2015/7/15
インテリアにも影響大!床・壁・天井はどうやって決めたら良いの?!
こんにちは! ひかリノベ広報部です。
インテリアコーディネートをする際、家具や小物に比べて面積が広く、しかも一度施工してしまうとそう簡単にはやり直しが利かない床・壁・天井は色やテクスチャー、パターンを決める時に色々迷ってしまいますよね。
サンプルを上手に使おう
家を建てた方やリフォームをご経験の方ならご覧になられたことがあるかも知れませんが、フローリングやカーペット、壁紙などの内装材は各メーカーでサンプルを用意していますので、それらでチェックするということが大切です。
床・壁・天井は面積が広く、隣接し合っているので、サンプルでチェックする際も出来るだけ大きなサンプルで並べてチェックするとイメージが沸きやすいです。
また、床のサンプルであれば実際に床に置いてみる、また、壁のサンプルであれば実際に横にして見てみる、など完成時と同じような状況でチェックすると良いと思います。
この時、照明によっても見え方が変わってきますので、実際に使われる場所と同じ条件で見てみるということも重要です。それが難しい場合は自然光であれば大きなミスは起こらないかと思います。
このようなサンプルはメーカーのショールームなどで確認が出来ますし、行くことが難しい場合は郵送などで対応してくれるところもあります。
また、ショールームに行くとCGなどで再現してくれるところもあるようです。色味や全体のバランスなども比較しながら確認が出来るので便利です。
住宅の床材
住宅に使われる床材には様々な種類があります。例えばフローリング、カーペット、タイル、畳など。床は常に直接触れる場所ですので、見た目のイメージだけでなく、健康面や心理的な要素も加味して選ぶと良いと思います。今回は特に使われることの多いフローリングとカーペットについてお話させて頂きます。
フローリング
フローリングは耐久性や掃除がしやすいなどのメンテナンスの良さで近年とても需要が高まってきています。種類も豊富で木の種類はもちろん、表面の模様、塗装の種類、張り方などで表情が随分と変わってきます。
木の種類によって色味が変わってきます。明るい色のフローリングはナチュラルやカジュアルなイメージの部屋に適しており、部屋も広く感じられることがあります。対して濃いトーンのフローリングは落ち着きや重厚感が感じられるので、トラディショナルなスタイルにとても良く合います。しかしスペースが狭く感じられるのでその点は注意が必要です。
また、表面の模様は木目の表情のことですが、1本の木のどこの部分を使うかによって表面の模様が変わってきます。木の取り方に板目と柾目というものがあります。
A=柾目
B=板目
粗い木目のものは広い面に使うと存在感が強くなるので、壁紙などの部屋のバランスに注意が必要です。
そして、同じ木材であっても張り方によって雰囲気がだいぶ変わってきます。
<引用元=MOKUZAI.COM>
デザイン性のある張り方は部屋のイメージや壁紙、その他のファブリックとの組み合わせが適切かチェックが必要になります。
カーペット
カーペットは保温性や吸音性にとても優れており、足触りもソフトですし、お子様やお年寄りの転倒時などにも緩衝材となります。
デザイン的には毛足によって様々な表情が出てきます。一般的にループタイプのものはカジュアルな雰囲気を作り、カットパイルは毛足の長さが密度にもよりますが、一般的に優しい雰囲気になりトラディショナルにもモダンにもマッチします。また、カットとループが混じったものや毛足に高低のあるものはパターンとしての印象が強くなるので壁紙などとの取り合わせに注意が必要です。
壁と天井
一般的に壁と天井は同じ色、質感のものを選ぶと空間に広がりが感じられます。
無地や薄い色が使われていますが、質感のはっきりしたものを使うと照明による陰影が生まれ空間に奥行きが感じられます。
天井は自然光や照明に直接照らされることが少ないので壁面に比べて暗く見えます。壁面と同じ明るさに保ちたい場合は少し明るい色にすると良いです。また、天井は意外と下地の凸凹などが目立つので、少し質感のあるものを選ぶと馴染みます。
寝室は天井を見る機会が多く、また空間の広がりよりも落ち着きが重要になりますので、少し色味のあるものやトーンを落とすと良いと思います。
このように床・壁・天井は面積が大きく、また生活の中で肌に触れる場所でもありますので、見た目や感触など1つ1つ確かめながらプランを進めると納得のいくものになると思います。