2022/3/1
【プロ目線のDIY知識⑥】クロスの継ぎ目をDIYで補修!
皆さん!!こんにちはー。
施工担当してます、吉田です。
前回は【木家具を外で長持ちさせる塗装】についてお話しましたが、
第六弾である今回は【クロス(壁紙)の継ぎ目の補修方法】をプロの目線から解説します!
クロスの継ぎ目を発見!
お家の内装仕上げの多くは、クロス仕上げとなります。
現在のクロスを貼る際に使用する糊は、ホルムアルデヒドが含まれていない糊を使用しています。
成分はでんぷん質系で、お米を伸ばした糊や、子供の頃によく使っていた、〇〇ト糊と同じ成分になります。
この糊は、人体への影響が少なく安全ではありますが、粘着力が昔のクロス糊より劣ってしまうところが難点です。
そのため、新築時やリフォーム後すぐにクロスとクロスとの間にジョイント(継ぎ目)が現れたり、壁の墨側などに隙間が生じたりします。
また、建物の揺れや資材の動き、通気、湿度、日当たりなど多種多様の影響でも、同じような状況が起こり得ます。
そこで今日は、ご自身でもできるクロスの継ぎ目の補修方法をお伝えします。
用意するもの
まずご用意していただきたいのが、通称コークというクロス専用のコーキング材です。
ホームセンターなどで売っている、『ジョイントコーク』『ボンドコーク』などが有名です。
その他、柔らかいスポンジ・マスキングテープ・ヘラ・水を入れたバケツ・綺麗な濡れたタオルと乾いたタオルを準備してください。
継ぎ目の補修方法
①隙間の両脇に、マスキングテープを貼ります。
②隙間にコークを少し多めに充填します。
③充填が完了したら、ヘラまたはご自身の指で、余分なコークを除去しつつ、コークを隙間に押し入れます。
④ある程度余分なコークの除去が完了したら、水を絞った柔らかいスポンジと濡れタオルで、コークを軽く拭き取ります。
⑤コークの拭き取りが完了したらマスキングテープを剥し、再度まわりについているコークを除去して完成です。
因みにコークの仕上がりのコツは、周辺に付着したコークを出来る限りキレイに拭き取ることと、厚めに充填しすぎないことです。
コークはボンドの様なもので、綺麗に拭き取られていないところにゴミが付いたりして汚くなります。また、充填が多いと同じようにゴミの付着や、黄ばみの原因になるためです。
この作業だけでも、お部屋をとてもきれいに維持できます。
オススメのコーク
因みにオススメのコークは、色の種類が豊富なヤヨイ工業㈱製ジョイントコークです。
特にジョイントコークM ミラクルアイボリーという色は、艶が少なく白すぎないので、白系のクロスに良く馴染みます。
たまには補修のためのDIYのご紹介も良いかな~と思いました。
次回もDIYのコツをお伝えします。