2015/5/14
マンションでペットは常識になる??
ひかリノベ広報部です。
台風が過ぎ去った途端、東京でもいきなり30℃近くまで気温が上がって、ちょっと前はコートを引っ張り出したのに今度は半袖と服装に困ってしまいますね。
最近、動画サイトでペットの可愛らしい動画をよく目にします。
私はペットを飼っていませんが動物は大好きで、時々、近所のペットショップへ足を運んで、愛くるしい子犬や子猫、ウサギなどを眺めて癒されています。
私が以前、3月21日に書いたブログでも触れましたが、ペット市場は今後ますます活性化していくと見られており、また、首都圏におけるペット飼育が認められている新築分譲マンションの割合は、下表が示すように急速に増加しています。
出典:アニコム ホールディングス株式会社HP より http://www.anicom.co.jp/insurance/pet_env.html
ここで認められているペットとは、”小型のもの”と言及されているケースが多く、犬で言えば、人気の犬種の上位を占めるトイ・プードルやミニチュア・ダックスフンド、チワワ、パグなどがこれに該当します。
これらの犬種が人気なのは、愛くるしさや飼いやすさだけではなく、こうした事情による影響も大きいのかもしれません。
また、ペットに対する価値観も変容してきており、ただ単にペットとして扱うのではなく、パートナーあるいは人生の伴侶として捉える「コンパニオンアニマル」という言葉も徐々に浸透してきています。
少し前のデータになりますが、一般社団法人ペットフード協会の平成22年の統計によると、年代別では50代がもっともペットを飼っているというデータが出ています。
まさにコンパニオンアニマルとしての需要が高いものと推察できます。
初めからペットを飼う居住者を前提としたペット共生マンションというものもありますが、一般的なマンションでペットを飼う場合は、必ずマンションの管理規約や使用細則をチェックする必要があります。
これをクリアして、いよいよペットと一緒のマンション生活がスタート・・・となる前に私からの提案です。
ペットとの暮らしを想定したリノベーションをしてみませんか?
そもそもフルスケルトンでのリノベーションは、流通している一般的な間取りでは満足できない強いこだわりを持った方が、趣味やライフスタイルに合わせて自由に間取りをカスタマイズできるのが一番の魅力です。
趣味に没頭できるホビールームが欲しい、自宅でも落ち着いて仕事をしたり読書ができる書斎が欲しい、本格的な茶室が欲しい・・・等々、いろいろな思い入れを実現できるのがリノベーションです。
ならば、ペットのために・・・というリノベーションはいかがでしょうか?
出来上がった部屋にペットを迎えるのではなく、ペットを迎えるための部屋を造る・・・コンパニオンアニマルなら、むしろ当然の考え方なのでは?という気さえします。
ただ、せっかくのリノベーションですから、滑りにくいフローリングや、傷がつきにくい素材を使ったり、ペット用のくぐり戸を設ける・・・といった程度ではリフォームの範疇で少し物足りないかもしれません。
ペットのための個室とまではいかないまでも、ペットのための”居場所”を意図的に設けたり、特に猫を飼われている方にはキャットウォークがお勧めです。
DIYで棚板を付けたり、通販やペットショップで販売している猫用のポール等もありますが、飾り棚や書棚を階段状に配置してキャットウォークを兼ねるように工夫したり、もっと大々的にキャットウォークを設けても面白いかもしれません。
出典:海外サイトより
こんな部屋で楽しそうに猫が自由に駆け回っているところを想像しただけで、楽しくなってきませんか?
家に求めるものや家に対する価値観は、まさに千差万別でリノベーションに正解はありません。
もちろん模範解答的なものは存在しますが、それではリノベーションする意味が薄れてしまい、流通している物件と何ら変わりがありません。
型にハマったリノベーションではなく、ご要望を満たしつつもどこかに遊び心があるような提案を常に心懸けております。