2018/3/14
桜の季節までもうまもなく。今年の春こそ挑戦したい『アウトドアリビング』③
こんにちは。ひかリノベ湘南の春永です。
すっかり暖かい日が増えてきましたね。早咲きの河津桜も終わりに近づきいよいよソメイヨシノの芽がふっくらしてきました。
我が家の陽光桜・チューリップ・木蓮の蕾も今にも咲きそうなほどぷっくらしてきて春の訪れを感じます。
さて、そんな季節にぴったりの、青空の下のくつろぎ空間「アウトドアリビング」のアイデアをご紹介する本シリーズ。
第1回目はテラス・ウッドデッキに適した床材を。
第2回目はインテリアのご提案をしてきました。
最終回となる今回は、アウトドアリビングの仕上げに華を沿える、植栽のアイデアをご紹介!
青空の下、開放感の中でリラックスできることがアウトドアリビングの大きな魅力。自然の息吹を感じるグリーンの飾り方や、初心者さんでも扱いやすい、オススメの植物についてご紹介させて頂きます。
Step.1 配置を決める。
まずはグリーンやインテリアの配置を決めましょう。
スペースの広さや好みのイメージに合わせて……といっても、どう配置すればバランスよく見えるのか、頭を悩ませている方は少なくないのではないでしょうか。
実は、インテリア雑貨やアート、グリーン類の飾り方には「テッパン」の手法があるのです。
ここではとくにテラスを飾るために適した5つの手法をご紹介しますので、ぜひご参考になさってみてくださいね。
シンメトリーを意識する
植物に限らず、左右対称(シンメトリー)でモノが置かれていると、空間に安定感が生まれます。
人がこのシンメトリーに惹かれるのは、実際の人間の顔や身体には「左右対称」はありえないため、憧れに近い感情を本能的に感じるから、と言われています。
実際に左右一対で植物を置くと、その間が「空間の中心」となりバランス良く見えます。
等間隔に並べて飾る
シンメトリーと同じく、安定感を演出する手法です。
同じ種類・同じサイズの観葉植物を等間隔に3個並べるだけで、空間にリズムが生まれます。
棚やスタンドで高さを出して飾る
大型の植物を置くスペースがないときなどにオススメの空間演出です。
特に小さいサイズや背の低い植物に効果的。
高さを出してあげることで視線の中に緑が入ってきやすくなり、「抜けた」空間を埋めることができます。
固め置きでディスプレイをつくる
一箇所にまとめて置くことで、ギャラリースペースのような一角を作ると、お手軽に空間をオシャレに飾ることができます。
コツは主役となる大きいサイズの植物を決めて、足元などのさみしい空間を小さいサイズの観葉植物で埋めていくこと。
また、背の高い植物は背の低い鉢に植え、垂れたり横に広がるような植物は背の高い鉢に植えて並べると、センス良く仕上がります。
吊るして飾る(ハンギング)
視線より上の空間を鮮やかに埋めたいときは、ハンギングや壁掛けが便利!
鉢はベランダの外にぶら下げない、落下しそうな場所には置かない、風の強い日は高い位置の鉢を下ろしておくなどの注意が必要です。
マンションの場合下の階や隣に水やりの水が流れていないか、床の防水層に傷をつけていないかなど常に気をつけておきましょう。
また非常口前に鉢などを置いてしまうと、いざという時に非常口が使えなくなり、危険です。
マンションの規約を守り、避難経路には物は置かないようにご注意くださいね。
Step.2 容器を選ぶ。
屋外は紫外線の影響や、急激な温度変化の影響を受ける環境です。
こうした環境下において劣化しにくい材質は、テラコッタ製の鉢・陶器の鉢・合成樹脂素材の鉢です。
この中の「合成樹脂素材」はガラス繊維で作られたグラスファイバー、ポリプロピレン、FRP等様々な種類がありますが、耐久性やデザインの多様性から、とくにおすすめしたいのはFRPとポリプロピレンです。
テラコッタ
テラコッタとはイタリア語で“素焼き”と言う意味。
主にイタリアで職人により手作りで生産されており、最近ではアンティーク調やシックな雰囲気のものが人気です。
時間が経つごとに、風合いが出てくるのが特徴です。
陶器鉢
こちらも焼きものですが、テラコッタとは違い、焼く際に釉薬(うわぐすり)を塗る為、表面がコーティングされており、耐水性に優れます。
また、色々な形や色のものがあり、デザイン豊富。
お気に入りの陶器を主役にしたコーディネートもオシャレですね。
合成樹脂素材の鉢
「グラスファイバー」、「ポリプロピレン」、「FRP」と呼ばれる素材で作られたこれらの鉢は、陶器やテラコッタに比べ、様々な形状を作ることができ、カラーリングも自由自在。
軽量で耐久性に優れており、陶器鉢より安価な場合が多いです。
他にも、木製や、金属性・ガラス性・石で出来ている鉢までいろんな素材やデザインの鉢が存在します。壁掛け用やハンギング(吊るす)用の鉢もあります。
Step.3 植物を選ぶ。
さて、いよいよテラスを彩るグリーンを選んでいきましょう。
観葉植物やハーブ、お花など、お好みに応じて飾っていただいてOKですが、ガーデニング初心者さんは「扱いやすさ」も大事なポイントですよね。
こまめに雑草をケアしたり、虫を退治したりというと、なかなか手が回らないもの。
ここでは、テラスに飾るとパッと華やかで、お手入れ楽チンなおすすめ植物をご紹介します。
多肉植物
多肉植物は手がかからなくて育てやすさNo.1!
もともと乾燥に耐えられるよう葉や茎に水分を蓄えているので、水やりも頻繁には必要ありません。
それでいて寄せ植えると可愛い! 小ぶりなものが多いので、狭いベランダにも向いています。
ストレリチア
ストレリチアは、丸みを帯びた羽のような葉がシュッと上に伸びる観葉植物です。
別名「極楽鳥花」とも呼ばれ、オレンジや黄色の美しい花を咲かせます。
こちらも乾燥に強く、明るい場所を好むので、春から秋にかけては日差しをあびるベランダに出して、花つきをよくしてあげましょう。
ただ、耐寒温度は0度以上なので、真冬の時期だけは室内の窓辺に置くようにしてください。
ハーブ
ハーブは初心者にもとても育てやすいことはもちろん、収穫してお料理やドリンクに使うことができる楽しみがありますね。
お友達やご家族とハーブドリンクを作って味わったり、ゆっくりバルコニーで足湯を楽しんだりと、多目的に楽しめます。
私のお気に入りは、ミックスベリーのシャンパンカクテル!
冷凍ミックスベリーをハチミツとレモンでマリネして、シャンパンを注ぎ、仕上げにミントを添えます。
スッキリしたミントの香りが、ベリーの甘さを引き締めて、ちょっぴりリッチな気分にしてくれるカクテルです。
いかがでしたでしょうか?
これからの季節は緑や花々が咲き外にいるのがとても心地よい季節です。
一戸建てにお住まいの方はもちろん、マンション派の方もバルコニーを利用して、「ワンランク上」のアウトドア空間作りに挑戦してみませんか?