2017/5/23
【墨田区、江東区エリア N様邸リノベーションレポート②】将来的に貸しやすい・売りやすいを目指したリノベーション
こんにちは。設計の藤井です。
今回は、N様邸のプランニングについてご紹介します。
N様邸は当初から「N様がご兄弟と何年か住まわれた後、人に貸すもしくは売る」ことを想定して、リノベーションをスタートさせました。
N様自身のこだわりよりも、一般的に貸しやすい、売りやすい仕様とするために、「LDKをなるべく広くみせたい」「廊下を明るくしたい」というのがN様のご要望です。
そこで、室内を明るく清潔感のある空間にすること、圧迫感のない空間にすることを重視し、ナチュラルなカラーと白を基調とした空間をご提案しました。
N様の購入した物件は築浅物件だったので、既存壁を活かしつつ、
- 表層(壁紙や床材など、設備以外)を新しくする。
- 水廻りを新しい設備に交換する。
- 和室を洋室に変更する。
大きくこの3つの工事となりました。
1.自由度が高いリビングの間取り
リビングに隣接する寝室は元和室だったところ。この部屋のドアを3枚引戸にし、将来貸す際には居住者しだいで部屋としてもリビングとしても使えるようにしました。
窓寄りと廊下寄りと扉をどちらに引き込むか最後まで悩まれましたが、窓寄りに引き込むことを選択されました。
2. インテリアに大きく影響する建具
N様自身もお忙しい中、様々なショールームに出向いていただきました。
その中で、先日発売(2017年4月)となったLIXILのヴィンティアという建具にご興味を持たれたようです。
このヴィンティアという言葉は、『ヴィンテージと最前線のという意味のフロンティアを掛け合わせた造語』ということです。ヴィンテージの中にモダンで新しい風を吹き込んだ、個性あふれるこだわりスタイルを表現できるシリーズとして4月に発売されました。
ひかリノベの標準仕様であるファミリーラインやパレットといった建具はやさしい雰囲気の建具が多いのですが、ヴィンティアは男性っぽいイメージの、ヴィンテージ感のある建具です。
カラーバリエーションは全部で5種類あり、単色の3タイプはダークカラーでヴィンテージっぽい家具やインテリアに合いそうな雰囲気、木目調の2タイプは木目が強く荒々しい雰囲気の建具です。
最終的に、収納2箇所とN様の弟様のお部屋の建具、あわせて3箇所で単色タイプのネイビーブルーを採用しました。
他の建具はすべて白とし、なるべく圧迫感のない空間を目指す一方、ポイントとして3箇所のみネイビーブルーの建具を使うことにしたわけです。
白い空間にネイビーブルーが効いて空間が締まります。
出来上がりが楽しみです。
ひかリノベは、お客様がイメージしやすいよう「ひかリノベスーパーパース」を使用しながら打合せさせていただきます。建具や床を空間の中で組み合わせたパースを作成することで、決めきれないことも少なくなります。
イメージがまだ漠然としているという方も、お気軽にひかリノベへご相談ください。