響を受けているようです。
以前にもお話いたしましたが(https://hikarinobe.com/blog/16470/)、色は体感温度にも影響があるとのこと。
色だけでなく質感も重要なポイント
そのためリノベーションのお打合せをするとき、お施主様のお好みの色をイメージしながら、どのような質感の材料が合うか考えます。
家具やカーテン、クッションやベッドカバーなど、ご入居後の大きなインテリア要素をイメージしながら、材料(床材や壁クロス、タイルなど)や質感(発色・光沢)、
照明の明かりの色(光色)などをご提案しています。
またリノベーションのお打合せで、お施主様が色について悩まれているとき必ず考えていただくのが、お部屋の日の入り方。
季節が変わり日当たりが変化しても、色の見え方に違和感がないか?を考えてもらうようにしています。
特にカーテンはお部屋の多くの面積を占めます。季節ごとに模様替えされる方は良いのですが、なかなかそれも難しいですよね。
オールシーズン使える色の生地がおすすめですが、もちろん大好きな色の生地でしたら、季節に関係なくお使いいただけると思います。
またお好きな色がいくつかミックスされた生地なら、他の色のインテリアともコーディネートしやすくなりそうですね。
季節によって選ぶ色に影響があるかも
日本は四季がありますから、我々日本人はその季節ごとに体感できる自然や食材などに強く影響をうけているのではないかと思います。
春は若葉や小さなお花を連想させる、淡い色、夏は空や海の澄んだブルーや暑い日差しに負けない鮮やかな色、実り豊かな秋は茶色や赤やオレンジ、冬は静寂な雰囲気のホワイトやモノトーンなど。
ファッションは色やデザイン以外に着心地や季節にあった生地を選びますが、インテリアも同様に、季節によって色を意識してみるのも楽しいかもしれません。