2019/6/17

《海辺に住むことのデメリット》湿気・塩害・津波とその対策

《海辺に住むことのデメリット》湿気・塩害・津波とその対策

こんにちは。ひかリノベ湘南ショールームの春永です。
6月に入り、湘南エリアの紫陽花も日に日に色づき始めてきました。
そして今年もあのジメジメとした梅雨の季節がやってきましたね。

海が近いここ湘南は、この季節、湿気や結露が心配……という声がよく聞かれます。
本日は、そんな海の近い街ならではの気候条件が気になって、住んでみたいけれど二の足を踏んでしまう、という方向けに、私の経験からその実態をお伝えできればと思います。

 

海の近くに住むデメリットとは?

海の近くに住むことについて一般的には下記のようなご心配事をよく耳にします。

  • 洗濯物を干せない~風が強い、乾かない、湿気・結露・カビが起きやすい
  • 塩害~設備機器が壊れやすい、植物が枯れる、自転車等が錆びやすい
  • 津波・災害が心配

とはいえ「海の近く」と一口にいっても、地域によって気候はさまざま。
私が実際に湘南エリアに住んでいて、経験したこと、実感したことをご紹介します。

 

洗濯物を干せない~風が強い、乾かない、湿気・結露・カビが起きやすい

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海の近くの家では外干しが絶対にできないかというと、実はそういうわけではありません。
実際には風向きや気象条件・季節の変化によって塩害や湿気などの影響には差があるからです。
またお家のあるエリアやバルコニーの向き・立地状況・周辺環境によっても違うため、家探しの段階でどこまで踏み込んで考えていくのかがとても重要になってきます。

私のお家は海岸からわずか200m離れた高台で、南側には海がありそこから遮るものはありません。
しかし毎日風が強く吹いているわけではありません。
風向きや洗濯物を乾かす時間帯等を考慮すれば、問題なく外干しできています。

もちろん雨が降ったときなど、天候状況によって室内干しの日もありますが……
お家の設計プランを考えるときに、風の通り道を考えてプランニングし、また設備の選択を間違えなければ、湿気・カビ・結露に振り回されることもありません。

海のないエリアと比べて、特別に考慮しなければいけない点を挙げるとすれば、風向きでしょうか。
海から吹く風には塩分が含まれているため、その日は外干しができません。

個人的には太陽の下でいつも洗濯物を乾かしたい気持ちはもちろんありますが、「この日に洗濯する!」「乾いたらすぐ取り込む!」とルールができることで、洗濯物を干しっぱなしにしてしまうことがなくなったので、プラスの面もあったかな? と私自身は考えています。

 

塩害~設備機器が壊れやすい、植物が枯れる、自転車等が錆びやすい

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海の近くに住むということは、塩害を完全に否定することはできません。
都市部にはない、自然に囲まれた穏やかな生活を望むなら、やはり自然と共生するための予防・対策・メンテナンスが必須になってきます。

給湯器・室外機

  • 原則としてなるべく潮風にあたらない場所を選ぶ(海に面していない場所・塀などで防風対策されている場所)
  • 塩害対応の給湯器・室外機を選び設置する。
  • こまめに拭き掃除をする。

ポスト

  • 樹脂製のポストを選ぶ。
  • ポストのデザインにこだわるなら、水で洗い流す等のメンテナンスが必要。

植物

  • 塩害に強い植物を選ぶ。
  • 風の強い日の翌日は水で洗い流す。

※海沿いに住んでいるとよく見る光景です。雪国に住んでいる人が雪おろしするのと同じことですね。

車・自転車

  • 車はシャッター付車庫にする。自転車は玄関土間スペースを活用し、屋内に置く。
  • 屋外に置くなら、適宜洗車・手入れが必要。

 

 津波・災害が心配

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海の近くに限らず、災害はどこの場所にも残念ながら起こりえます。
山側には土砂災害・がけ崩れ、埋立地には液状化、河川近くには洪水、密集地には密集地の災害と、その地域なりの危険性が考えられます。

海の近くに住むことを考えると、津波災害がやはり気になりますね。
各行政が公開しているハザードマップや海抜の高さ、避難場所までの経路など、事前にしっかりチェックしておくことが重要です。

海沿いに住んでみたいという方は自然に囲まれた暮らしを好まれる方が多いように感じます。
自然を相手にするということは、手がかかる部分もたしかにありますが、それに比例して愛着が湧くのも事実。私自身の暮らしの中で実感しています。

湘南地域での家探し、リノベーションのご相談は、ぜひひかリノベまで!

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執筆担当者

ひかリノベ広報部

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