2017/3/16

【世田谷区,杉並区エリアM様邸リノベーションレポート②】男のキッチン~オーダーキッチンで叶えるこだわりの棲み家~

【世田谷区,杉並区エリアM様邸リノベーションレポート②】男のキッチン~オーダーキッチンで叶えるこだわりの棲み家~

こんにちは。
設計担当の目黒です。

スマートフォンがあれば誰でも手軽にインターネットに接続できるようになり、ここ数年で動画投稿サイトやSNS利用者数がますます増加傾向にあるようですね。

動画投稿サイトやSNSなどを見ていると、最近では料理をする男性が増えているように感じます。

それも、一人暮らしなどの事情から致し方なく作っている…というのではなく、

食材にこだわりをもって、
道具にこだわりをもって、

プロ顔負けの料理を楽しんで作る男性たち。

新しい住まいを考えるときには、それらのこだわりに加えて、
空間にこだわりをもって、
料理をされるというのはいかがですか?

 

1.キッチンは男の棲み家

ご結婚されるのをきっかけに新居の購入を決められたM様ご夫婦。
中古マンション探しからリノベーションまで、ワンストップで弊社へご依頼いただきました。

M様のご主人はご自身で料理をされる大のお料理好き。

私は主にリノベーションのプランニングとデザインを担当しているのですが、
最初にM様が今回のリノベーションで最もこだわりをもって熱く語られたのが、

大きくて広いオープンなカウンターキッチン

キッチンカウンターはスタイリッシュで丈夫なステンレス製で、ダイニングテーブルを兼ねた一体型にしたいということでした。

そしてこれまで一番の困り事だったのが、一般的な3口のガスコンロでは大きなフライパンやお鍋を一度に3つ置けないということ。

システムキッチン用のビルトイン4口コンロも実際に目で見て確認していただいたのですが、結局は縦に2つ並べることができなくて…とのお悩み。

そういった理由から、キッチンメーカーのいわゆるシステムキッチンではなく、家具工事として造作する、オリジナルなオーダーキッチンを採用することにしました。

ガスコンロはドロップインタイプの2口コンロと1口コンロを連結させて、なんと5口コンロにすることに!

一般的なシステムキッチンでは寸法的に対応できないタイプのガスコンロなのですが、オーダーキッチンの場合はコンロの寸法に合わせて製作するため、問題なく取付が可能です。

(リンナイ株式会社:http://rinnai.jp/products/kitchen/gas_conro/gc_dropin/gc_mychoice_point

魚焼きグリルはありませんが、M様の場合グリルは必要とされず、代わりに下部に外国製のガスオーブンを組み込む予定です。

 

2.キッチンが主役のLDK

オーダーキッチンは幅だけでなく奥行や高さも含めて、ほとんどをミリ単位で対応することが可能です。

マンションの限られた空間を最大限に活かして最初に私がご提案したプランがこちら。

オーダーキッチンなので、プラン1は大胆なL型カウンターキッチンに。
システムキッチンではほぼ対応できないカウンター形状で、ペニンシュラ型(一部壁に面した半島型)ともアイランド型(壁に面さない島型)とも表現しがたいオリジナルなL型キッチンです。

プラン2はフルフラットのペニンシュラ型キッチン。
図面上は大きく感じないかもしれませんが、幅290cm×奥行120cmの大型なカウンターです。

しかし、当初は対面式のキッチンをご希望されていたM様ですが、完全にオープンにしてしまうとやはりガスコンロからの油はねが気になるご様子で・・・。

そこで、油汚れの気になるコンロ側は壁付け、シンク側のみを対面カウンターとする二列型のキッチンを提案させていただきました。

カウンターを二つに分けるため、合計すると長さ4メートル以上も!
広々とお使いいただけます。

作業スペースを広く取ろうとして横に長いキッチンになるとそれだけ動線も長くなり、逆に作業効率が悪くなってしまうのですが、振り返って作業できる二列型は動線を短くすることができます。

まだあまり一般的ではない二列型キッチンですが、じつは作業効率が良いんですよ。

その後に何度かのプラン変更を重ね、その他の空間との兼ね合いもあって決定したキッチンプランがこちら。
(詳細はさらに変更していますが)

コンロ側はI型の壁付けキッチン、シンク側はアイランド型の対面カウンターキッチンになりました!
二列型にアイランド型のメリットを取り入れ、さらに進化させた形状です。

キッチンが主役といっても、M様邸にはその他にもこだわり箇所がいくつかあります。

LDKの完成イメージをチラッと…お見せ。

現在まだ木工事中の現場なので、その他のこだわり箇所はまた別の機会にご紹介するとして…

今から完成するのが楽しみですね。

 

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執筆担当者

ひかリノベ広報部

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