2015/6/19
子育て世代におすすめのリノベーション3選 ~シックハウス対策・騒音・遊び~
ひかリノベ広報部です。
弊社にご相談にいらっしゃるお客様には、小さなお子様がいるご家庭の割合も高いように思います。私の家にも幼稚園児が一人いるのですが、マンション内では心配事が多くて不安が尽きません。
騒音で近隣に迷惑を掛けたりトラブルを起こしたりしたくない、また、室内の材料に体に良くないものが使われてはいないだろうか・・・、子供が気に入る家になるだろうか・・・
今回、おそらく私と同じように漠然とした不安を抱えているご両親に少しでもお役に立てればというリノベージョン材料や商品をご紹介します。
騒音を抑えて、のびのび子育て
幼児はとにかく室内を走ります。ベッドから飛び降ります。お風呂で大きい声を響かせたり、それらをやめさせようと叱れば泣き出します。実際にママ友の中で近隣から苦情を受けた方の話とかも聞いたりしますよね。
大抵のマンションでは〈管理規約〉というルールがあり、その中で下階に音が響かないように床材の防音基準が決まっていたりするのですが、はっきり言ってそれを守るだけでは近隣への騒音はほとんど防げません。そこでお勧め材料をご紹介します。↓
①置き床(LL40等級)・・・・・下階への騒音を軽減する床下地材です。LL40等級は現在の床下地防音で最高等級であり、ここまで規則が厳しくないマンションでも必ず採用しておくべきです。
②防音パネル・吸音パネル等・・・・・小さいお子様の発する高い声・泣き声を漏らさない為には、壁を厚くするよりも防音パネルや吸音パネルを天井や壁の下地に採用するのが一番効果的です。一般に周波数の高い音の防音には多孔質材が、周波数の低い音の防音には質量の高い材料(中身が詰まっていて重い板材など)が効果が高いとされています。
③インナーサッシ・・・・・どんなに天井・壁・床の防音性能を高めても、マンションで一番音の透過率が高いのは窓です。厚さ1センチもないガラスなのであたりまえですが、ここの防音にはインナーサッシがお勧めです。
今ある窓の内側にもう一組窓を作ってはめてしまうのです。本来、外部からの音の進入を防ぐ為に取り付けますが、室内の音を外部に漏らさない効果も高いのです。
その他、とことん防音にこだわれば防音室を作ったりも出来ますが、これはピアノや打楽器などを演奏しても音が漏れないような造りでちょっと大げさです。もちろんご依頼があれば造りますが・・・。
他の家には絶対ない!我が家ならではの遊び場
せっかくリノベーションをするのですから、お子様が楽しめる工夫もしたいですよね!そこでマンションでも出来る遊び場づくりのご提案!
・すべり台・・・・・ロフトベッドから階段ではなくすべり台で一すべり!
・ブランコ・・・・・天井をちょっと補強すればブランコの取り付けも問題なし!
・ハンモック・・・・・取り付け方はブランコと一緒ですね。弊社のモデルルームにもあるので遊びにきてください!
・黒板塗料・・・・・壁やドアなどの好きな場所に塗料を塗ります。乾いたら黒板になるので自由にお絵かき!
他にもアイデア次第でいろいろなことが出来ると思います。幼稚園や保育園のお友達が遊びに集まってくれる家も楽しくていいかも。ママは大変だと思いますが・・・。
やっぱり気になる!シックハウス対策の部材
特に心配されてる方も多いでしょう。家にいるだけで体調が悪くなってしまうのですから・・・。大事なお話しなのでちょっと細かいところまでご説明します。
シックハウス症候群とは・・・新築やリフォーム後の住宅等において、目がチカチカする、涙目、頭痛、めまい、吐き気、喉が痛い、咳が出る、息苦しい、皮膚の湿疹等の健康被害が生じる状態を総称して「シックハウス症候群」と呼びます。
発症の仕組みは十分に解明されていませんが、原因の一部は、建築材料や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやトルエン、キシレン等の揮発性有機化合物であると考えられています。
中でもホルムアルデヒドは、合板や内装材等に用いられる合成樹脂や接着剤など、さまざまな用途の材料に用いられ、粘膜刺激症状などの健康被害を引き起こすことから、シックハウス症候群の原因物質の一つと考えられています。
建築基準法では、平成15年7月から、ホルムアルデヒドの室内濃度を下げるため、全ての建築物の居室において以下の規制が行なわれています。中古マンションの中にはそれ以前の建物も多く、現在の基準をクリアしていない物件は積極的にリノベーションで室内住環境を改善することが望ましいのです。
対策1 : 内装仕上げの制限・・・・・規制対象となる建築材料には、原則として国土交通大臣認定による等級付けがされています。ホルムアルデヒドの発散が少ない順に、「F☆☆☆☆」、「F☆☆☆」、「F☆☆」等と等級が付けられ、「☆」の数が多いほど発散量が少ないものになります。「F☆☆☆☆」の建材のみを使用するのがお勧めです。その点、弊社のリノベーションは原則スケルトン(コンクリートむき出し)状態まで解体してからお部屋を造っていきますので、揮発性有機化合を極力含まない「F☆☆☆☆」材料を採用することにより、シックハウス症候群の発生を抑えることが出来ます。ご安心ください!
対策2 : 換気設備設置の義務付け・・・・・原則として全ての建築物に機械換気設備の設置が義務付けられています。住宅の場合、1時間あたり換気回数0.5回(1時間あたりに部屋の空気の半分が入れ替わること)以上の機械換気設備の設置が必要です。現在ではユニットバス一つとってみても24時間換気機能が付いた換気暖房乾燥機が当たり前ですし、各居室の壁面吸気口に強制排気換気扇を取り付けることも可能です。物件ごとに適した対策をご提案することが出来ますので、ぜひご相談ください。
対策3 : 天井裏などの制限・・・・・天井裏、床下、壁内、収納スペースなどから室内へのホルムアルデヒド流入を防ぐ措置が必要とされています。この対策も弊社のスケルトンリノベーションでは万全です!なにせ全部解体しちゃいますから天井裏や床下等の隠れてしまう部分も「F☆☆☆☆」しか使いませんので。
ほとんどのお客様にとって一生に一度の勝負を賭けたお買い物〈お住まい〉。楽しく・安心してお子様の成長を見守れる環境をひかリノベで手に入れてください!!