プランニングのテーマ

家族揃ってのバーベキューが恒例行事のS様ファミリー。
みんなで過ごす時間を大切にしていると話すご夫婦は「リビングを中心に、全員がつながることのできる家」を希望されていたそうです。
一方で、お子様の将来を考えて「完全にオープンな空間にはしたくない」とのご要望もありました。

いつまでも４人仲良く、自然に一体となれる家を目指して、S様邸づくりが始まります。

家族がつながる工夫

プライベートスペースも確保しつつ、家族がつながる。
そんな空間をつくるために、山田デザイナーは各居室がリビングに面する間取りを提案しました。廊下を挟んで自室に入るより、家族の存在をもっとそばに感じることができます。生活スタイルが各々変わっていっても、顔を合わせやすい作りです。

間取りの中央には中庭テラスが配置されました。リビングに一体となっていますので、家族恒例のバーベキューをいつでも気軽に開催できます。
密接した住宅街に建っていますが、周囲の視線が気にならない、開放感たっぷりの住まいとなりました。

日々の疲れが癒える家

開放感を生み出すポイントはテラスだけではありません。
リビングは高い天井になっており、さらに天窓がついています。採光の取り方を工夫したというリビングやダイニング、２階のオープンスペースは、明るく開放感にあふれます。

「木の温もりを感じられるようにしたい」というご希望を叶えるため、階段や床材といった随所に木を使用しました。さらに吹き抜け天井の表面は、木の梁が見える表し天井になっています。

温かみある木、太陽の光、広々した空間。
日々の疲れが自然と癒えるような、ナチュラルな安らぎ空間となりました。