2019/3/12
水垢や黒カビを撃退! トイレの床タイル・壁タイル簡単お掃除テク
こんにちは。ひかリノベ湘南ショールームの新木です。
前回より、春のお掃除・アフターメンテナンスシリーズとして、日常における掃除、メンテナンスをテーマにした内容をご紹介しております。
今回は、前回ご紹介致しましたキッチンタイルに続いて、汚れやすいトイレタイルについてのお掃除、メンテナンス方法についてご紹介致します。
こびり付いた汚れだけではなく、トイレの臭いもスッキリします!
汚れやすいトイレの床タイルや壁タイル
トイレの床タイルや壁タイルには、水垢、尿、黒カビや、ホコリ、髪の毛等様々な汚れが付着しています。
特に頑固な汚れとしては主に2種類あり、1つ目は「黒カビ(酸性)」、2つ目は「水垢や尿(アルカリ性)」です。
この2つの汚れを綺麗に落とすには、酸性の黒カビ汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の水垢や尿汚れには酸性洗剤が最適です。トイレタイルの掃除を綺麗かつ効率的に行うには、汚れの種類に合わせた洗剤を使うことが重要になってきます。
タイルのザラザラ汚れ(酸性)にはアルカリ性洗剤
トイレタイルの汚れでザラザラしている部分。それは酸性の汚れです。
酸性の汚れは黒カビが多く、トイレにも発生します。トイレタイルの酸性汚れには、アルカリ性洗剤を使って掃除をしましょう。
①トイレのタイルをトイレ用除菌シートや雑巾、またはクイックルワイパーなどで水拭きをします。
トイレのタイルには尿の飛び散りだけでなく、ホコリも付着しているためです。
②スポンジにアルカリ性洗剤を含ませ、トイレの壁タイルを擦ります。
汚れがそこまで酷くない場合は、この方法でタイルを擦ると落ちるはずです。
③ハンディモップや雑巾で仕上げの水拭きをします。
タイルに汚れや洗剤が残らないように、しっかり水拭きをしましょう。
頑固な黒カビ汚れには…
頑固な黒カビ汚れには、キッチンペーパーを敷き、酸素系漂白剤を流し込んでパックをします。
そして2時間放置したらキッチンペーパーを剥がして、スポンジやブラシ等で床タイルを擦り、汚れを落とします。
タイルの目地等、細かい部分を掃除する時は、歯ブラシを使うと便利です。
その後、酸素系漂白剤で濡れている部分を雑巾で水拭きをするか、水を含ませてよく絞ったモップで数回拭き取り(吹き残しがないように!)、最後に乾いた雑巾で拭き取ります。
※注意!※
タイルは水に強く耐久性に優れていますが、汚れや洗剤が残っていると、タイルにシミができることもあります。最後は水拭きをしっかり行いましょう。
水垢や尿汚れ(アルカリ性)には酸性洗剤
特に汚れやすいのが床タイルです。トイレの床タイルをこまめに掃除していないと、水垢や尿汚れがこびり付いている可能性があります。
時間が経つと、水垢は石灰化し、尿は尿石化し、黄ばみます。
石灰化、尿石化した汚れの成分はアルカリ性です。アルカリ性の汚れには酸性が適しているため、酸性洗剤を使いましょう。
①床用モップや雑巾で掃除をします。
ホコリ、小さなゴミ、髪の毛、糸くず、トイレットペーパーのカス等を綺麗に拭き取りましょう。
②水垢や黄ばみに、酸性洗剤を付けます。
しつこい黄ばみを落とすには酸性洗剤を付けた部分の上にキッチンペーパーをのせましょう。
さらにサランラップで覆い約5~10分程放置したら、キッチンペーパーを剥がします。
③タワシやブラシで、トイレの床タイルを擦ります。
床タイルの目地等の細かい部分は、歯ブラシで擦るとキレイになります。
④床タイルの黄ばみが落ちたら、雑巾でしっかり水拭きをします。
洗剤が残らないようにだけ注意し、念入りに落としてください。
目地に詰まる汚れが「尿石」とわかると、市販の「尿石クリーナー(酸性洗剤)を使ったらいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、タイルの目地の素材であるコンクリートは「酸性」と相性が悪く、劣化してしまうことがあります。
使う場合は、薄めて使ったり、洗剤をかけたあとに手早く拭き取ったり工夫しましょう。
※注意!※
換気をした状態で行うことが大切です! マスクや手袋をして安全に作業しましょう。
また酸性洗剤とアルカリ性洗剤を混ぜて使うと、人体に有毒なガスが発生します。酸性洗剤を使う時は、必ず酸性洗剤をのみを使って掃除をしましょう。
トイレは毎日使う場所です。頻繁にトイレを使ったり、家族が多いご家庭はトイレのタイルが汚れやすいため、マメに掃除をしないと汚れがたまります。
特に黒カビは、湿度が高くなる梅雨時を迎える前に綺麗にしておくことが重要です。冬の間にできた汚れにはカビの菌が潜んでおり、それを放置しておくと、湿気がちな梅雨の季節になったとき、汚れをエサにカビが繁殖するリスクが高まってしまいます。
春のうちに掃除を行っておくことで、梅雨の時期のカビリスクを低減させて行きましょう!