2015/9/25
漏水したら弁償は自分持ち!中古マンションをリノベーションするべき理由
ひかリノベ広報部です。
中古のマンションでも、見た目が綺麗ならそのまま住めるかも・・・・・と思うかもしれません。
ですが、見えない部分の造りが古かったり、傷んでいたりすることで多額の弁償にまで発展してしまう可能性があることをご存知ですか?
リノベーション工事をお勧めする大きな理由のひとつに、これから何十年にも渡って住み続けるお部屋の「安全」のためという点があります。
以下に、詳しくご説明します。
床下の「給水・給湯管・排水管からの漏水」は気付けない
マンションのお部屋には、キッチン、お風呂、洗面台、トイレ、給湯器(湯沸し機)、洗濯機など蛇口やレバーをひねれば水やお湯が出てくる設備機器が必ずあります。そして出てきた水やお湯は排水口に流れていき見えなくなってしまいます。
多くのばあい、水は玄関近くにある水道メーターのあるところからお部屋に入ってきて壁や床下を通って分岐しながら各水廻り設備の蛇口やシャワーにつながっています。
そのうちの一系統は、共用廊下やベランダにある給湯器(湯沸し機)を通ってお湯になってからキッチンやお風呂につながっています。
そして排水口に流れていったお水やお湯は、大体のばあい、一番近くにある排水竪管(図面でP.Sと表記されている共用管)につながり、上階や下階からの排水と一緒なってマンションの外へ流れていきます。
問題は、この水やお湯の配管(給水管・給湯管)や排水管が老朽化により漏水しやすくなっていることが多いということです。
リノベーション向きとも言える、ある程度築年数の経ったマンションの場合。
錆びや腐食が発生する素材で出来た給水管(亜鉛めっき鋼管・初期のポリエチレン粉体ライニング鋼管など)、加えてお湯にはトラブルが多発してきた銅管が使われていることが多いのです。
知らないうちに床下から漏水し、下階の住人からの苦情で初めて大事を引き起こしてしまったことを知り青ざめる・・・なんてことは起こり得ます。
さらに、被害宅は一軒だけとは限らないのが怖いところです。
専有部内の配管からの漏水は所有者の責任
さて、この漏水の責任は誰で、被害に対する弁償は誰がするのでしょうか。
床下で起きたトラブルだからマンションを建てた建設会社の責任?管理会社の責任?
残念ながら違います。
正解は、「漏水を起こしたお部屋の区分所有者(持ち主)個人」の責任です。
つまり、あなたが知らなくても、あなたの部屋からの漏水であればあなたの責任ということです。
通常見ることも触ることもない床下で漏水が起こったのに・・・という言い訳は通じません。
まず、原因になっていそうな床を壊し、配管をすぐに直す必要があります、そして下階に迷惑をかけたのですから元通りに戻す工事や壊れた家財などを弁償する義務もあります。
個人で該当する保険等に入っていなければ、100万円単位の実費負担が発生することは珍しくありません。
保険に入っていても被害者宅復旧にのみ適用され、自宅の配管修理や内装復旧工事に掛かる費用には適用されないものが多いようです。
また、マンション内の人間関係がぎくしゃくしてしまう恐れもあります。
水道配管を安全性の高いものに替える(更新する)チャンス
脅かすような、怖いお話しばかりで申し訳ないのですが、私自身、老朽化した配管からの漏水による建物・人間関係のトラブルを数え切れないほど見てきました。
これを回避する方法はただ一つ、配管を新しく安全性の高いものに替える(更新する)ことです。
ひかリノベでは、架橋ポリエチレン管という樹脂製への配管更新を標準仕様としています。
樹脂ですので錆びる心配が無く、曲げることも出来るので漏水の原因になりやすい継ぎ手(配管の向きを変える接続部品)も防錆素材なうえ箇所数も非常に少なくなり安全性が格段に増します。
↑ 架橋ポリエチレン管
でも、お部屋の床下や壁の中を走り回っている配管を生活しながら交換するのは現実的ではありません。工事中まともな生活は出来ないでしょう。そこで、中古マンションを購入してお住まいになる前、リノベーション工事の一環で配管をすべて更新するのがベストなタイミングになるのです。
【中古マンションをリノベーション工事で好みのお部屋に造り変えて安心・快適に暮らす】
デザインだけに偏るのではなく、お客様の新しい生活のお役に立てるよう色々な情報もご提供していきたいと思います。