2018/5/25

【大和市エリアF様邸リノベーションレポート②】格子で「繋がる」間仕切り

【大和市エリアF様邸リノベーションレポート②】格子で「繋がる」間仕切り

こんにちは。設計担当の遠藤です。

今回は、湘南支店施工事例F様邸パート2設計編です。
たくさんのこだわりが詰め込まれたF様邸ですが、中でも印象的なのは、リビングスペースとワークスペースを「繋げる」格子の間仕切りです。

 

F様ご夫妻との出会い

都心へのアクセス良好なエリア、駅にほど近いマンションの内覧に同行し、現地で初めてお会いしたF様ご夫妻。
日当たりや環境、広さ等、条件はバッチリのご様子。その場でリノベーションのイメージやこだわりを沢山お話し下さいました。

各室や水廻りの床にあった段差を解消し、できる限りフラットにしたい。
スペースを壁で分断せずに、1ルームに和室とワークスペースが欲しい。
床材は無垢にしたい。
洋室の上部に開口が欲しい。などなど……

イメージをお話しいただいて、ひとつずつ出来る事、出来ない事、構造や設備の状況の確認が必要な事をお伝えしました。

内容にご理解下さり、物件購入をご決断されたご夫妻に、伺ったリノベーションイメージを後日パースにしてご覧いただくお約束をして、社に戻ってから改めてご要望の一つ一つを精査しました。

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▲上はパース、下は実際の施工後のお写真です。

 

マンションの床の段差には・・・

まずは「床の段差を解消し、バリアフリー化したい」というご要望について。

マンションの床は構造や配管の状況、排水管の流末の高さによって、フラットにする事が難しい場合や、設備機器のレイアウトを大きく変えられない事があります。
とくに床が直張り(床下に空間がなく、コンクリートスラブに直接フローリング仕上げを施した構造)の場合、床組を組んで高さを合わせると天井高が低くなってしまうという問題も。

そこで事前の調査を綿密におこなった上で、解体後に床の高さを設定。天井高・梁の大きさ、排気ダクトの経路等を確認して全体を調整し、ご希望の「フルフラットな床」を作る事ができました。

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▲こちらの段差をフラットに。

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▲スケルトン状態にして、床を調整します。

 

和室とLDK・ワークスペースを仕切って繋げる縦格子

次に、「和室とLDK・ワークスペースを一つの空間に」というご要望について。
閉鎖的な壁で分断するのではなく、スペース同士を「繋ぐ」格子の間仕切りを設置することに。
和室にも洋室にも似合う印象的な縦格子を、F様ご自身のイメージをもとにパースや図面で表現。

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この格子をデザインの中心に、他の設備や仕上げの色等を決定していきました。

無垢のフロアー、洋室の上部開口、マグネット対応のチョーク塗装壁など、どれも空間全体のテイストにきれいに調和しています。

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マンションリノベーションに際しては、既存の設備配管や構造等の状況により、一定の制限がある場合があります。
しっかり調査し、考え得る可能性をお伝えしたうえで、ご要望を出来る限り叶えるための様々なご提案を行っていきますが、そのためにはまず「図面やパース等の資料を使ってわかりやすくお伝えする事が不可欠」と考えています。

こんな部屋に住みたい、そんなご希望をどうぞお気軽にお話しくださいませ。
皆さまの「理想のイメージ」をいっしょに形にしていきましょう。

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執筆担当者

ひかリノベ広報部

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