2017/3/7
【台東区,墨田区,江戸川区エリアM様邸リノベーションレポート③】「家族」の気遣い、ねこぐらしの“小さな”工夫
M様邸のテーマは「猫と暮らす家」。
今回はいよいよ、設計に取り込んだ愛する猫ちゃんのための工夫をご紹介します。
1.寝室とリビングをつなぐ猫ちゃん用ドア
M様邸の猫ちゃんは気まぐれな女の子。
「寝るから寝室行くよ」と誘ってもなかなか寝室に行かないで、リビングで遊んでいるそうです。
そのためM様はいつも先に寝て、あとから寝室に入りたがっている鳴き声が聞こえたら、ドアを開けてあげているとのこと。
いったんベッドに入ってから起き上がるのはツラいものですが、そうかといってドアを開け放しで寝るのはちょっと嫌ですものね。
そこで設計したのは、ドアを閉めたままでも猫ちゃんが部屋を自由に行き来できる「猫用ドア」。
その施工中の様子をご紹介します。
ドアに開口を施します。開口の高さは猫ちゃんのお腹の高さから出入りしやすい位置を緻密に算出します。
開口に猫用ドアをはめ込みました。
フラップ式で、両側の部屋から行き来できる優れもの。
引き戸にも対応できる超薄型!
猫ちゃんがこのドアを使ってくれるといいですね。
するとM様は「ウチの子は賢いから大丈夫です!!」と。
…子煩悩ですね。
2.猫ちゃんが遊ぶキャットウォーク
さらに、猫ちゃんが部屋の中で遊べるようにキャットウォークをご要望。
そこでリビングの間仕切り壁上部に長さ2Mの固定棚を設置し…
この棚に猫ちゃんが登れるように、あとで市販のキャットウォークも壁に取り付ける予定です。
きっとこんな感じで猫ちゃんが歩いてくれるはずです。
猫ちゃんがここを気に入ってくれるといいですね。
するとM様は「ウチの子は賢いから大丈夫です!!」と。
大変子煩悩ですね。
3.猫ちゃん用トイレスペースと、丈夫な下地壁
猫ちゃん用ドア、キャットウォーク以外には、猫ちゃん用トイレスペースも必要です!
ということで、洗面室に猫ちゃん用トイレが納まるスペースを確保しました。
猫ちゃんが自由にトイレに行けるよう、洗面室の扉はできるだけ開け放しにしておきたいとのご要望をいただいたため、開き戸ではなく引き戸を施工しました。
また将来、壁にキャットウォークを増やす計画もあるとのことで、壁の強化を図る下地材を施工しました。
ちっちゃな体の猫ちゃんとはいえ、活発に走り回ることを考えると、このひと手間があるとないとでは安心感が違います。
このように今後の部屋づくりの計画を伝えていただければ、施工時にあらかじめその準備を施しておくことができます。
お引き渡し時、M様と猫ちゃんに喜んでいただくのが今から楽しみです。
後日、完成写真を掲載いたします。
お時間ありましたら、そちらもぜひご覧くださいませ。