2018/2/21
【わが家のコンセプトを決めよう②】インダストリアル+大人ヴィンテージ・テイスト
こんにちは。ひかリノベ湘南の新木です。
前回に引き続き、コンセプトを決める際に参考にして頂けるよう人気スタイルをテイスト別に紹介していきます。
第二弾は、男性はもちろん女性からも高い支持を得ている人気の「インダストリアル・テイスト」に、味わい深いヴィンテージ家具を合わせた、「インダストリアル+大人ヴィンテージ・テイスト」のご紹介です。
▲第一弾・西海岸風テイストのご紹介はこちら!
インダストリアル・テイストって?
「インダストリアル」とは、もともと「工業の、産業の」という意味です。
インテリア・テイストとしての「インダストリアル」は、無骨ともいえるシンプルさと、どこか懐かしい、機械的な古めかしさが残るスタイル。
工業製品にみられる機能性と美しさを兼ね備えた、実用的なデザインです。
実際に工場などで使われていたであろう配管や足場板など、通常は処分するようなものをあえてインテリアに取り入れたりもします。
さらに、ヴィンテージ感のある錆びたワーヤーバスケットやブリキのバケツなど、使い込まれた小物を加えれば、古い工場や倉庫を思わせるレトロな味わいがより際立ちます。
レザー、木+鉄、レンガ壁がポイント
インダストリアル・テイストに素材として多く用いられるのは、レザーや木、鉄(アイアン)やレンガなどです。これらはインダストリアル・テイストを作るのにぴったりです。
シンプルなデザインで木や鉄の質感を感じられ、古めかしさもあるならなおさら良い雰囲気が出ます。
レザー
レザーを簡単に取り入れやすいアイテムといえばソファー。
カラーはダーク系がインダストリアルな空間にマッチします。
木+鉄
木や鉄は、木製の天板にヴィンテージ加工された鉄(アイアン)の脚を持つテーブルや椅子で取り入れます。
大型の家具でなくても、壁面収納棚やサイドテーブルといったアイテムで充分なインパクトが生まれます。
レンガ壁
壁材にはヴィンテージ風のレンガ壁を部分的に使用するなど、古めかしさのあるアイテムを選択すれば、さらにレトロなムードが引き立ちます。
「工業的スタイル」というと全て金属製の家具や雑貨を連想してしまいそうですが、木材やレザーを取り入れて、温かみとクールなカッコよさのバランスをとることが、センス良く仕上げるポイントです。
ベースカラーはダークブラウンやブラック。アクセントにグレーやシルバーを。
色調は全体にダークカラーでまとめます。
特にポイントになってくるのが、壁や天井の色・柄です。
壁の一面でもダークカラーにするだけで、一気にインダストリアルなムードに。
もし部屋が暗くなってしまうのが気になる場合は、グレーを取り入れてみるのも良いですね。
実はインダストリアルに似合う壁No.1はコンクリート打ちっぱなしの壁。
取り入れたいけれど現実的に難しいという場合は、コンクリート風の壁紙を貼ってみるのも良いでしょう。
配管もデザインの一部に。無造作な空間作り
工事現場を思わせる、剥き出しの配管(パイプ)を活かした作りが、最近は「おもしろい!」と喜んで受け入れられることが多くなりました。
一見するとマイナスイメージとなりそうな配管ですが、その無骨こそさがインダストリアル・インテリアの魅力。
配管パイプを使った壁面収納棚やラックなどを自分好みにDIYしてみてもいいですね!
しかし、従来は隠すものだった躯体のコンクリートや配管をあえて見せるデザインは、斬新でクールな一方、ややハードな印象になってしまいがちです。
そんなときは、植物などでグリーンを取り入れてみてください。
グリーンが無骨なインテリアを優しく調和して、ナチュラルな空間にしてくれますよ!
ヴィンテージ家具との相性は抜群!
ヴィンテージ家具は、無機質なインダストリアル・テイストの内装に温かみを加えてくれる存在です。
洗練された現代的なデザインの家具よりも、懐かしさを感じさせるヴィンテージ風の家具の方が、インダストリアル・テイストには良く似合います。
長年愛されて使われてきた「錆び」具合が、味わいを感じさせてくれます。
とくに先ほどもご紹介しましたが、鉄(アイアン)と木、レザーを組み合わせた家具は、インダストリアル・インテリアの基本であり、外せないアイテムです。
また、家具だけではなく、建具にムラ感を出して塗装するなど、DIYでヴィンテージ加工を施したり、照明を剥き出しの丸い電球を吊り下げたペンダントライトにしたりと、無造作な小物使いもお部屋にリラックス感を加えてくれます。
クールで無骨な内装と、どこか懐かしさを感じさせるインテリアと。
部屋全体でバランスや調和がとれているということが、居心地の良いお部屋づくりのポイントです。
いかがでしたでしょうか。
インダストリアル・テイストは無骨かつ無駄のないイメージから、男性に人気のあるテイストに思われていますが、この頃はその機能美や無造作な「抜け感」に惹かれる女性が急増中。男女問わず大人気のテイストとなっています。
躯体や配管といった、従来隠されてきた「素材」をありのままに見せる無造作感、コンクリートや鉄の無機質感を楽しみながら、どこか懐かしさを感じるヴィンテージ調の家具を合わせた「インダストリアル+大人ヴィンテージ・テイスト」は、いまイチオシのデザインです!
「インダストリアルなコーディネートに挑戦したいけど、どうしたらイメージ通りに仕上がるのか分からない」とお悩みの方は、ぜひこの記事をインテリアや内装選びの参考になさってみて下さいね。
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