2018/1/30
【墨田区・江東区エリアN様邸リノベーションレポート②】元・押入れのクローゼットが「使える!」理由
こんにちは、設計の藤井です。
前回は畳からフローリングへリノベーションしたお宅のご紹介をしましたが、今回は和室の収納に注目。
押入れからクローゼットへ変身した案件をご紹介したいと思います。
時代は押入れからクローゼット収納に
押入れは、日本の住まいではおなじみの収納ですよね。
子供の頃はよく押入れで隠れん坊したり、遊び場としても使って怒られたものです。
ではなぜ和室にあのようなスペースがあるのかをまずはご紹介したいと思います。
古くから日本では畳の上に布団をひいて寝るのが一般的なライフスタイルだったので布団を収納するためのものとして重宝されたのが押入れでした。
しかし最近では、その押入れがある住まいが少なくなってきました。
そもそも、畳のあるお家自体が減少し、布団ではなくベッドで寝る人が増えるなど、日本人のライフスタイルも大きく変化してきているからです。
そこで近年、押入れに変わる収納スペースとして重宝されてきているのがクローゼットです。
今回ご紹介するN様邸もベッドでお寝みになるとのことで、押入れは不要になりました。そこで、もともとあった和室を洋室に変えて、LDKとワンフロアにするのに合わせ、押入れもクローゼットへと変身させることに。
洋室仕様に変身したN様邸の押入れ
まずはビフォーの写真をご覧ください。
押入れは一般的に寝具を入れるのを想定しているので奥行きが75㎝以上あります。
一方クローゼットは50㎝程度。
奥行きに25cmほど余裕が生まれます。ここにはクローゼット内収納として小さめのタンスを置き、その中に靴下やネクタイ・ストールといった細々したものを仕舞うようにすると、スッキリと使えます。
通常のクローゼットは洋服をハンガーに掛けることに特化していることが多いので、小物類は別に収納方法を考える必要があります。でも、このように奥行きが広ければ一箇所にまとめて仕舞うことができ、毎朝の身支度もスムーズです。
いかがでしたでしょうか。
洋室に合った素敵なクローゼットが完成しましたね。
ですが畳や押入が減少しているのはちょっと寂しい気もしますね。
やっぱり押し入れは残したい、または賃貸だから壊せないなどという方は使い方を工夫して、襖を外して上段をデスクや書斎替わりに……といったアイデアも。
「お布団を仕舞う場所」ということに囚われずに、自由な発想で「スペースを利用する」と考えると、使い道はさまざまです。
既存の押し入れを持て余してしまっているという方は、ぜひお気軽にご相談ください!
あなたにとってのベストな使い方をご提案させて頂きます。