2020/11/24
家族構成別・必要な家の広さは何㎡?
こんにちは。ひかリノベ 湘南ショールームの春永です。
新しい住まいを考え始める時、未来を想像しながら新築か中古か…。一戸建かマンションか…。と、考えますよね。
そして、お家を選ぶ時、多くの人が◯LDKと部屋数にとらわれてしまいがちですが、未来の家族構成にあった広さから考えてみると、また違った価値観で見えてくることがあります。
今回は、必要な家の広さは何㎡なのか…。という視点から考えていきたいと思います。
快適な住まいはどれぐらいの広さ?
まず、世帯別に見て、快適に暮らすことができるのか国土交通省発表の住生活基本計画における居住面積水準を参考に見てみましょう。
最低居住面積水準とは
世帯人数に応じて、健康で文化的な住生活の基本として必要不可欠な住宅の面積に関する水準のことです。誘導居住面積水準とは
世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準のことです。
誘導居住面積水準は下記の通り、住みたい場所により表の見方が変わります。
都市居住型・・・都市の中心及びその周辺における共同住宅居住を想定
一般型・・・都市の郊外及び都市以外の戸建住居住を想定
では、上記の表を参考にして家族構成別に見ていきましょう。
単身者
上記表を参考にすれば、単身者の最低基準面積は25㎡・誘導基準面積水準は都市居住型で40㎡・一般型で55㎡となります。
一人暮らしで必要な広さはその人のライフスタイルによっても大きく変わります。
お休みにはお家でお料理を楽しみたいからキッチンを広く確保したい方もいれば、日中はほぼ外出するので、夜の癒やし時間を重要だから寝室やリビングスペースを広くしたいという方もいらっしゃいます。
生活スペースと寝室をちょっとした間仕切りを設けるなら50㎡もあれば充分な広さのリノベーションが可能です。
生活スペースとは別に寝室を持ちたい方・将来的にパートナーと暮らすことを考えれば50~65㎡の広さにすればゆとりのある生活が叶います。
2人家族
上記表を参考にすれば、二人家族の最低基準面積は30㎡・誘導基準面積水準は都市居住型で55㎡・一般型で75㎡となります。
単身者やお2人住まいの最大のメリットは、部屋数を減らして大きな部屋をまとめることによりゆとりある暮らしが叶いやすいことではないでしょうか。
おふたりの時間を優先する暮らしなら40~45㎡の広さでも良いかもしれません。
リビングを広くしたり書斎や収納の充実を考えるなら45~55㎡あればお二人でゆったりと暮らすことができます。
将来、お子さまが誕生されてもしばらくは充分に暮らしていくことができる広さです。
3人家族
上記表を参考にすれば、3人家族の最低基準面積は40㎡・誘導基準面積水準は都市居住型で75㎡・一般型で100㎡となります。
ご家族が3人であれば50~65㎡くらいがよいでしょう。
お子さまの成長過程にも柔軟に対応できる広さで、プライベートスペースの充実も確保できます。
65㎡~85㎡あればさらにリビングを広くしたりゲストをお招きしてもゆとりのある暮らしができますね。
4人家族
上記表を参考にすれば、4人家族の最低基準面積は50㎡・誘導基準面積水準は都市居住型で95㎡・一般型で125㎡となります。
お子さまのいらっしゃるご家族にとってまず、優先されるのはお子さまのことだと思います。
年齢によって個室が必要になる時期や部屋をシェアするのか、異性か同性かによっても考えていかなくてはなりませんよね。
お子さまが小さい時は60㎡程度の広さでもご夫婦のお部屋と子供部屋で充分な広さは確保できると思います。
やがてお子さまが独立され、暮らしが変化していく時、ご夫婦2人になります。
永く住まうことを考えれば、住宅は夫婦2人で暮らしていくことを基本として想定し、家族の変化に柔軟に対応できる広さのもの60㎡~95㎡位で選択されるのもよいかもしれません。
人によって必要な広さはライフスタイル・そこに住まう人によって様々です。
デザインの工夫ひとつで部屋の広さの見え方は全然変わってきます。
まずは将来を想像しながら、理想の空間への想いをすべてスタッフにご相談してみてください。きっと理想の空間が生まれてきます。