2017/4/25
【世田谷区,杉並区エリアM様邸リノベーションレポート④】給水管が天井に!?
皆さんこんにちは、ひかリノベ施工管理・毛利です。
やっと春がきました。と思っていたら、まるで初夏のような暑さですね。
さて、今回は世田谷区のM様邸をご紹介いたします。
1.天井から「下ろす」給水管
M様邸は一階なんですが、地下が駐車場になっていました。
さすが、成城ですね。高級車ばかり並んでいました。
一つ変わっている点は、給水が天井から降りてきている点です。
天井から給水管が下りてきている利点は、水漏れが早期発見できる点です。
マンションは床給水が一般的ですが、真下の地下階が駐車場だったりしますと、万が一知らずに漏れていて地下に漏水した時、コンクリートの灰汁で大事な車の塗装が焼けてしまいます。
(コンクリートが濡れると石灰が溶け出します。これを俗に「灰汁」と呼びます)
場所柄高級車が多いので天井給水が正解だと思いますが、施工は大変でした。
壁を分厚くしないと給水管が通らなかったり、
もとから配管が複雑で、点検口が9か所もあったり…なかなか苦労しました。
上の写真はちょうどキッチンが取りつくところです。
天井から給水を下すのに、65mmの壁を100mmに分厚くしました。
2.築浅でも汚れが……排水管
下記写真は新しくする前のお風呂の排水管です。
元はグレーなんですが、色が白っぽく変わっています。
まだ築浅でしたが、中は石鹸カス等がこびりついてひと廻り狭くなっていました。
今回はフルスケルトンで、はじめから配管含めすべて変えてしまうプランだったので大丈夫ですが、そうでない場合も(以前にもブログで取り上げましたが)配管はなるべく交換した方がよいと思います。
給水は天井でしたが、排水は一般的な床排水でしたので、難なく新しい配管に変えていきました。
3.こだわりのキッチン作り
M様邸目玉の特注のキッチンもご紹介しますね。
組立には3人がかりで3日かかりました。
あと、ガスをつなぐのに苦労しました。
なぜそんなに苦労したかというと、このキッチンはガスコンロが5口あり、さらにその下にガスオーブンもあります。
計6本ガスをつながなければいけなかったのです。
▲オーブン横に並んだガスの元栓たち
かなり太いガス管を入れたので、そこから6口分岐させる形でいけましたが、調理場並みのガスの容量です。
火力が強いので、プロ仕様のおいしい料理ができると思います。
どうでしょうか?堂々として立派なキッチンです。収納量も抜群です。
キッチンカウンターでそのまま食事ができるように、天板はわざとハネダシました。
ここのマンションはとても管理人さんやコンシェルジュさんもとても良い人で、いろいろご協力いただき、工事もとてもスムーズに行うことができました。
M様邸の全体像は後日このブログや、ひかリノベの事例紹介ページでご紹介しますね。
また、次回はほかの現場をリポートさせていただきます。