トラピジアム二世帯住宅
エリア | 東京23区エリア |
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家族構成 | ファミリー |
面積 | 144.59㎡ |
間取り | 4K以上 → 4K以上 |
テイスト | ナチュラル,シンプル |
特徴 | バリアフリー,二世帯住宅,介護,水廻り新設,動かせない柱と梁 |
トラピジアム二世帯住宅
所有物件のリノベーション。1階が店舗、2階3階が居住空間の鉄骨3階建物件を、ご夫婦とお母様の二世帯住宅へ。台形状のユニークな物件、また鉄骨造であるため柱や梁が動かせないという制約のある中で、大胆に間取りを変更。元は3階リビングでしたが、2階メインLDK&水廻りの構成に変更しました。変則的なスペースを逆手にとったレイアウト、柱の存在が自然に感じられる空間デザインがポイントの事例です。
2階はメインLDKと水廻り、お母さまの居室で構成。
台形の住戸形状をそのまま生かし、広々と奥行の感じられる大空間リビング。柱と壁の間のスペースに棚をしつらえ、柱の存在が自然に感じられる空間に。
お母さまの居室は、リビングから直接出入りする動線。隣接のクローゼットはウォークスルータイプ。通り抜けた先の居室は、普段は離れて暮らすご家族の宿泊室。リビング/母居室/WTC/宿泊室と通路を経て回遊する動線となっています。
通路~水廻りは、車椅子移動も可能な広さを確保。トイレと浴室には手すりを設けました。床は全室フルフラットとし、介護に備えた設計となっています。
3階は夫婦のプライベートスペース。
ミニキッチンを備えたセカンドリビング。陽射しがたっぷりと差し込む窓辺は、グリーンを置けるよう水濡れに強いフロアタイルに床材を貼り分けました。この小さなテラススペースの突き当り、台形の長辺の端にあたる小空間にはデスクスペースが。こちらも2階の棚と同様、柱を空間に溶け込ませるためのアイデアですが、生活空間からほどよく離れたリモートワーク室として、あるいはおこもり感のある読書室として、ユーティリティに活用できそう。またリビング/インナーテラス/デスクスペース/寝室と回遊する動線で、生活も家事もしやすい間取りに。寝室に隣接のWICは、窓辺の一角にアイロンカウンターを造作。アイロン掛けと洋服収納を一室で完結できる家事ラク動線としました。