2021/1/5
リフォームを考えるべき時期って?
こんにちは。湘南ショールームの春永です。
本格的に朝晩は気温が下がり寒い日が続きますね…。
今年はコロナウィルスの影響が心配な中、初めて経験する静かな年末年始でしたね。
先日、お家で快適にすごせるようにと、掃除をしました。
普段手入れが行き届かない箇所や見えづらい部分を掃除すると、ここが思っていたより汚れていた・傷んでいた・手入れしづらく使いづらいな…。など、新しく気づかされる時があります。
今回は、リフォームを考える時期について、お伝えしていきたいと思います。
リフォームを考えるきっかけとは?
国土交通省 住宅局発表、令和元年度・住宅市場動向調査報告書によると、リフォームの動機は、「住宅がいたんだり汚れたりしていた」が37.8%でもっとも多く、次いで「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」が22.7%、「家を長持ちさせるため」が20.1%となっています。
きっかけは、人それぞれの価値観やライフスタイルの変化によってその理由はさまざまです。
出典:国土交通省 住宅局 令和元年度・住宅市場動向調査報告書
ふとした時に感じるリフォームの必要性。
「古くはなってきたけどまだ使えるし…。」「消せない床の汚れや傷が多くなってきて最近気になってしまう…。」など、「まだ使えるけど、今のタイミングでリフォームしてもいいものか??」など迷ってしまいますよね。いずれのきっかけにせよ、人生の中で住まいは半分以上を過ごす大事な場所です。
住みづらさや不満を感じてしまうことが多い時ほど、その時期がきたということではないでしょうか。
ベストなリフォーム時期があるの?
お家のリフォームはよく適切なタイミングで行ったほうが良いと言われています。
では、適切なタイミングとはいつのことを指しているのでしょうか??
リフォームのタイミングはすべてが同じ時期ではありません。新築・中古戸建・新築・中古マンション・定期的なメンテナンスの有無戸建なら立地状況も絡み、様々な要因でリフォームのタイミングに差が出てきます。
それでは、立地・使用状況は一旦置いておき、経年劣化の一般的な目安を見てみましょう。
マンション・戸建共通項目
- 床(張替・・・・・・・15年~20年
- クロス(張替)・・・・10年
- 配管(補修・洗浄)・・5年~10年毎
- 浴槽(交換)・・・・・10年~20年
- 洗面化粧台(交換)・・10年~20年
- トイレ(交換)・・・・10年~20年
- キッチン(交換)・・・10年~20年
【一戸建】
- 屋 根(スレート)・・・・8~15年・(ガルバリウム鋼板・セメント瓦)10~20年
- 外 壁(サイディング)・・7~10年・(塗装)10~15年
- 軒 天・・・・・・・・・10年
- 玄関ドア(木製)15~20年(アルミ製)20~30年
- 躯体(土台・床組み・柱・梁)補修・補強・・20~30年
- 防蟻処理・・・・・・・・5~10年
※傾斜のある屋根ではなく陸屋根は防水塗装をする必要があります。
経過年数よりも劣化状況(色あせ・ひび割れ・破損・塗膜の剥がれなど)で判断するのが確実です。
チョーキング(チョークを触った後のように粉が手につく状態)・クラック(ひび割れ)・塗膜剥離・コーキング破損・ボード反り返りなどの症状が見られた時はリフォーム時期です。
直接日が当たらない軒天は外壁や屋根に比べ劣化しづらいですが、経年劣化とともに色あせや塗膜の汚れ・剥がれが生じ建物の美観を損ねてしまいます。
費用としては軽微なリフォームにあたるのですが足場が必要になるため、単体で施工するより外壁塗装や屋根塗装など高所箇所のリフォームと一緒に施工できるとよいですね。
玄関ドアが汚れてきたり傷が多くなってくるとお家の美観を損ねてしまいます。
比較的手入れもしやすい箇所なので、定期的なメンテナンスをすることで長く使えますが、毎日、紫外線や雨風にさらされているためいずれ塗装や交換が必要になります。
お家の顔とも言える玄関はいつもキレイにしておきたいですね。
新築・中古いずれを選択しても、年月の経過による劣化は避けられません。定期的なメンテナンスでの維持管理やリフォームをしていくことでお家の資産価値を良い状態で維持していくことが非常に重要になってきます。
中古物件を購入してリノベーションをする場合、特に注意して頂きたいのは見えにくい部分の物件の状況・修繕履歴箇所が非常に重要になってくることです。
お住まいになってから後悔することのないよう、私達専門家にご相談頂き、しっかりと事前にご確認頂いてからご購入+リフォームして頂くことをおすすめ致します。