2017/3/10
湘南移住の際に真っ先に当たる壁。湘南待機児童の実態①
こんにちは。
ひかリノベ湘南 コーディネーターの林です。
子供を育てながら夫婦共働きをするライフスタイル…
ここ最近では、デュークス【DEWKS】という呼び方もしてますね。
実は我が家もこのDEWKS STYLEです。
…と、英語にすると何だかカッコ良い感じに見えますが実際は大変ですよね…
そんなDEWKS STYLEの方々が直面する壁。
「お子様の保育園や保育所をどうするか?」もその1つではないでしょうか?
イラスト:わんぱぐ
1.待機児童問題
ひと昔前よりもメディアでよく見たり聞いたりする言葉…
『待機児童』
待機児童とは、「保育園その他保育施設の入所要件に該当しているが、入所していない子ども」。
ただし、子どもが入所できなくても、自治体が「通える施設があるのに入らなかった」と判断したり、自治体が補助する認可外施設に入ったりした場合は「待機児童」とはみなされません。
育休を延長した家庭の子どもを「待機児童」とするかは、自治体の裁量で判断されます。
自分の住む街、もしくはこれから住みたいと思っている街で待機児童はどのくらい?
何となく検索してみると気付く点があります。
全国的な待機児童数の動向は、毎年4月1日現在で把握しているとのことですが、
10月の集計データも同時に検索結果に出てきます。
そのデータをよくみてみると、4月集計時に比べ10月集計時は約2倍の待機児童数が…!!
なぜでしょう?
2.年度途中の入園はさらに厳しい
なぜ10月は待機児童が増えるのか?
それは、例年、4月以降も、年度途中に育児休業明け等による保育の申込みが行われますが、保育の受け皿拡大はその多くが4月に向けて行われ、年度途中には少ないため、申込みに対して入園できない数は増加するから。
例えば、4月に募集定員枠が15人だったとすると、その時点で15人が入所可能ですが、
年度途中の10月の場合は、既に4月に入所した児童がいるので、退所があった場合の枠しか入れないのです。
そのため、10月の集計の方が待機児童数は増える…といったところでしょうか…
※10月1日の数は、自治体ごとに保育園等入所手続き等が異なるため、参考値として集計している。
※「保育園等」は、特定教育・保育施設(保育園、幼保連携型認定こども園、幼稚園型認定こども園、地方裁量型認定こども園)、特定地域型保育事業(小規模保育事業、家庭的保育事業、事業所内保育事業、居宅訪問型保育事業)(うち、2号・3号認定)の数値を含む。
出典:厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000078441.html
ここでいう「保育園等」とは、具体的には次の4つを指します。
■認可保育園
国が定めた一定の基準(施設の広さ・保育士等の職員数・給食設備・防災管理・衛生管理等)を満たし、各都道府県知事に認可された保育園のこと。
■認定保育園
認定保育園は神奈川県独自の制度です。
広い土地が確保できない大都市などでは、従来の国の基準(認可保育園の設置基準)をなかなかクリアできず、保育園の設置が難しい状況がありました。
そこで、認可保育園の基準には満たさないものの、県が定める認定基準を満たした保育園に補助を出し、無認可に比べて割安の保育を受けられる「認定保育園」制度ができました。
駅ナカ保育園や夜間保育など、都市型のライフスタイルに合った、新しい形の保育園です。
■無認可保育園(認可外保育園)
国が定めた基準を満たしていない保育施設という分類になりますが、それを補って余りある、素晴らしい保育をしている園もたくさんあります。
中には様々な保育ニーズに応えた、個性的な保育園もあります。ベビーホテルや企業内・院内保育所がその一例です。
■認定こども園(幼保一体型)
平成18年から設けられた「認定こども園」は幼保一体化を目指した制度になります。
幼保連携方・幼稚園型・保育所型・地方裁量型と4タイプあり、共働き家庭に限らず子どもを受け入れ、教育(幼稚園の機能)と保育(保育園の機能)をおこないます。子どもの年齢や家庭の状況に合わせて、利用時間できる施設や利用時間が限られます。
とはいえ、幼稚園と保育園ではカリキュラムが異なるため連携が難しく、まだまだ制度として改善しなくてはならない点は多くあるのが現状です。
しかし、従来の制度では幼稚園と保育園で入園を迷うお母さんも少なくありませんでした。その悩みを今後解消しえるのが、認定こども園といえます。
このように国や自治体は保育制度をより充実させ、とくに「働く子育て世帯」=DEWKSへの支援を推し進めているのですが…
上の集計をみる限り、まだまだ充分とはいえません。
そして今…
『隠れ待機児童』という言葉も…!
こちらについてはまた後日お話致します。
DEWKS応援してます!!
コーディネーターの林でした。