2021/9/7
フラット35は銀行ローンと何が違う?
こんにちは。ひかリノベ両国ショールームの尾高です。
住宅購入を考えた場合、住宅ローンの知識は正しくもったうえで購入していきたいと考える方は多いのではないでしょうか。
また、住宅ローンについて考えだした場合、【フラット35】という言葉を耳にして、検討される方は非常に多いと思います。
では、そもそもフラット35は銀行ローンと何が違うのでしょうか?
私もこの仕事をする以前は全くなじみがなく、よく聞くけど何がいいのか、何が違うのか。明確に答えられませんでした。
今回は、フラット35についてご案内致します。
フラット35とは
住宅金融支援機構が民間の金融機関と提携して融資する住宅ローンで、一般的な銀行ローンとは異なった方法となります。
フラット35の特徴としては大きな特徴は下記5点があげられます。
全期間 固定金利型
フラット35の特徴として、固定金利型であることが挙げられます。全期間の金利が固定されているので、借り入れから返済が終わるまでの金利と返済額が変わりません。金利も現在は1%少々での借入が可能です。
幅広い融資に対応可能
新築の建築・購入資金だけでなく、中古住宅の購入などでも利用でき、銀行やフラット35専門の金融機関など民間の金融機関から手続きができるという申請のしやすさが特徴です。
契約する際の保証人および保証料、繰り上げ返済手数料も不要と、手間や諸費用が抑えられるのもポイントです。
住宅や環境に合わせたさまざまなコースがある
フラット35には、住宅や環境に合わせたさまざまなタイプが揃っているので、自身の購入予定の住まいに合わせて選ぶことができます。
例えば、耐震性や省エネ性など一定の基準を満たすと一定期間さらに金利が引き下げられるフラット35S。
さらに、地方公共団体と連携した“フラット35 子育て支援型・地域活性化型”、性能向上のために中古住宅のリフォームを行う場合や性能向上リフォームが行われた中古住宅を購入する際に利用できる“フラット35 リノベ”などがあります。
条件によってですが、当初借入期間より5年間、10年間の引き下げ期間があり、場合によっては1%をきっての借入が出来たりもします。
団体信用生命保険加入の有無が選択できる
銀行ローンでは団体信用生命保険への加入が必須となり、加入前に健康状態の告知が必要となります。
一方フラット35では、団体信用生命保険への加入は任意となっています。
団体信用生命保険の有無を選択でき、金利条件も異なることもありますのでよく確認しましょう。
フラット35と銀行ローンで異なる審査基準
ローンの借り入れを申し込む際、勤続年数や勤務形態は問われないため、転職して間もない人や正社員ではない人でも借り入れしやすいのが大きなメリットです。
一方、銀行ローンでは年収基準に加え、収入の安定度も審査対象となります。今後の返済を見据えての厳重な審査となるため、転職したばかりなど収入が安定しない人は借りにくいというのが現状です。
いかがでしょうか。
支払いの安定や自分のタイミング、状況で借入がしやすいというのが特徴となり、家計や返済プランが立てやすいといえる住宅ローンと言えるでしょう。
ただし同じフラット35でも、取扱う金融機関ごとに金利や手数料が異なるので注意しましょう。
また、フラット35でどんな物件でも借入出来るのかといったら実はそうではありません。
フラット35の借入や検討には下記にも注意しながらご検討下さい。
ローンの対象となる建物の基準が異なる
フラット35は、質の高い住宅に住んでもらうことを目的としているため、一般的な住宅ローンよりも建物の基準が厳しく、住宅金融支援機構の技術基準を満たしていないと利用することができません。
さらに、住宅の床面積が一戸建ての場合は70㎡以上、マンションなどの共同建ての場合だと30㎡以上が必須となります。
また、新築と中古住宅それぞれにおいても購入金額や竣工からの年数などの条件があり、特に中古住宅では新耐震基準が適用されたものであるかどうかも審査基準の対象項目となります。
そしてフラット35の大きな特徴である技術基準において住宅の構造や断熱構造、区画などの細かな設定がなされています。
銀行ローンの場合は、提供する銀行によって基準は異なりますが、建築基準法に基づいて建築されていることを基本とし、フラット35よりは間口が広いのが特徴です。
また、購入・建築価格には上限があったりもしますので気をつけましょう。
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フラット35がいいのか民間の金融機関がいいのか。
どちらがいいのかは購入物件、求める生活空間、人生プランによっても大きく異なります。
自分にはどんな金融機関のローンを利用したほうがよいのか迷っている方は
ひかリノベコーディネーターまでまずはお気軽にご相談ください。