2018/2/14
桜の季節までもう間もなく。今年の春こそ挑戦したい『アウトドアリビング』①
こんにちは。ひかリノベ湘南の春永です。
まだ寒い日が続きますがたまに春の到来を感じられるような暖かい日があったり春が待ち遠しい季節になってきましたね。
わが家のお庭の桜も日に日にふっくらと芽吹き始めてきました。
桜の開花が本格的な春の到来を告げる、ほんの少し前の今の季節。
花々の芽吹きを感じながら、春に向けて『アウトドアリビング』を作ってみませんか?
アウトドアリビングとは、文字通り家の外にある「もうひとつのリビング」で、家のアクセントとして最近人気の空間演出です。
具体的には、お庭に面してテラスを設け、そこにテーブルセットを置いてティータイムを楽しんだり、ロッキングチェアでのんびり読書をしたり、といったくつろぎ空間(リビング)を屋外に作ること。
そんなアウトドアリビングの作り方を、テラスの床材選び・インテリアコーディネート・ガーデニングと3つのポイントでご提案していきます。
第一段の今回は、『テラスの床材選び』をメインにお送りします!
Step.1 アウトドアリビングを作る主旨・目的を明確にしましょう。
屋外で過ごすことで、さわやかな青空ややさしく肌をなでる風を感じて、人はリラックスし、心が楽しくなり、日頃のストレスから解放されます。
アウトドアリビングは、そんな小さな「非日常」を自宅で楽しめる空間です。
まず、アウトドアリビングでどのように過ごしたいかを考えましょう。
朝食やお休みの日にブランチが取りたい。
ゲストとくつろぐカフェスペースを作りたい。
オシャレなバーラウンジを作って、「おうち飲み」を楽しみたい。
お昼寝をしたり、読書をしたり……などなど、主旨目的によって床材・インテリア・植物等選ぶものも変わってきます。
マンションの場合はバルコニーを増設したり、塗り替えたりといった大掛かりな改装はできませんが、戸建ての場合はそのような制限がありません。お庭や外観も含めて、自由にカスタマイズできます。ぜひ自由な発想で、こだわりのアウトドアリビングを考えてみましょう!
Step.2 床材を選びましょう。
アウトドアリビングに限った話ではありませんが、床はインテリアを構成する上でベースとなる大切な部分です。
インテリアの材料としては数少ない身体が直接触れる部材なので、歩行感や触感も選択する際のポイントにしたいところです。
一方で、歩くことはもちろん、引きずる・濡れる・落下物を受け止めるなど常に過酷な状況にさらされているため、スペースの用途に合わせて上手に床材を選ぶことと、ダメージを最小限にするためのメンテナンス知識も必要です。
リノベーションを検討されている方は個性ある住空間を求めていらっしゃる方が多いはず。
であれば、一般的な木の床だけでなく、シックな石材や色鮮やかなタイル等、さまざまな素材に目を向けてみましょう。
また、床材は壁紙と違い、簡単に張り替えられるものではありません。
眺めるだけではなく、触ったり、香りを確かめたりして、五感を駆使して吟味してみてください。
時が経つほどに愛着が増す床材をぜひ探してみましょう。
木材
最も一般的かつ人気のあるテラスの床材は木材です。
木材を床に使用すると特に自然の魅力が引き出され、スタイリッシュかつ暖かい雰囲気となります。
モダンなデザインなら高級感も演出できます。中でもハードウッドがテラスの床材には適していますが、天候の変化から守るために、ワックスやオイルなどの防水性・耐候性のある仕上げが必要です。
石材
木材と同様に石材の床も自然で素朴な雰囲気がありますね。
丸みを帯びた石材なら荒々しくなり過ぎず、柔らかく心地良い雰囲気です。
明るいベージュ系統の色調なら目にも優しく、ダークウッドの家具とよく調和します。温かく親しみやすい雰囲気のテラスとなります。
タイル
タイルは様々に異なる美しい模様と、耐水性があるので人気のある床材です。
柄タイルは伝統的なものからユニークで楽しい柄まで多種多様です。
柄タイルを敷き詰めるか、無地タイルをメインにカラフルなタイルを合わせて差し色とするか…デザインはあなたの好み次第です。
華やかなイメージですが、家具コーディネートがしやすく、ベーシックな木製家具も派手なハンモックもよく似合います。
天然石
天然石はとても頑丈で、デザインも様々な種類があります。
代表的なのは大理石ですが、スレートも需要があります。
石材特有の艶のあるダークグレーの床は、家具や外壁とのコントラストを強調し、印象的な美しさを演出します。
天然石は床材の中では高価ですが、その品質と耐久性、美しさを長い間楽しむことができると考えれば、納得の価値です。
クラシックかつスタイリッシュ、そしてタイムレスなテラスの床材です。
コンクリート
コンクリートはインダストリアルスタイルの代表的な建築材料です。
近年インダストリアルスタイルがトレンドになっていることもあり、コンクリートはインテリアデザインにおいてますます重要な存在となっています。
特に屋外での使用に適しており、テラスの床に採用すれば耐久性、耐候性は抜群。見た目も印象的です。
生のままのコンクリートの仕上げが好きでない方は、塗装するとまた印象が変わります。
このようにテラスの床材として使用できる素材はたくさんあります。
この中からひとつだけを選択するのが難しい場合は、複数の素材を組み合わせることももちろん可能です。
木材、石材、コンクリートは色や質感でお互いを補完しあい、調和します。
また、安価な代替品を高価な床材とミックスすればコストを節約することもできます。
いかがでしたでしょうか?
アウトドアリビングは住宅の外観も左右します。とくに床はインテリアのベースとなる部分ですから、素材の選び方によって様々なシーンを作りあげることができます。
次回はアウトドアリビングにあうインテリアをご紹介させて頂きますのでお楽しみに…。