2018/9/11
【板橋区・練馬区エリアA様邸リノベーションレポート③】床暖房と配管がせめぎ合う床下
こんにちは。ひかリノベ施工管理担当の毛利です。
今回は担当物件の中から、A様邸をご紹介いたします。
壁付けキッチンを対面型へ
A様からのリクエストは「開放的でリビングと一体感のあるオープンキッチン」。
既存キッチンは壁面側に設置されていました。
レイアウトを変えて、リビングと向き合う形にしていきます。
まずは、どのような流れでキッチンの位置を変更させるかをご説明いたします。
注意する箇所は床内部の排水管です。工事が着工する前段階で、一度、入念な調査を行います。
マンションリノベーションの場合、排水は既存の立ち上がり管を使うことになるので(排水管は上階と下階を縦に貫くように通っています)配管経路は限られてしまいます。
その為、1/100勾配(勾配の高さ1mに対し1cmをとらなければいけません)を考慮して、ご要望の位置まで配管できるかを検討します。
さらに、A様のお部屋は床暖房も標準仕様で入ってるので、配管を新たに通す位置も、床暖房に干渉しないように調整する必要がありました。
まさにせめぎ合いです。
事前の調査、そして現場職人さんの判断のおかげで、無事にご要望通りの位置でキッチンを納めることができました。
キッチンの奥行きとの兼ね合いで、既存の床収納が使えなくなるかも……(キッチンで口が塞がってしまうことも考えられました)という懸念もありましたが、無事に取り付け完了です。
このように、水まわりの工事はふだん床や設備で見えないところに、さまざまな工夫が凝らされています。
まずはご希望をお聞かせください。現地調査、そして現場の知恵で、理想を叶えるベストな方法をご提案します。