2020/5/7
ウッドデッキ、バルコニー、ベランダの違いって?
こんにちは、両国ショールームの大宮です。
外出を控えてテレワークの方が多いかと思います。家の中ばかりだと気が滅入りますね。そんな時には、せめてバルコニーやウッドデッキに出て気分を少し変えてみてはいかがでしょうか?
そういえば、“バルコニー”という方と“ベランダ”という方がいますね。バルコニーとベランダで、なにか違いがあるのか、気になってしまったので調べて見ようと思います。
1.バルコニーとベランダの違い
「バルコニー」という言い方と「ベランダ」という言い方がありますが、何かに違いがあるのしょうか?
バルコニー
バルコニーとは、屋根がない状態で、建物から外に張り出した部分を言います。
戸建2階建ての2階にあるものは、屋根が無い場合がほとんどで、それはバルコニーとなります。
基本的には2階以上にあるものをいいますが、マンションでは、1階でも“バルコニー”と言う場合が多いです。
また、マンションでは、下の階の屋根の上にある広いバルコニーを、よくルーフバルコニーといいますね。
ベランダ
ベランダは、屋根がある状態で、建物から外に張り出した部分を言います。バルコニーと比べた場合、ベランダの方が狭い傾向に有ります。
マンションの場合は、通常、上の階のベランダの床が屋根となっているので“ベランダ”となります。
こちらも、もともとは2階以上の場合のモノを指してましたが、マンションの場合は1階でも“ベランダ”といいますね。
2.ウッドデッキとテラスの違い
上記と同様に、ウッドデッキとテラスの違いも見ていきます。
ウッドデッキ
ウッドデッキは、木や木を模した材料のモノで出来ていて、地面より高く設置され、テラス状で建物と直結しているモノを言います。リビングと接している場合が多いです。
和風住宅での“濡れ縁”もほぼ同じモノですが、“ウッドデッキ”と言われる方が大きい感はあります。
テラス
“テラス”はもともとは“盛土”という意味がありました。地面より高くなっていて、建物内とは大きなサッシで接していて出入りでき、一体となってるモノを“テラス”と言うようです。
実務上は、床が木調のモノはウッドデッキ、石やタイル調はテラス、という分け方が一般的だと思います。
3.マンションのベランダ・バルコニーは“共用部分”
マンションの場合、ベランダ・バルコニーは共用部となるのが一般的です。出入りが自宅住戸からのみしか出来ないので、共用部になるとは少し違和感があるかもしれません。
共用部になる理由としては、
- 避難通路として
- 美観上の観点から
- 安全上の観点から(下にモノを落とさない)
以上のような理由から、全く自由に使える場所ではなく、例えば、ベランダの境のパネル板に大きな物を置いてはいけないとか、洗濯物の干し方にきまりがあったりなどと、いろいろな規約があります。マンションの場合は契約の前に、ベランダ等の規約もチェックしておいた方が良いですね。
今回はベランダ・バルコニーについて調べてみました。
マンションのベランダ自体は共用部のため、増築や塗替えといったリノベーションは出来ませんが、ベランダに接するリビング等を、接するという環境を生かしてどうリノベするか、がリノベ会社の腕の見せどころでもあります。
ベランダとの繋がるインナーバルコニーや、窓まわりだけ床材を替えて視覚的な繋がりを持たせたりと……様々なご提案をさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。