2019/10/14
マンションの収納どうする問題~B様邸の事例から
こんにちは。五反田ショールームの木村です。
台風19号が各地で河川の氾濫や土砂崩れなどをもたらしています。皆さまのご様子はいかがでしょうか。また被害に遭われた皆さまには心からお見舞いを申し上げ、一日も早く普段の生活に戻ることができますよう、住まいの修繕などお役に立てることがございましたら、どうぞご遠慮なくお申し付けくださいませ。
さて本日ご紹介する事例は、「マンションの収納スペースが足りない」という課題をリノベーションで解決したケースです。マンションのリノベーションでは、限られたスペースの中で収納をいかに確保するかがよく課題となります。
「かさばる荷物の収納場所が欲しい」
都心から少し離れた閑静な住宅街にあるマンションの一室を購入されたB様。
元々70㎡弱(3LDK)のお部屋でしたが、広々としたリビング・ダイニングが一番の希望でした。
また、ゴルフや家族みんなで楽しむスノーボードが趣味のB様は、スポーツ用品やシューズもたくさん持っていらっしゃるということで、それらを気兼ねなく収納できる土間スペースが欲しいとのこと。
さらに洋服や季節家電、来客用のお布団、スーツケース、お子様のおもちゃなどなど「プライベートスペースよりも収納スペースがたくさん欲しい」との事でした。
広々リビングと収納スペースを確保するために
そうは言っても、プライベートスペースを犠牲にして収納を増やせば良いという単純な話ではありません。B様ご夫婦とお子様、3人が快適に暮らすために必要な居住スペースは、確保しなくてはいけません。
そこでB様邸では、スキップフロアを用いた縦の空間設計で、この問題を解決。
リビングの一角から隣接する寝室にかけて、リビング側は高さ700mm、寝室側は高さ1000mmのスキップフロアを設け、その中に布団などかさばる荷物を収納できるよう計画しました。
スキップフロアの上は居住スペースとして機能します。
リビング側にはカウンターを造作し、ご主人のワークスペースやK君の勉強机に。
寝室側はスキップフロアに布団を敷き、ロフトベッドのように利用します。
天井高の高さがポイント
B様の物件は2m50cmの天井高が確保できるお部屋だった事が幸いし、空間を縦につかうアイデアで生活空間と収納空間の双方を広く確保する事ができましたが、物件によっては天井に梁が多く通っていてスキップフロアを設けると空間がより狭く感じてしまったり、頭をぶつけてしまう心配がでてきてしまったりと、せっかくの空間がストレスになってしまい台無しです。
「スキップフロアがあるといいな」とお考えの方は、物件探しの段階から天井高や梁の通り具合なども、物件選びのチェックポイントとして念頭においておく事をおすすめします。
B様のお宅は、リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019(その一年を代表するリノベーション作品を選出する、リノベーションのコンテスト)にもエントリーされています。
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このような、こだわりのある空間作りのご相談も、ぜひ私たちひかリノベにお任せください!