2019/11/28
『真の』住みたい街ランキングNo.1はどこ?
毎年各社から発表される「住みたい街ランキング」。
吉祥寺や恵比寿、横浜、急上昇中の大宮や浦和等、様々ですが、真の「住みたい街」とはどこだと思いますか?
みなさんもぜひお考えください。ご自身の「住みたい街」とは……?
憧れの街≠本当に住みたい街
正解は……
「現在住んでいる街」です。
少し意地悪な解答だったかもしれませんね。
多くの方にこの質問をしてきましたが、この答えを聞くと案外みなさんご納得されるようです。
実際に、マイホーム探しのご相談にお越しになられる方の多くは、
- 現在お住いの近く
- ご両親等のご実家の近く
といった、馴染みのある場所でご検討されている方が多いと感じます。
吉祥寺や恵比寿等は、一度住んでみたいなあと思うことはあっても、現実的にこれから住もうと思うか、というと全く別の話のようです。
裏を返すと結局のところ、「住めば都」ということなのかもしれません。
そう考えると、マイホームの探し方も大きく変わってきそうですね。
固定観念を捨ててみると新しい出会いが……!?
物件探しのご相談をいただく方の中で、住みたいエリアの中でなかなか物件が出て来ない、と数年マイホーム探しをされているという方も中にはいらっしゃるのですが、お話を伺ってみると、かなり難しい条件で探されている、ということが要因であることが多いです。
たとえばエリアの相場と比べて予算が低かったり、相場よりも広いお部屋を優先度の高い条件とされていたり……。
ですがマイホーム探しは、希望するエリアと、予算やその他条件との兼ね合いです。
相場と条件がマッチしていれば問題はないのですが、そこがミスマッチの場合は、どれだけ探しても希望する物件はなかなか出てはきません。
もしも希望するエリアで条件に沿う物件がなかなか見つからず、何かを譲歩しなければならないという場合、思い切ってエリアを広げて探してみるのも良いかもしれません。
まずはそのエリアに住みたい、と思った動機を、いま一度思い起こしてみましょう。
「通勤アクセスが良い」 であれば、別の路線で通勤時間が変わらないエリアを検討してみる。
「街の雰囲気が好き」であれば、どんなところが好きなのかを具体的に挙げてみると、まったく違うエリアに共通項のある街が見つかるかもしれません。
エリアに縛られている概念を一度フラットにして、視野を広くすることで、物件の希望条件も叶えられる、住んでも良いなと思える街に出会える可能性が広がります。
「絶対にこのエリア」と固定してしまったために、築年数や駅からの距離、広さ、リノベーション費用を削らざるを得なくなることもあります。
あこがれの街にマイホームを手に入れたはずなのに、結局は満足からは程遠いわが家……。
思い切ってエリアを広げてみることで、駅チカで、広々としていて、こだわりを詰め込んだリノベーションを実現できたというケースは多いです。
あのときは考えもしなかったけれど、住み慣れていくごとにその街が好きになる……。
そしてその街はいずれ、私たちにとって心から住みたい街、になるのだと思います。
運命の出会いは、思いもかけないところに待っているもの、なのかもしれません。