2019/7/2
「海の近くに住みたい」という場合に押さえておきたい災害への備え
こんにちは。ひかリノベ湘南ショールームの春永です。
梅雨の季節が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
先日から新潟・山形地震、九州での大雨と、地域の方々のご心労を思うととても心配です。
湘南エリアも海に接しているので、災害に対する備え・情報収集など改めてしっかりと把握しておかなくてはと再認識させられます。
今回はこれから湘南エリアでお住まい探しを始められる方に、災害に備えるために知っておいて頂きたいことをお伝えさせて頂きます。
1. 海抜を確認しましょう。
海の近くのエリアでは、住みたい場所の海抜を必ず調べておきましょう。
国土地理院【地理院地図】 で、全国の海抜を確認することができます。
地図画面が出たらクリックして調べたい地域を表示します。
調べたい場所をクリックすると地図の左下部に「標高:◯m(データソース:DEM5A)」と表示されます。
私もお家を探す時・購入する時は、国土地理院で調べ・現地を下見し、地元業者さんのアドバイスを頂き、各見解が揃っていたので安心して購入できました。
2. ハザードマップ・避難場所を確認しましょう。
また、災害が発生してしまった場合の避難場所も併せて調べておくこと。
そもそも、徒歩で避難できる場所が周辺にあるかどうか、調べた上で購入したいですね。
ハザードマップとは、国土交通省が公開している想定しうる自然災害による被害を予測し被害範囲を地図に色分けされたものです。
【地震】・【火災】・【洪水】・【津波】・【土砂災害】・【火山】などのあらゆる災害を想定しています。
近年、日本各地で起こっている災害がハザードマップと合致していることから、改めて注目が集まっています。
「避難場所」と「避難所」
避難所には大きく分けて二種類の避難所があることをご存知でしょうか?
指定緊急避難場所……大津波や大規模火災などから命を守るために逃げ込むのが指定緊急避難場所です。
指定避難所………………命を守った後に、一時的な生活をする場となるのが指定避難所です。
2011年に発生した東日本大震災時にはまだ避難場所と避難所の区別が必ずしも明確ではなかったそうです。
避難場所もまた災害の種類毎に区分もされていませんでした。
こうした教訓・反省を生かし、2013年災害対策基本法という法律によって名称や設置場所の条件が定められ改定されました。
「走って逃げる際には避難場所」「避難後生活をする場所は避難所」と区別をするために、指定緊急避難場所と指定避難所の違いや定義が明確になったのです。
また、避難場所は、災害の種類毎に避難場所が異なります。
この部分を結構勘違いして覚えてしまっている方も多いようです。
大地震の時は、津波を避ける高い場所や火災を避ける広い場所。
台風や大雨の時は、浸水や土砂災害を避けられる場所、河川や土砂災害発生地域から離れた場所へ。
災害時に慌てないように、それぞれハザードマップで確認しておきましょう。
これだけは備えておきたい防災グッズ
防災グッズは、ライフラインが止まった場合に、公的な支援が来るまでの間、乗り切るための準備です。
避難するとき時、何より一番大切なのは身の安全の確保です。心構えをしていてもいざという時、気が動転するのは仕方のないことです。
常に玄関等の収納箇所にリュックサックなど両手が空くバッグなどを用意し、玄関にいつもの靴とは別に非常用の履きなれた靴(厚底)を置いておくことも重要ですね。
用意しておきたい防災グッズ
- トイレ用品(簡易トイレ)
- 非常食(火やお湯を使わなくても食べられるもの)
- 食料品(乾麺・インスタント食品)3日分位
- 飲料水(500mlペットボトル 家族分適宜)
- 現金(小銭を多めに)
- 懐中電灯
- ラジオ(携帯電話充電用手動発電機付)
- ローソク、マッチ、ライター
- 医薬品(消毒薬、三角巾、胃薬、解熱薬など)
- 衣類(※季節により防寒具)
- その他場合によって(女性用品・介護グッズ・ペット用品等)
- ビニールシート
- 雨具(レインコート)
- ナイフ、ハサミ
- 軍手
- タオル(大小)
- ウェットティッシュ
- マスク
- ビニール袋
- 筆記用具
※あくまで参考として、代表的なものを挙げています。
これだけあれば大丈夫と保証するものではありません。
日本は四方を海に囲まれた海洋国です。付近には4枚のプレートがひしめく地震大国でもあります。
日本に住んでいる以上、災害リスクを抱えて生活することになりますが、それでもご自分やご家族を守る対策・備えをすることは十分に可能です。
ひかリノベでは地域の状況を熟知しているスタッフが物件の紹介~リノベーションまでお客様のニーズにあった情報をご提供致しております。ぜひ遠慮なく、何でもご相談くださいね。