2016/6/16
【6月16日写真追加】リノベーションで細部まで意思共有できるパース
こんにちは。
ひかリノベ設計担当の高橋です。
本日は、雨が降っていて肌寒いですね。
今年の関東の梅雨入りは6月5日だそうで、もう梅雨が始まっています。じめっとした季節になりますが、体調に気をつけて乗り越えていきましょう!
さて、今回は、お客様に実際に提案したものを参考に、パースの活用法を紹介します。
1.空間イメージだけじゃないパース活用法
パースは部屋全体のイメージを表現することが主な活用法ですが、もっと細かい部分を表現することにも活用できます。
今回は、我孫子市のA様邸での造作カウンター製作にて活用したパースを紹介します。
A様邸のLDK(リビングダイニングキッチン)では、お客様のご希望でキッチンの作業台兼リビングとの仕切りになるカウンターを製作することになりました。当初はキッチンカウンターと造作カウンターの高さを合わせる予定でしたが、水はねを防ぐため造作カウンターの高さを上げることを計画しました。
…しかし、その変更を私がお客様にうまく伝えることができず…
2.パースを作ってプレゼンテーション
そこでお客様にプレゼンテーションを行うため、このようなパースを作成しました。
キッチンと造作カウンターの配置具合を表現したいため、素材感は敢えて出さず、また床壁などの表現も最低限に抑えました。
ちなみに造作(ぞうさく)とは建物の内部を構成する部材や設備のことで、建物と一体化しています。
また、プレゼンテーション用の資料は、細部がどのような収まりになるかが伝わるように工夫しました。
これでお客様もご納得。無事に造作カウンター製作開始となりました。
百聞は一見にしかずと言いますが、パースがあれば細かい部分も説明しやすいですね。
3.造作カウンターの取り付け工事
では、パースからどうやって本物の家具を造るか、少しだけ見ていきましょう。
▲A様邸に合うように、設計通りに家具を造っていきます。造作家具はオーダーメイドです。
費用が若干高くなりますが、自分の思い通りの家具を造ることができます。
▲切った板を取り付け中。造作カウンターの外枠を造ります。
▲造作カウンターに棚が設置されました。部屋の収納力が圧倒的に上がります!
4.完成した造作カウンターは…
ここで完成したカウンターをお見せしたかったのですが、完成がブログ掲載に間に合わず…すみません。
現在、現場にて職人さんが鋭意製作中です。現在は、製作途中の様子でご勘弁ください。
6月20日完成予定なので、完成したら追記します。ご期待してお待ちください!
<2016年6月16日追記>
予定より早く完成しましたので、お見せいたします。コチラです!
▲完成した造作カウンター。中に設置してある棚は可動式です。
A様邸は床材、キッチン、カップボードを白で統一しているため、造作カウンターも白塗装を行いました。
▲全長は約2.6Mあるため、存在感があります。
▲両開き扉内には、電気線と電話線が引き込んであります。
5.最後に
造作カウンターについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今後も設計や施工現場の情報をお届けしていきますので、よろしくお願いします。
何かご相談がありましたら、いつでもご連絡ください。「こんな造作家具がほしい」というご希望は、大歓迎です!
それでは、また次回まで。