2020/5/29
ハウスダスト対策の掃除術はコレが正解!
こんにちは。ひかリノベ 湘南ショ-ルームの春永です。
穏やかな気候が続き、暮らしやすい季節になってきました。
今回は、梅雨入りする前までにやっておきたいハウスダスト対策のお掃除方法をご紹介させて頂ければと思います。
ハウスダストとは?
- 衣類や布製品からでる繊維ホコリ
- 髪の毛・フケ・皮膚・ペットの毛・タバコの煙
- 花粉・黄砂・土砂
- カビの胞子・病原菌・ダニの死骸・フン
上記の要因の中で特に1mm以下の目で見えにくいものをハウスダストと呼びます。
これらが毎日の生活空間の中で、空気中に舞い上がることで、アレルギーや喘息の原因を引き起こしているといわれています。
ハウスダストを生まない環境づくり
何よりもまず、家に入る前に衣類についた埃や花粉を払い、アレルゲン物質を家の中に持ち込まないこと。
そして、こまめに掃除をすること。お掃除のタイミングは、朝ご家族が行動する前や、夕方の帰宅前が効果的です。
埃は人の動作により室内に舞い上がります。目に見える埃が落ちるまで約30分程度・目に見えない埃が落ちるのは約10時間程といわれています。
部屋ごとにウェットティッシュを置いておくと、都度掃除ができて便利です。
また、必要な物以外は極力、床には置かないようにすること。
室内温度は20~25℃・湿度は50%が最適です。ダニやカビは高温多湿を好みます。こまめな換気や除湿器で湿度を管理しましょう。
シチュエーション別お掃除方法
玄関・廊下
実は、家の中で一番ホコリがたまりやすいのは廊下・階段です。
外から入ってきてしまう砂ぼこりや、家族みんなが行き来するので皮脂や髪の毛なども多くみられます。
とくに廊下に窓がなく、日が入りにくい家やマンションは、湿度が高く、カビが発生しやすいので、適度な換気が必要です。
砂ぼこりは掃き掃除によってきれいにすることができます。
排気ガス・花粉などは細かい汚れなので掃除機で取り除きます。
また、ドアノブなどの手垢は酸性の汚れなのでアルカリ性の洗剤や重曹で落とすことができます。
玄関は訪れる人が一番最初に目にする場所であり、家の印象を受けやすい場所です。常にきれいにしておきたいですね。
寝室
眠るためだけに使う寝室でもハウスダストは存在します。
汚れていないように見えるからと掃除をしないと体調不良を引き起こしてしまう要因になるので注意が必要です。
寝室は繊維ホコリの温床です。最低でも週に1度のお掃除をおすすめします。
エアコン・カーテンレール・照明・天井の角や壁など、とくに埃の溜まりやすい場所は、高い位置から低い位置に向かって順番にモップをかけ、埃を床に落としましょう。
そしてドライモップで床に落ちた埃をすべて拭きとってから、掃除機をかけましょう。
仕上げに床をウェットモップで拭き上げると、ホコリが舞い上がることなく、綺麗に拭き取れます。
また、ベッドリネンは柔軟剤を入れて洗うことで、埃が付着しにくくなります。
布団やシーツは乾燥機で乾かすことで、ダニを死滅させることができます。
さらに、眠るときにはHEPAフィルター付の空気清浄機を使用することで、空気中のハウスダストを除去することができますので、こちらを併用することもおすすめです。
睡眠の質を落とさない為にも寝室はノンアレルゲン空間を維持しておきたいですね。
リビング
リビングはソファ・カーテンなどの繊維ホコリ・テレビ・冷蔵庫・照明などの電気製品があります。埃が静電気を好むため注意したい場所です。
リビングは寝室と同様にモップ・掃除機でこまめにお掃除をすることが一番ですが、お掃除だけでなく床に置く家具をできるだけ減らしたり、収納を壁面収納にするなど、レイアウト次第でホコリが溜まる隙間を減らすことも重要です。
また、床材や壁材を自然素材(無垢フローリング・珪藻土等)を選ぶことで、ハウスダストによる健康被害が軽減できます。
バスルーム
バスルーム・洗面所などの水回りは湿度が高くなりやすい場所です。
常に換気扇を回して蒸気を外部へ逃がし、湿度を上げないことが重要です。
また、石鹸カス・垢・皮脂汚れ、最近ではバスルームに浴室乾燥機があるため、繊維クズも彼らの栄養になり菌が増殖しやすい環境下にあります。
カビ・菌などを発生させないためには、使用後は必ず換気扇を回すこと。
また最後にバスルーム内にお水をかけて室内湿度を下げて汚れを洗い流し、水気を拭きとることで、カビの増殖を減らす環境を整えておくことが重要です。
水垢・石鹸カスの汚れはアルカリ性なので、逆の酸性洗剤・皮脂・垢の汚れは酸性なので逆のアルカリ性洗剤で汚れを落とします。
ピンクカビは重曹をぬるま湯に溶かしたもの・黒カビは塩素系漂白剤で除去できます。
ハウスダストは残念ながら完全になくすことができません。しかし、日々こまめな清掃・換気・住宅に使用する内装材の工夫によってハウスダストを抑制することは可能です。
アレルギー体質の方や自然素材にご興味のある方は、リノベーションで解決できる方法もございますので、ぜひ私たちひかリノベにご相談ください。