プランニングのテーマ

こちらの物件は、賃貸オーナー様からのご依頼で建てられたデザイナーズ集合住宅です。

大通りに面した立地ではありますが、都心から離れた郊外ということもあって、周辺は閑静な住宅街でした。物件を建てるにあたり、オーナー様からは「周辺の賃貸物件との差別化」「バス通りという立地を活かした、人目を惹くデザイン」という２つのご要望をいただいたそうです。

相場よりも高い賃料、そして満室を狙えるデザイナーズ賃貸を目指してプランニングが行われていきました。

いつも見かけていた、あのオシャレな物件

周辺の賃貸物件には、木造アパートからマンションまで様々な物件がありました。こうした物件との差別化を図るため、このエリアでは見かけないような、洗練されたモダンテイストの外観にデザインされています。

また、そうしてデザインに興味を持っていただいた方に「この家で暮らしたい」と思ってもらえる物件となるよう、入居者の暮らしやすさにもこだわりました。

例えば、建物中央側に玄関口をそろえて、全６戸室が角部屋となるように。
防犯面で敬遠されがちな１階住戸は、外部から侵入しにくい高さにバルコニーを作成するなど、賃貸物件の気になるポイントをカバーしています。

暮らしにやさしい

同じ間取りが左右反転している全６戸室。基本的には２LDKですが、間仕切りを収納することによって１LDKとしても利用することができます。

さらに賃貸物件として付加価値をつけるため、部分的に床を高上げすることで、床下収納スペースを作成したり、ロフトを設けたりしています。

６１㎡の空間を寝室とリビングダイニングキッチンで分けた、ゆとりある空間。部分的にコンクリート打ちっぱなしに仕上げられている、モダンで品のあるデザイン。誰もが一度は憧れるような、豊かな暮らしを実現する住まいとなりました。